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雑多な趣味ライフ

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御巣鷹山慰霊登山

2014-08-11 06:54:40 | ヒコーキ
明日、8月12日は御巣鷹山に日航機が墜落した日
毎年この時期になると、その事を思い出します

もう30年近く前の出来事なんですが…
ちょうどその日、伊丹空港から帰省で飛行機を利用し
空港が大騒ぎになっていたのを、よく覚えています

そんな事もあり、印象深い出来事だったのですが
ある日、山の地図を見ていると

墜落現場への登山道が載っていました


甲武信岳や両神山また金峰山や瑞牆山など、奥秩父山塊からも近いエリア
夕刻迫る中、この山脈を迷走しながら墜落したのかと思うと何ともやるせない…


一度は現場を見ておきたいと思い、慰霊登山をする事にしました



この標識から現場方面へ



ところが土砂崩れで道が通れません…
仕方なく手前に車を止め、沢沿いを徒歩で行く事にしました

なかなか現場にたどり着けません…
「沈まぬ太陽」や「クライマーズハイ」など小説などの場面が頭をよぎります



道中、土砂崩れの道が続きます…



そして、ようやく旧登山口に到着しました



使われなくなった登山道は荒れ果てていました
途中やすらぎの滝があります



1時間くらい登山道を進むと、スゲノ沢の入口に
ここには事故の詳細を記した碑が立っています



沢を登って行きます



沢を登り切り、尾根に進むと「昇魂之碑」が見えて来ます
ここに献花をし、祈りを捧げました



あの稜線の切れ目が、墜落コースだそうです



500人以上の命が一瞬で失われました








焼け焦げた樹が当時のまま残っています





尾根からスゲノ沢方面には、遺体発見場所がそれぞれ区分けしてあります

発見場所が祭壇になっており、「享年○○歳」と書かれた墓標があります
年端も行かない子供も多く、目頭が熱くなりました…
また当時、高齢だった犠牲者の祭壇が荒れ果てているのが目立ち、遺族も高齢化で慰霊に来る事が出来ないのでしょうか



スゲノ沢の下部
この付近で生存者が発見されました…奇跡の現場です


この日は、登山道が閉鎖されているためか誰一人会う事はありませんでした

風と、そよぐ木々の音しか聞こえてきません
それは、当時の凄惨な阿鼻叫喚の現場とはあまりにもかけ離れた静寂に包まれた空間でした

墜落まで恐怖に陥った乗客
懸命に操縦し続けたクルー
志半ばににて犠牲になった人々の無念…

この大惨事の記憶を忘れないようするのが、何よりの供養だと思います


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