「晴耕雨読」

もしかするとこの世の幸せなんて
瞬くイルミネーションのようなものなのかも知れない…

『神田川』

2005-08-10 21:10:10 | Weblog
貴方はもう忘れたかしら 赤い手拭マフラーにして
二人で行った横丁の風呂屋 一緒に出ようねって言ったのに
いつも私が待たされた 洗い髪が芯まで冷えて
小さな石鹸カタカタなった 貴方は私の体を抱いて
冷たいねって言ったのよ 

若かったあの頃 何も怖くなかった
ただ貴方のやさしさが 怖かった


貴方はもう捨てたのかしら 二十四色のクレパス買って
貴方が描いた私の似顔絵 巧く描いてねって言ったのに
いつもちっとも似てないの 窓の下には神田川
3畳1間の小さな下宿 貴方は私の指先見つめ
悲しいかいってきいたのよ 

若かったあの頃 何も怖くなかった
ただ貴方のやさしさが 怖かった
 

2 コメント

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Unknown (廉恥)
2005-08-11 02:18:24
お嬢様に感謝!いい思い出になりましたね
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Unknown (みんなのプロフィール)
2005-08-11 04:18:26
ブログ開設おめでとうございます!!

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