「晴耕雨読」

もしかするとこの世の幸せなんて
瞬くイルミネーションのようなものなのかも知れない…

『Runner』

2005-05-17 22:45:48 | Weblog
雨を避けたロッカールームで
君は少しうつむいて
「もう戻れはしないだろう」と言ったね

瞳の中 風を宿した
悲しいほど誠実な
君に何を言えば良かったのだろう

かげりのない少年の
季節は過ぎ去ってく
風はいつも強く吹いてる

走る走る俺たち
流れる汗もそのままに
いつかたどりついたら
君にうちあけられるだろ

グランドに忍び込んで
芝生の上 寝転んで
星の数を数えて眠ったあの頃

かかえきれぬ思いを胸に
君はかるく微笑んで
振り返らずこの部屋を出ていくのか

飾りのない少年の
心は切り裂かれて
夢はいつも遠く見えてた

走る走る俺たち
流れる汗もそのままに
いつかたどり着いたら
君にうちあけられるだろ

たとえ今は小さく
弱い太陽だとしても
言葉もない俺たち
ひどく暑かった日の夕立

かげりのない少年の
季節は過ぎ去ってく
風はいつも強く吹いてる

走る走る俺たち
流れる汗もそのままに
いつかたどりついたら
君にうちあけられるだろ