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ウタノアヤの五島日記

上五島で2番目に大きな中通島。島の真ん中で暇人的に全てに挑戦する毎日は意外と刺激的・・・!

フルーツクラッカー

2006-06-04 | 食べることなんでもレシピ
お菓子作りはどうにも性にあわない私ですがこのクラッカーだけは妙に好評を博しています。息子の歯固めクッキーからはじまったクラッカーレシピの試行錯誤なのですが、その息子もいつのまにか、この固めのクラッカーをバリバリと食べるようになっておりました。早いですねえ。「おしぇんいぇー」といいながら食べているのがどうも「おせんべい」と言っているようなのが気がかりなところではあります。

お砂糖無しでほんの少しだけ油を加えて作ります。粉を変えるとまた味わいが変わっていいと思います。酵母の香りがかすかにして、堅めで、ちょっとおなかにたまるおやつになるように作りました。

 *** フルーツクラッカー ***
材料(家庭用オーブンの天板3枚分くらい焼けます)
小麦粉        200g
天然塩        小さじ1/2
ベーキングパウダー  小さじ1/2
ベジタブルオイル   大さじ1
生酵母※       100g
夏みかん汁と水    大さじ3~5(レモン汁でも可、ただの水でも)
刻んだドライフルーツ 全部で100グラムくらい

※生酵母はこちらなどを参考に作った酵母液にどろっとなるくらいの小麦粉を混ぜてビンに入れ、2倍くらいにぶくぶくっとなったものです。某発酵マンガではありませんが酵母はどこにでもはいて捨てるほど転がっているものなのであまり難しく考えずに一度作ってみることをおすすめします。「なんや、イーストなんか買わんでももっと美味しいパンが焼けるんやん」と思うこと請け合い。 

作り方
1.ブラウニーと同じく、粉モノ(粉、塩、ベーキングパウダー)を混ぜ、そこに油を入れて手でよく馴染ませます。そこに生酵母と水分をどっと入れてまとめるのですが、この水分量が酵母の状態などによるのでなんともいえません。やわらかすぎるとべたついて伸ばせない上に焼いたときパリッとなりにくいので麺棒で伸ばせるくらいで固め、でやってみてください。
2.生地を丸めてビニールで覆ってしばらく寝かせるとこの後の作業がやりやすくなります。その間にドライフルーツを刻みましょう。好みで何でもいいのですが、甘味の強いレーズンやイチジクなどに、酸味のあるプルーンやアンズなどを組み合わせるとおやつとしていいです。私はココナッツなど適当にそこらにあるナッツも使います。細かくして。
3.生地を二つに分けてオーブンシートの上でもー限界、と思うくらいに延ばし(2ミリくらいか)半分にドライフルーツの半量をぱらっと散らして折りたたみ、さらに延ばしましょう。はみ出たところはカット。あとは適当な大きさに切れ目を入れてフォークでぷつぷつと穴を開けて180度のオーブンで10分、そのまま余熱ですこし乾燥させます。そこでパリッとなっていなければもう少し加熱。残り半分も同様に焼いて、最後にカットした残りを延ばして同様に焼いてしまいます。

ビーガンVeganブラウニー

2006-06-04 | 食べることなんでもレシピ
突然ですが、母のやってるプチ生協で、ボリヴィアの有機栽培ココアとナタネのしらしめ油とキビ砂糖と北海道産小麦粉を買って来ました。たまたま帰省していた妹が「ビーガンブラウニーが作れるよ」というのでなんだかわからないけどとても美味しそうだと思って無理やり作らせたのがはじまり。
そのブラウニー、息子の反応はいまいちでしたが遊びに来た子(2歳くらいの女の子)達は実に美味しそうに食べてくれたのでした。
ところでビーガンVeganというのは卵や乳製品もとらない純ヴェジタリアンのことだそうですが(私は最初どうしてもこの単語が覚えられませんでした)まあ、その辺の楽しくなさそうな話はともかくいつも使っている気心の知れた材料だけで作れるのが私にとってはとても魅力的なケーキになりました。妹がカナダから持って帰ったレシピだけあって(?)かなり適当に作れるのもお菓子の苦手な私に合ってるみたい。だからレシピというにはあまりに適当なんです。すみません。

 *** ビーガンブラウニー ***
A.
 小麦粉   1と2/3カップ
 ココア   1/3カップ(ここで買うココアがおすすめです)
 黒砂糖   1/2カップ
 重曹    小さじ1/2
 塩     小さじ1/2(天然塩をね)
B.
ベジタブルオイル (ここではナタネのしらしめ油を使っています)
C.
夏みかんの絞り汁 小1個分(1/2カップくらい)
 *私はたまたまあったので夏みかんを使いましたが、もとレシピではすりおろしたりんご小一個分とビネガー少々です。夏みかんだとちょっと酸味が残ります。
D.
(好みで)ナッツやドライフルーツ

作り方
まずAの粉類を良く混ぜ、そこにオイルを加えてぽろぽろになるようによくすり混ぜます。ここで入れるときはDのナッツ類を加え、最後にCで水分調整して適当に種の硬さを調節してまとめます。
四角い焼き型または天板に紙をしいて軽く粉を振り、種を入れて表面をならします。種の感じはここでちょっと手で押しながら詰めるくらいです。型の大きさはこの分量なら大体20センチ角くらいで種が2センチ弱くらいの厚みになる感じです。(全てが適当ですね)
これを180度のオーブンで20~25分程度焼き、型から出して網の上で冷ましましょう。冷めてから切り分けます。

レモンが生った

2006-05-09 | 食べることなんでもレシピ
裏のレモンの木に一個だけレモンが生ったのです。
割と大きな木なのに鹿に新芽を食べられてばかりいるせいか、この谷間が少し寒すぎるのか、たった一個。ただし渾身の一個だったのか見たこともないサイズ。
到来モノの甘エビがあったのでオリーブオイルと庭のタイムとこのレモンを絞って食べてみました。
庭で生ったレモンは、海をふたつも三つも越えて運ばれてくる輸入レモンとはまた別物だと思います。一個で家中が匂うくらい鮮烈な香り。(写真から匂わないのが残念です)
ビールに一切れ浮かべるとふつーのビールがまるでリキュールの入ったカクテルに。
一個でしばしとびきりの贅沢気分を味わいました。
ところで、この島は柑橘類が何でもよくできます。うちのあたりは盆地でちょっと寒いのですが、下界の海辺なんかはきっともっとレモンに向いた気候のはず。「お庭に一本レモンで贅沢」運動とか、したらいいのになー。そしたらこれだけ新鮮な海の幸が豊富なこの島、セビチェなんか食べ放題なのに。カキ(この島の小さいカキに私は虜になりました)とレモンと白ワインとか。あー考えるだけで幸せ。

ひろんたの食

2005-07-09 | 食べることなんでもレシピ
私の住む広の谷、通称ひろんたはこの五島列島は中通島の中央付近にある谷あいで戦後の開拓村です。放置された田畑と山に囲まれています。でも島なので海の幸をたくさんいただきます。食べるものという点ではとても恵まれています。
畑と子育ての合間を見て加工品も作ります。
手間をかければそれだけ豊かな食卓になります。(何もしなければ素材の味の食卓になります)
私は掃除はこの世の何より嫌いですが料理は好きです。
「なるべく買わずにどれだけ自分の食べたいものを実現できるか」に日々チャレンジです。
砂糖や乳製品、味噌塩しょうゆ以外の調味料、油など買わなければならないものもありますが、出来合いのものを安易に買わず、ひょっとしたら作れるかもという目で見るところから本当の食卓の楽しみとか豊かさがうまれてくる気がします。
今思えばコンビニで生きていた学生時代は(金回りはよかったけど)やっぱり貧しかったなー。