七夕も終わりました。浅草の薬研堀に七味を買いに行ったら、合羽橋でも七夕飾りで、人出が多かったです。前からやっていましたっけね。
子どもの頃、七夕の日に、先生から、「雨が降ると天の川が増水して渡れず、彦星は年1回の機会なのに織姫に会えなくなる」と聞いて、なんと残酷な話を作ったモノだと思いました。「梅雨の季節にこんな話を設定して、雨が降るに決まってるじゃないの」
その後物を知るようになって、旧暦のことだと納得したのですが、七夕に限らず、しっくりしない行事も多いですね。
旧暦で今年の七夕は8月24日、台風はともかく、雨はずっと少ないでしょう。
五節供
1月7日 人日じんじつ 3月3日 上巳じょうし 5月5日 端午
7月7日 七夕たなばた 9月9日 重陽ちょうよう
宮中ではそれぞれ行事が行われました。季節感のある植物が充てられ、順に、七種の若菜 桃の花 菖蒲 青笹(民間) 菊 となります。現在の9月9日に菊は間に合わないし、猛暑にふさわしくない、という季節感の違いが、五節供の中で重陽が忘れられてしまった理由のひとつでしょう。今年だと10月23日ですから。
七夕
この夜、織女、牽牛の二星相逢うというので、二星を祭り、機織りはじめ種々の手巧の上達を願う「乞巧奠きこうでん」というものが中国から伝わったのが、七夕の始まりのようです。
聖武天皇の時代の記録に、「七夕之詩」を賦せしめた、とあって、それが起源とも言われています。宮中行事として定まったのは平安時代以降で、天皇は、清涼殿東庭の倚子に座り、二星の会合を御覧になった、とあります。
青笹に詩歌を書いた短冊をつけ、願いの糸を懸け、様々の供物を供えたのは里での七夕で、二星の伝説から恋の歌が多く書かれました。
梅雨時ではありませんので当然、古今にも、新古今にも、雨が降って…云々という歌はありません。
次回は、源氏物語との関わりです。