入社5年目の憂鬱

入社5年目。日々の仕事を通じて感じたことが同年代の人に伝わればと思います。

【読書】わたし、定時で帰ります。

2018-08-12 13:19:02 | 日記
働き方改革という言葉が流行している。


この言葉を聞いたときに、すぐに思いつくのは残業削減。
効率的に働いて、できれば定時に帰って、ワークライフバランスを保とうというのが目的。


では、なぜ多くの人は定時で帰れないのか。
この小説から読み取れる一つの答えは、みんな孤独だから。


孤独だと仕事に固執するしかなく、本当はもっと効率的な働き方ができるのにその動機がない。
仕事をしていたほうが、もしくはそのふりをしていたほうが自分に安心感を与えられる。
仕事をしている=誰かの役に立っている、だから孤独からは解放される。


ただ、チームで見たときにこうした働き方はコスパが低く決して推奨されるものではない。
孤独の解消方法としてもっとよいものがあるはずだ。
主人公は早く帰ることで行きつけの居酒屋でビールを飲むことを楽しみにしている。
そうした楽しみは誰にだってあるのではないか。もしいまなくても時間ができることで見つけることはできるだろう。


誰にだってこうした孤独感はある。ちょっとチームメンバーのことを知ろうとするだけで、その人の孤独感を和らげることができるのではないだろうか。
自分だけ早く帰れたらそれでよいのか。長期的に見たときにチームとしてはそれでは成果が上がらない。



チームメンバーにもう一歩だけ寄り添う勇気が、いま必要とされている。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿