入社5年目の憂鬱

入社5年目。日々の仕事を通じて感じたことが同年代の人に伝わればと思います。

ルーブル美術館展とインスタ

2018-08-05 23:10:43 | 日記
先日、ルーブル美術館展に行ってきた。テーマは「肖像画」
中世ヨーロッパの国王は自らの権威を示すために、画家に自らの肖像画を描かせた。
また、硬貨に自らの肖像画を描き流通させることで権力を誇示した。



最近はインスタグラムに自画像を投稿する人が多い。
人類史上、これほど自画像が流布している時代はないのではないか。



なぜ自画像を投稿するのか。それは承認欲求によるもの。
自分のことを認めてもらうのに(かわいい、かっこいいと言われたい)自分の顔はぴったりである。
本質的には中世の国王と変わらないのではないか。



では、中世と現代の違いは何か。それは自分で自分を描けることである。
中世はより権威を誇示するために画家に描かせたが、現代はアプリなどで自分をより魅力的に描くことができる。



誰もが自分を描くことができること技術は手に入れたが、
誰しもが昇任欲求を満たせるわけではないため、あの人と自分の違いがより明瞭になり
「自分」について迷う人が今後ますます多くなるのではないだろうか。

【読書】ブランド人になれ!(田端信太郎)

2018-07-06 23:02:11 | 日記
ブランド人とは、相手を喜ばせることができ、プロとして自信を持って正直に努力を続けられる人。
そして、その結果として武勇伝が語り継がれるような結果を出している人のこと。なぜブランド人になるべきか。



それは現在のような会社の奴隷になっていては、会社がつぶれたときにどこにも転職できないし、結局自分のことしか考えていない自己中心的な人に過ぎないから。同じ一生なら人のためになることを全力でやるほうが人生は楽しくなるはずだ。
ではブランド人になるにはどうすべきか。



それは正直者であること。小賢しいことはしない。とにかく量をこなして質も上げる。今日の仕事は誰を喜ばせたか振り返る。
というように、いかに自己中心的な自分から脱却するかということだ。この本を読めば自己中心的な自分から脱却するための具体的な方法を知ることができます。おすすめです


【読書】変化できる人 人は誰でも、何歳でも変わることはできる

2018-06-30 23:17:58 | 日記
赤羽雄二さんの著書、『変化できる人』を拝読しました。
変化したいと思っている人に対して具体的な方法を提示している、ぜひおすすめの本です。


●なぜ人は変化する必要があるのでしょうか。
それは外部環境が変化し、それに対応できないと自分がやりたいことができなくなってしまうからだと思います。
これは企業も同じことです。経済や社会構造、技術の変化により企業は今まではできていた利益創造ができなくなる可能性があります。
人にとって企業の利益に該当するものは何か。それは成長だと思います。成長の定義や方向性は人によって違います。これだけ外部環境の変化が激しい時代ですので一個人レベルでもいま変化することが求められています。

●変化するメリットは何でしょうか。
この本には「準備がしっかりできて好循環を生み出しやすくなり、先手必勝ができること。心の余裕が生まれ、ストレスが少なく、自分の能力を余すところなく発揮しやすくなる」と記載があります。自分の能力を余すところなく発揮できれば成長につながります。

●変化を恐れる人はどうすればよいでしょうか。
実は「ただの癖」で恐れているだけだとこの本には記載があります。
「どうせ」「私なんか」という言葉を使うことをやめることから始めましょう。変化するための具体的な方法は、「振り子を一回大きく振ってみよう」など変化を妨げるリミッターを外す合言葉や、情報収集、アクティブリスニングなどの記載があります。


ぜひご一読ください。

田端さんと青野さんの対談を聞きに行ってきた(個人が会社の奴隷にならないために)

2018-06-26 23:18:02 | 日記
今日は、サイボウズ式が主催の田端さんと青野さんの対談を聞きに行ってきました。

田端さんは、ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイのコミュニケーション室長。
青野さんは、サイボウズの社長です。

対談のテーマは「個人が会社の奴隷にならないために」。
要は、個人として自律しよう。そのためには何をするべきか。これを問うサイボウズらしい現代の働き方改革につながるテーマでした。

田端さんの言葉で印象に残っているのは「正直者であれ」
正直でいるためには自分の醜いところをいかに謙虚に受け止められるかが大事。
自分と向き合うには、他人と向き合う必要がある。他人との関係性の中で自分が定義され、その中で人の理想とのギャップが見えるはず。
そのギャップに気づくことがまずはスタート。

青野さんの言葉で印象に残っているのは「質問責任」
質問責任とは、質問しないのは卑怯者でありその場で言わずに愚痴を言わないのは責任を果たしていないということ。
サイボウズではこの言葉が社内で浸透しているとのこと。自分に、相手にうそをつかないための仕組みとして質問責任というキーワード化することで、
社員が日ごろから意識できるようになっ

個人が会社の奴隷にならないためにどうすればよいか。
それは、常に自分と向き合い続け現実を再定義すること。いまが必ずしも「正しい」わけではなく疑ってみること。

お二人の熱い考えが伝わり、非常に有意義な時間でした。

「自分でコントロールできる」が事業を長期的に継続する条件

2018-06-24 06:00:00 | 日記
いま、『IGPI流経営分析のリアル・ノウハウ』(冨山和彦 著)を読んでいます。
理由は診断士試験を合格した後の世界をよりリアルに感じるためです。試験では主に理論を学び、この本ではリアルを学びます。

この本では、付加価値率・管理可能コスト比率が大きい事業が長期的に継続する条件と記載されています。付加価値率とは売上から外部調達を引いたものです。つまり、売上にしろコストにしろ自分でコントロールできる部分が大きいほうが外部に左右されないので継続しやすいということです。例えば、卸売業は仕入れ原価が全体を占める比率が大きくどうしても付加価値率は低くなります。一方で産業材メーカーは卸売業に比べると付加価値率が高いです。

これは副業も同じことが言えると思います。せどりは外部調達コストが大きいですが、ブログ運営はコストが小さいです。その分、付加価値を作り出すことがより求められています。外部に依存できない分、自分の付加価値力がモノを言います。

自分でコントロールできることは利益率を高くしますが、その分、自分に厳しくしないとすぐに自分では価値と思っていたことがお客さんに見限られていしまいます。そんな経営の厳しさを実感しました。