Dinomama.rec.pets

デノマと保護猫兄妹

カナダ旅行記(カナディアン号 2日目午後)

2017-06-19 22:00:00 | 旅行

朝食でお腹がいっぱいだったので、まったく食べられる気はしなかったものの、ランチはとりあえず食堂車に行ってみた。

 

相席になったのは、翌日の停車駅で降りる予定というマニトバ州在住のご夫婦と、その友人の女性。

ご夫婦の旦那さんは、障害のある子供たちの先生をしていて、奥さんは大学でフランス語を教えていたという教師夫妻。
そのお友達も先生をしていたということのようで。

 

旦那さんは中学校の先生だったとのことで、ワタシに分かりやすい英語で色々と訪ねてきた。

「日本人は、北朝鮮のことをどう思っているのか?」

「トランプについてはどうか?」

「日本では週休二日制ではないのか?」

「日本では、男性と女性とで喋る言葉の言い回しが異なるというが本当か?」

「日本では男性と女性は平等ではないのか?」

 

つたない英語ながら、一生懸命答えてみた。

ワタシもそういう議論は嫌いではない。

 

マニトバ州も素敵なので、次回は是非訪れて欲しいとのこと。はい。

 

とは言え、やっぱり疲れたので、昼食後はベッドを引っ張り出して少し横になりながら、寝たり、電線を撮ったりしながら過ごす。

 

森林は、ちょっと立ち枯れとかが顕著になってきた不思議な景色になっていた。

 

夕刻になったので、またちょっとメーク直しなどして食堂車に出陣。

の前のワタクシ。専用機で自撮り。

 

長袖のセーターでしょ。
結構涼しかったんすよ。

 

夕飯では、この旅やっと?のビーフが!

 

これはね、めっっっっっちゃ美味しかったです。

 

相席になったのは、イギリスからお越しの上品な老夫婦と、マンチェスターからお越しの英国婦人。

ご夫婦は、なんちゅーかもー、国王夫婦みたいな品格のある、とても素敵なご夫婦だった。

イギリスも行ってみたいけどなぁ。

 

マンチェスターと言えば最近テロがあって、と言ったら、英国婦人の甥の友人が犠牲になられたということで、とても悲しそうな顔をされていた。

平和、キボンヌ。

 

ちなみに、昼食と夕食の時間はシフト制で3バッチに分かれていて、前日に希望を聞かれます。

この日のシフトは、出発前のビジネスラウンジで。
ごく普通の12時からのランチと、19時からのディナー(2コール目)を予約。

 

ディナーの最中に、翌日のシフト希望を聞きに来た際は、1コール目の11時(かな?)からのランチと、17時半からのディナーを予約した。

 

だって・・・・・3食コンプリートするのは無理なので、朝食を食べるのはやめようと思ったんだもん。
ワタシには柿の種もあるわけだし・・・。

 

コールは、実際に通路を「これからコール●が始まります!」と、係の人がアナウンスしにきてくれる。
#時々車内放送でラクしやがるが

 

てことで夕食を終え、自分のキャビンに戻ってみると、停車中の列車の脇の小川に、ビビビビ ビーバーが!

 

専用機 で、めっちゃズームにして撮ってみた。

白い枝を両手で持って、一生懸命ガジガジしていた。

 

列車は時々、すれ違う貨物列車待ちだったり、水とかの積込みとかだったりで、しばらく停車しているのであった。

 

 

人生初ビーバー。

30〜40センチぐらいの大きさだろうか。

めっちゃ可愛かった。

 

それまで、「それってビーバーハウス?」って思うようなものが、湖や池の中で見られていたので、一瞬でビーバーだと分かった。

 

ほどなくして列車は動き出した。

実は、それまではかなりな森林の中を走りながらも、動物はほとんど見ることがなかった。

鳥を6匹ぐらい見たぐらい。

 

あんなに水が豊富なのに・・・・流れる川が茶色っぽかったりするので、有機物が少なくて、生態系が無いのかも知れないな、と思ってたんだけど、「動物いませんね」ってディナーでも話してたんだけど、ビーバー発見!

 

て、その直後、森の中でキツネを3匹ぐらい見た。

 

その後、湖のほとりでグレーの狼の背中みたいのも、見た。
あれが狼じゃなかったら、岩だろう。ああ岩さ、岩でしょう。

 

薄暗くなるまで、窓辺に張り付いて専用機 を握り締めておりました。

 

(つづく)

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カナダ旅行記(カナディアン号 ガイシに夢中)

2017-06-19 07:30:00 | 旅行

朝 目覚めてから、ずっと車窓を眺めていたら、どーーーーにもこれが気になって。

 

線路沿いにたくさん設置されている・・・電柱?

木製の、きわめて簡素なもの。

 

送電線?

と思ったけど、どうもそんなにアクティブな様子は感じられず、ガイシはガラスっぽいし、ところどころ地絡しているし。

 

そして時には、虚しく壊れている。

 

現実に生きているワタシと、勢い良く走っていく列車の傍らで、過去のものとなったのか、朽ちていく電柱。

 

一方で透明なガイシはいまだに光り、奇妙なコントラストを発する。

 

しかし、どう観察してみても、これはもう過去のもの。

 

墓標のように見えて、あまりの物悲しさに、目を逸らすことができず、
ワタシは電柱の写真を撮りまくった。

 

気になりだすと、意識していなくても随所に写り込む電柱。

 

謎は翌日、解けることとなる。

 

(つづく)

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする