今回は、WIDCOMM Bluetooth Software v4.0.1.700を入手したので数々の不都合を抱えているコレガのBluetooth USB アダプター「CG-BTUSB01」のドライバ&ソフトウェアをこのv4.0.1.700に置き換えて問題が解決するかどうかをテストしてみました。
CG-BTUSB01付属のcorega Bluetooth Software (中身はWIDCOMM)はv3.0.1.912ですので、もしこのドライバ&ソフトウェアが不都合の原因であれば入手したv4.0.1.700で解決する可能性があります。
早々、CG-BTUSB01を外してcorega Bluetooth Softwareをアンインストールし再起動後、コマンドプロンプトに、
C:>set devmgr_show_nonpresent_devices = 1
と入力し過去のインストールデバイスであるCG-BTUSB01を表示し完全に削除します。
そしてcorega Bluetooth Softwareインストール前のレジストリと比較しながらゴミがないかレジストリエディタを起動/検索して該当するレジストリキーを削除。
レジストリエディタを終了し再起動後、WIDCOMM Bluetooth Software v4.0.1.700をインストール。(手順等はすべてcorega Bluetooth Softwareの時と同じ)
v4.0.1.700付属のドキュメントには、Bluetooth Software v4.0.1.700インストール後”BTTray.exe”をはじめとするいくつかのファイルを置き換える必要があると記載されているのでXP SP2をSafeModeで起動しそれらのファイルを置き換えXPを再起動します。
すると、デバイスマネージャでCG-BTUSB01は、[Broadcom USB Bluetooth Device]と認識されさらに[Bluetooth バス列挙手]というこれまでなかったデバイスも追加されました。(こんな感じ)
最後にM2500とペアリングし準備完了！
ちなみに、v4.0.1.700になっても[My Bluetooth Places]や[My Bluetooth Places￥デバイス]などv3.0.1.912と特に変わったところはなくちょっと拍子抜け。^^; (今のところBTヘッドセットしか使わないのでそれ以外のサービスは無効になってます)
準備は整ったので早速不都合が改善されているか一通りテストしてみましたが、結論から言うとまったく不都合は改善されず、corega Bluetooth Software v3.0.1.912の時とまったく症状は同じでした。＿|￣|.......○コロコロ
相変わらず、M2500の電源OFF/ONでPINコードは毎回入力が必要で連続通話(使用)するとM2500の音声(相手の声や音楽など)が聞こえなくなります。
また、Bletoothヘッドセットの通話ONでサウンドの既定のデバイスがオンボードから”Bluetooth オーディオ”に変わってしまう(これはコレガサポートが変わらないと言っている事による)やYahoo!メッセンジャーのボイスチャットが出来ないという点も同じです。
(ちなみに、念のためDriveImage2002でバックアップしたv3.0.1.912インストール前のイメージファイルをリストアしv4.0.1.700のインストールも行なってみましたが結果は同じでした。)
そういえば、M2500の公式サイトに「M2500の電源OFF/ONでPINコードは毎回入力が必要で連続通話(使用)するとM2500の音声(相手の声や音楽など)が聞こえなくなる」という問題が掲載されてますね。(同じWIDCOMMスタックを使用するハギワラのHNT-UB03も同じ問題が起きるようです)
ということで、これらの問題はCG-BTUSB01付属のドライバ&ソフトウェアではなくCG-BTUSB01のBletoothチップ等のハードウェアに起因する可能性が高く改善できる可能性が非常に低くなってきました。(ファームウェアで改善できる可能性はゼロではありませんが・・・)
もし、CG-BTUSB01の購入を検討しているのであれば購入前にコレガホットライン(購入前専用窓口)へ問い合わせ、自分の用途での動作確認をお勧めします。(サポートの対応を考慮するとCG-BTUSB01に限らずコレガ全製品で必要かも)
ちなみに、相変わらずコレガサポートから返答はなく完全に放置されてます・・・(ToT)
