ひたむきってどっち向き?

主に医療・教育など、興味のあることについて
スペシャリストと一般ピーポーを足して2で割ったくらいの内容のブログ

BLSインストラクター更新モニター

2015-11-01 21:18:48 | 蘇生教育
土日は茨城県立中央病院でBLS(Basic Life Support=一次救命処置)コース。

アメリカ心臓協会公認の国際的ガイドラインに準拠したコースで、心臓マッサージ&人工呼吸&AEDなど、一般ピーポーも受講できるコースとは言え、あらゆる高度蘇生技術の土台(基礎)になる部分なので、医師・看護師・救急隊員など主に医療従事者が受講しに来るので、プロに教えるのはいつも武者震っている。


インストラクターのライセンスにも2年ごとの期限があり、今日はその更新のための実技試験(モニター)を受講。先輩インストラクターに1日中じっくり見ていただき、フィードバックしていただける絶好の機会。正直、スゴい緊張する。

学校教育に例えるなら、心肺蘇生の国際的ガイドライン=学習指導要領で、教えるべき内容は決まっているが、それをどう教えるかは学校の先生の持ち味によって様々。


「ここは良くできている」という評価と「ここはこうしたほうが良い」という課題まできめ細やかに指摘してくれて本当に勉強になる。4年目なのでまとまってきた部分もあれば、もっと良くできる部分もあるという印象。8年目の先輩も同じくモニターを受けていたが、完璧に見える内容でも更なる高みを目指し日々試行錯誤だという。「教える」という技術は本当に奥が深い。

今回は、口で説明することと併せ、手技を十分に練習させることの重要性を強調された。説明を受けて分かったつもりになっていてもいざやってみると出来ないことは多い。基本的なことではあるが、言ってみて→やってもらって体で覚える流れを重視したい。

1回目(2年前)の更新の際に先輩からアドバイスを受けた「受講者からの質問に対する返答をコースの中で強調して返せるようにして『だから重要なんだよ』と思えるように結びつけてください」という助言は今でも鮮明に覚えていて、いつもコースの中で「なぜこれをこうするんでしょうか?~だからこうする必要があるんです」と強調するように心がけている。


部屋にあった横断幕の「技術と探究心を磨け」という言葉が心に響く。医療の現場にいない&医療従事者ではない私にとって、教えるスキル習得と併せて、一次救命処置の知識を勉強する探求心は必要不可欠。
今回のフィードバックも自分のものにしながら、更なる高みを目指し頑張りたい。


最新の画像もっと見る