日本の片隅で一主婦がぼやく。

基本、ぼやき。
でも、普通のblog化しそうな今日この頃…

悪いイメージしかない農薬の話し

2020-08-22 09:49:48 | 野菜
家庭菜園がブームで広い庭がなくてもベランダやテラスのちょっとしたスペースで作る安心安全な無農薬野菜が美味しくて体にも良いって言われるようになって久しいです。

フリマアプリで誰でも気軽に売買が可能になって、メルカリ見てても家庭菜園で栽培した オーガニック 無農薬野菜ですって書いて出品されてる人たちが少なからずいたりします。
が、ここで一言。
それ違法です!

日本には有機JAS法という法律が存在します。
話しが難しいので興味があればこちらを…




早い話しが有機野菜やオーガニックの表記販売には厳しい審査があって、素人が家庭菜園で無農薬で作った野菜を幾ら安心安全だからといって気軽に明記して売っちゃいけないんです。

ところで、うちは農家ですが生業として農家始めてから無農薬ではなくなりました。

農協…JAですね。を通して産直に出荷する野菜には栽培記録の提出が義務付けられています。
人参なら人参、大根なら大根に適応した農薬も定められていて使い過ぎてもいけないし、少な過ぎてもダメです。

これはJA直営だけではなく、大手スーパーさんに卸す野菜にも栽培記録の提出があったりしてます。

農薬使ってると言うとオーガニック信者さんはえー!と言うと思いますが農薬って農作物の薬です。

人間が風邪をひいたら飲む風邪薬。
胃が痛くなったら飲む胃薬。
便秘薬、頭痛薬…etc.
部屋の片隅に必ず置いてあるだろう薬箱に必ず常備してあるこの薬たち。

薬を飲むのは平気なのに野菜に使う農薬を毛嫌いする意味がどこにあるんだろう?

野菜だって病気になります。
病気を防ぐ為、病気を治す為に適切な量の農薬が使われます。
用法用量を守ってお飲みください。って言うのは人間の薬も野菜の薬も一緒です。

素人が自分ちの庭で作った無農薬の野菜。
無農薬だから安心安全って訳じゃないです。
無農薬だから健康だって信じて大丈夫?

そこを守る為に厳しい審査をクリアした認定農家さんだけが表示販売できるのが有機JAS法です。



と、知ったかぶりで書いてますが引っ越しして旦那が農家始めてからの付け焼刃の知識です


ぶどうの美味しい季節になりました。
昔は種ありが当たり前でしたが今のぶどうは殆どが種なしです。
皮まで食べられる品種も出てきて食べ易く美味しいですよね。
ところで種なしぶどうはどうやって作るかと言うとジベ処理という薬を使った処理をします。


夫のです。


庭で作ってるぶどう用に農薬…ホルモン剤です。

庭のぶどうに私の好きなデラウェアがあります。

どうせ栽培するならちゃんと肥料あげて、ちゃんとジベ処理して美味しいぶどうにして貰いたい!って思う訳です。

ところが夫的にはデラは適当で良いと思っているのか、ジベ処理してたはずなのに、種あるし糖度も少なく酸味が強い。

デラだけに粒が小さくてジャムにするにも種が面倒。
種があるからレーズンにも出来ない。
これ一人で全部食べるのも嫌だ!

困った果てにこのまま置いておいても傷んでいくだけなので取り敢えず氷砂糖と漬けました。

果肉を潰しながら氷砂糖が全部溶けたら、濾してぶどうジュースが出来る!かな…?

農薬だって適切に使えば大丈夫って話しでした。

余談ですが、人参やピーマンの独特の臭さやエグみは農薬と言うより化成肥料の使い過ぎによるものだろって旦那の談話です…



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