「晴耕雨読」

もしかするとこの世の幸せなんて
瞬くイルミネーションのようなものなのかも知れない…

『松山行きフェリー』

2005-06-04 22:35:25 | Weblog
こんなにつらい別れの時が
来るのを知っていたら
君を愛さず友達のままで
僕は送りたかった

 「出来る事なら戻ってくるわ
  今は何も言わないで
  きっと貴方はこの町で私がいなくても」

  港に沈む夕陽がとても悲しく見えるのは
  すべてを乗せた船が遠く消えるから

君が言った夕べの言葉
「もっとありふれた暮し・・・」
そんな事など今の僕に出来はしないから

  いつかこの町を忘れ君の倖せ見つけたら
  僕のことなどすぐにでも忘れてほしい
  忘れてほしい

『切手のない贈り物』

2005-06-04 22:23:32 | Weblog
私からあなたへ この歌を届けよう
広い世界に たった一人の
私の好きな あなたへ

年老いたあなたへ この歌を届けよう
心優しく 育ててくれた
お礼代わりに この歌を

夢のないあなたへ この歌を届けよう
愛することの 喜びを知る
魔法じかけの この歌を

知り合えたあなたへ この歌を届けよう
今後よろしくお願いします
名刺代わりに この歌を

別れゆくあなたへ この歌を届けよう
淋しいときに歌って欲しい
遠い空から この歌を


私からあなたへ この歌を届けよう
広い世界にたった一人の
私の好きな あなたへ
私の好きな あなたへ
  

『Runner』

2005-05-17 22:45:48 | Weblog
雨を避けたロッカールームで
君は少しうつむいて
「もう戻れはしないだろう」と言ったね

瞳の中 風を宿した
悲しいほど誠実な
君に何を言えば良かったのだろう

かげりのない少年の
季節は過ぎ去ってく
風はいつも強く吹いてる

走る走る俺たち
流れる汗もそのままに
いつかたどりついたら
君にうちあけられるだろ

グランドに忍び込んで
芝生の上 寝転んで
星の数を数えて眠ったあの頃

かかえきれぬ思いを胸に
君はかるく微笑んで
振り返らずこの部屋を出ていくのか

飾りのない少年の
心は切り裂かれて
夢はいつも遠く見えてた

走る走る俺たち
流れる汗もそのままに
いつかたどり着いたら
君にうちあけられるだろ

たとえ今は小さく
弱い太陽だとしても
言葉もない俺たち
ひどく暑かった日の夕立

かげりのない少年の
季節は過ぎ去ってく
風はいつも強く吹いてる

走る走る俺たち
流れる汗もそのままに
いつかたどりついたら
君にうちあけられるだろ

『海岸通』

2005-03-23 17:24:45 | Weblog
あなたが船を選んだのは
私への思いやりだったのでしょうか
別れのテープは切れるものだと
何故気づかなかったのでしょうか
港に沈む夕陽がとてもきれいですね
あなたを乗せた船が
小さくなってゆく

夜明けの海が悲しいことを
あなたから教えられた海岸通
あなたの言う通り
妹のままでいた方が良かったかもしれない
あなたがいつかこの街離れてしまうことを
やさしい腕の中で聞きたくはなかった

まるで昨日と同じ海に波を残して
あなたを乗せた船が小さくなってゆく

『ささやかなこの人生』

2005-03-23 17:18:30 | Weblog
花びらが 散ったあとの
桜がとても 冷たくされるように
誰にも 心の片隅に
見せたくはないものが あるよね

だけど 人を愛したら
誰でも心のとびらを 閉め忘れては
傷つき そして傷つけて
ひきかえすことの出来ない 人生に気がつく

やさしかった 恋人達よ
ふり返るのは やめよう
時の流れを 背中で感じて
夕焼けに 涙すればいい

誰かを 愛したその日には
たとえば ちっぽけな絵葉書にも心が動き
愛をなくしたその日には
街角の唄にも ふと足を止めたりする

風よ 季節の訪れを
告げたら 淋しい人の心に吹け
そして めぐる季節よ
その愛を拾って 終わりのない物語を作れ

やさしかった 恋人達よ
ささやかな この人生を
喜びとか 悲しみとかの
言葉で決めて 欲しくはない

『しあわせについて』

2005-02-19 10:53:24 | Weblog
しあわせですか
しあわせですかあなた今
何よりそれが何より一番気がかり
みんなみんなしあわせになれたらいいのに
悲しみなんてすべてなくなればいいのに

どうぞあやまちは
二度とくり返さずに
あなたは必ず しあわせになってください
愛する人と めぐり逢えたら
抱きしめた腕を ゆるめてはいけない

風は移り気 身を任せてはいけないよ
時を越えて変わらないのが愛だよ
みんなみんなあなたが教えてくれた
生きる喜び人を愛する喜び

ありがとうさよなら
生まれ変われたならば
やっぱりあなたと 愛し合いたいと思う
ひたむきな人と 愛を信じて
生きがいを咲かせ しあわせになりたい

ひとりひとりは 皆とても優しいのに
何も傷つけ合う事などないのに
みんなみんなしあわせになれたらいいのに
悲しみなんてすべてなくなればいいのに

しあわせですか
しあわせですかあなた今
何よりそれが何より一番気がかり
しあわせですか
しあわせですかあなた今
何よりそれが何より一番気がかり

『大空と大地の中で』

2005-02-19 10:47:08 | Weblog
果てしない大空と広い大地のその中で
いつの日か 幸せを自分の腕でつかむよう

歩き出そう 明日の日に
ふり返るには まだ若い
ふきすさぶ 北風にとばされぬよう とばぬよう

こごえた両手に 息をふきかけて
しばれた体を あたためて

生きる事が つらいとか
苦しいだとか いう前に
野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ

こごえた両手に 息をふきかけて
しばれた体を あたためて

生きる事が つらいとか
苦しいだとか いう前に
野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ

こごえた両手に 息をふきかけて
しばれた体を あたためて

果てしない大空と広い大地のその中で
いつの日か幸せを 自分の腕でつかむよう
自分の腕でつかむよう

『吉田松蔭物語』

2005-02-15 13:07:30 | Weblog
①吉田松蔭 は 夜更けまで勉強をしました
 人はそれぞれ 癖はつきもので
 鉛筆の芯をなめる癖
 吉田松蔭芯なめた ショーインシンなめた

②鎖国の日本で松蔭は 東南アジアに夢をはせる
 その中で特に松蔭は
 シンガポールを恋しがる
 松蔭シンガポール恋しがる
 ショウインシンガポール恋しがる

③吉田松蔭は 南蛮の書物をいろいろ読みました。
その中でもシンドバット冒険を
みんなにみんなに見せました
吉田松蔭シンドバット見せる
ショウインシンドバット見せる

④時の流れは非情なもので
 ついに弾圧の手がのびる
 役人が大勢 やってきて
 御用 御用とわめきたて
 吉田松蔭 神妙にしろい
 ショーインシンみょうにしろい

⑤とらえられた松蔭は 使命半ばにして
 最期をとげる
 愛する妻や門弟が
 涙を流し 悲しがる
 松蔭死んじゃいや
 ショウインシンじゃいや
 やりとげてほしかった

⑥時代は変わり 時は過ぎ
 全てのものが 変わっても
 歴史が彼を審査する
 吉田松蔭審査する
 ショウインシンさする

『極付!お万の方』

2005-02-15 11:19:40 | Weblog
夜のとばりのその中に、この世をはかなんだ女がいました
その名はお万の方

お万さんはある時、旅に出ました
苔むした細い道を、お万さんは歩きます
お万こけるな、お万こけるな

お万さんは森の中を 歩いていました
お万さんは木の小枝に 引っかかりました
お万、小枝に引っかかる お万、小枝に引っかかる

お万さんは奈良の都で 鹿を見ました
お万さんは その中の小鹿に触ってみました
お万小鹿に触わる お万小鹿に触わる

お万さんはさらに、旅を続けます
目の前に、大和時代の古墳が見えました
お万、古墳だよ お万、古墳だよ

お万さんは旅から帰り、家に着きました
しかし柱時計が壊れていました
お万、壊れているよ お万、壊れているよ

お万さんは漫画を 書くのが好きでした
その中で、こまわり君が好きでした
お万、こまわり書く お万、こまわり書く

お万さんの家から 小判が出ました
お万さんは盗まれないように、小判の番をしました
お万、小判、番する お万、小判、番する

お万さんの唄はまだまだ続きますが
今度また、もっとつっこんでお話しましょうね。
今度また、もっとつっこんでお話しましょうね。
お万、お万、お万

『金太の大冒険』

2005-02-14 20:48:18 | Weblog
①ある日金太が歩いていると
 美しいお姫様が逃げてきた
 悪い人に ネェ 今おわれているの
 お願い 金太 守って
 金太 守って 金太守って
 キンタマモッテ

②しかし金太はけんかが弱く
 友達とやっても 負けてしまう
 腕力に自信のない金太君
 けんかはいつも 負けが多い
 金太 負けが多い 金太負けが多い
 キンタマケガオオイ
 
③やがて悪人がやってきた
 身の丈2Mもある大男
 金太と悪人の大決戦
 金太 負けるなとお姫様
 金太 負けるな 金太負けるな
 キンタマケルナ

④悪人は金太におそいかかる
 金太は思わず とびのいた
 アー そこにあったは大きな木
 そのまわりを金太はグルグルまわりだす
 金太 回った 金太回った
 キンタマワッタ

⑤悪人はいつか目をまわし
 そのすきにお姫様と逃出した
 お姫様の美しさに金太君
 目をパチパチまたたいた
 金太 またたいた 金太またたいた
 キンタマタタイタ

⑥しばらくゆくと二人は
 おなかがすいたのに気がついた
 フト見るとマスカットの木がはえている
 金太はナイフで切ったとさ
 金太 マスカット ナイフで切る
 金太マスカットナイフで切る
 キンタマスカットナイフで切る。

⑦おなかのふくれた二人は
 さらに安全なマカオに行くことにした
 行けども行けどもマカオは見えず
 お姫様はイライラして金太に聞いた
 ネェー 金太まだ ネェー金太まだ
 キンタマダ

⑧そうしているうちにも二人は
 やっとのことでマカオに着いた
 金太とお姫様はマカオに着いた
 やっとのことでマカオに着いた
 金太 マカオに着く 金太マカオに着く
 キンタマカオにつく

⑨マカオに着いた金太君
 知り合いのビルをたずねたとき
 お姫様はそのビルを見て言ったとさ
 まあ金太わりとましなビルね
 金太 ましなビル 金太ましなビル
 キンタマシナビル

⑩中に入るとだれもいない
 伝言板にただひとこと書いてある
 神田さんから金太君へのことずけで
 金太 待つ 神田 金太待つ神田
 キンタマツカンダ

⑪御存じ 金太の大冒険
 これから先はどうなるか
 またの機会をごひいきに
 それでは皆さん さようなら