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ウタノアヤの五島日記

上五島で2番目に大きな中通島。島の真ん中で暇人的に全てに挑戦する毎日は意外と刺激的・・・!

肉は好き。でもちょっと菜食主義な訳

2007-04-02 | ケチケチそして循環型生活
ヴェジタリアンにダイエット、マクロビオティックetc. etc...「あれはダメ、これはダメ」という制限食が私は苦手です。「病気でもないのに。宗教もないし」と、ずっと思ってきました(今でもちょこっと思っています)。何が何でも「健康、健康、健康、ヘルシー!!!」という健康宗教のような気概がこんな私にあるはずもなく(自然食品なんか売ってるくせに何ですが)健康のために今食べたいものを我慢、という禁欲精神がそもそも欠けています。
もちろん宗教や身体の具合で食を制限している人の考え方は尊重します。イスラム教の人と居酒屋なんか行って心底困ったこともありますが仕方ないでしょう。病気で食べたいものが食べられないのは切ないことです。いたわらなければ。

 でも今は「できるだけ菜食」もいいなと思っています。今住んでいる実家が食べ物をほとんど自給しているので自然にそうなるだけ、という説もありますが、自分の信条としても菜食中心にいきたい気がしてきました。
 ところで、我が家では豚も鳥も飼っています。その割には豚肉もそんなに食べないし鶏肉は食べません。別にかわいそうだから、という訳ではなくて、豚肉は売り物で鳥は卵用だからです。かわいそう、というなら植物だって生きてるので入滅するかシーク教徒にでもなるしかない(それはイヤ)。。。そういえば魚は割と食べます。島に住んでいるのでどこからともなく冷蔵庫に飛び込んできます。海の恵み万歳。お魚大好き。肉も卵も好き。

話は戻ってじゃあなんで菜食がいいのかというお話です。
私が食べたくないのは輸入された肉、そして輸入された穀物飼料で育った肉と卵、遠い国で取れた魚介類です。というと、巷で盛んな論争を生んでいる狂牛病やホルモン剤など自分の身体に対する安全性も頭に浮かぶかもしれません。でももっといただけないのはその魚が、肉が、穀物を日本に輸出するためにそれらを産する場所、またはめぐりめぐって一見関係なさそうな立場の弱い国がかなりの犠牲を払っている場合が少なくないことです。
 1キロの牛肉を生産するためには約8キロの穀物が消費されるそうです。牛の成長が止まってからも過剰なカロリーを与え続け、作り出される日本の「霜降り肉」だと一体どのくらいになるのか私には想像もつきませんが、とにかく「肉」という食べ物を作り出すのに穀物を作って与える、ましてその穀物を輸入するなんてやっぱりちょっと気分の悪いことです。「世界には12億人が飢餓状態だって。そのうち半分以上は子どもなんだろうな。肉どころかトウモロコシのおかゆだってご馳走なのかもしれない・・・」こんなことを考え出すと肉の味がしなくなってきそうです。
 エビの養殖なんかも結構ひどい話がいっぱいあるので、(うちにはあるルートから年に一度輸入冷凍エビが贈られてくるのですが)これを食べたら自分が今まで好きで勉強してきたことは一体なんだ、まやかしか、インチキか(結構インチキですが)という気がしてどきどきしてしまいます。冷凍の白身魚も、スーパーの卵も鶏肉も、同様の理由でイヤなのです。
基本は穀物と野菜で、あとは放牧しかできないような土地をうまく利用した赤味の牛肉や乳または役牛の肉、残飯と野菜屑で飼う豚や鶏の肉、卵、近海の魚を食べるべきです。私がこんなことを言うと「自分で飼ってるあんたん家はいいけどフツーの人はどーすんねん」と友達には言われてしまいそう。なので、というわけでもないけど、そんなわけで私は最近、思想的理由によるベジタリアンになってもいいかも、と思うようになったのです。
イヤだなと思うものを人に迷惑をかけない程度に避けてみる。または美味しいベジタリアンメニューを探してみる。という程度のゆるゆるでいい加減なものなんですが、気持ちも身体もちょこっと軽くなること請け合い。ちょっと菜食主義、いかがでしょう。

以前はなんだかいかにも「ベジタリアンのための代替食」というイメージで消極的だった大豆ミンチも積極的に自分のお店でお勧めしたいと思えるようになりました。フェアトレード商品なのでなおいい感じです。

アクリルたわしその後

2006-03-26 | ケチケチそして循環型生活
アクリルたわしもすっかり我が家に定着してきて、使い方もずいぶんわかってきました。そして飽きもせず余り毛糸(20年ほど押入れの上で眠っていた)を取り出して新作も作ってみたり。。キッチュな色の多いアクリルたわしですが、私は白がベースで汚れが目立つほうが気に入ってます。
さてその使い方のポイント。

1.アクリルたわし本体を時々石けんでよく洗うこと
2.油が多いときはお湯を使うこと
3.プラスチック素材には向かないので洗浄剤をプラスすること
4.茶渋などはちょっと力を入れると市販の台所洗剤よりよく落ちるます
5.プラスして使う洗浄剤には重曹、麺の茹で汁などが安心で流すのもラク
6.バター、肉の脂など固形の油はできるだけふき取ったりお湯で流してから

こんな感じです。
浴槽や洗面台用も用意してあります。気が向いたときにちょっとこすってサーっと流しておしまい、洗剤の流し残りを気にしなくていいから気楽にお掃除できます。

ついでに大学の実験室で教わった一番重要なことのひとつをご紹介。
実験器具はかならず水道水で20回以上、蒸留水で2回すすぐのが基本でした。
そして何が残りやすいって、洗剤が一番洗い残りやすいから気をつけるようにと最初に申し渡されました。今でもその感覚はなかなか抜けなくて、汚れよりも洗剤の洗い残しがどっちかというと気になります。
そういえば当時バイトしてた居酒屋でついしつこく皿をゆすいでよく「はよ洗え!」と店長におこられてたな。。。切り換えのきかない私が悪いんですが。。

生態学嫌いになったわけ

2006-03-11 | ケチケチそして循環型生活
大学院まで行って、一応生態学のようなものをかじったのです。
勉強はけっこうおもしろかった。「っかー!うまく出来てんなあ」と自然というものに感心することしきり。知れば知るほど、興味深いものだったのです。
今でもそれは変わらないので生態学嫌いというとちょっと違うのかもしれませんが、要するに学会嫌いです。
なぜって、生態学が偉そうに論じられているその部屋は「夏寒くて冬暑い」のですよ。化石燃料をたっぷり食い、原発から人類が滅亡しても残ってしまうくらいの放射性廃棄物を吐き出しながら作った電力なんかこれでもかってくらい消費してるわけです。
そこに矛盾を感じていない人たちが大学ってとこには集まっている気がしてならないんです。今となっては。
欺瞞というものはどこにでも転がってますが、これもまさにそれです。石油がぶ飲み、神も恐れぬ使い捨て生活にどっぷり浸った人たちが珊瑚礁やら熱帯雨林の話をしているのを聞くとぞっとしてしまうのです。論文もペーパーも科学雑誌の記事も、はっきりいって嘘っぱちにしか思えなくなることがあります。

そんなこといってたら何も言えなくなるということくらいは、頭ではわかっています。ちょっとくらい自分のことを棚にあげながら誰だって生きてる。だからこれは単純に私の感情問題ですね。
と、お断りした上でどうせなら書いてしまいます。
「愛 地球博」あれはこの手の欺瞞の塊。ロゴを見るだけで吐き気がした。
紙おむつを使っている(または相手に使わせている)生態学者はモグリだ。
生態学者はまず自分の生活を見直してから、欺瞞を承知でものを言え。

その気になればLOHASに身を置いて研究ってのも自分なりに可能なはずだって今は思います。

アクリルたわしの話

2005-07-09 | ケチケチそして循環型生活
うちでは合成洗剤の類はまったく使いません。シャンプー、食器洗い、お洗濯から歯磨きまですべからく徹底的に(母によって)排除されています。石けんをベースに重曹、セスキ炭酸塩などを洗浄剤として組み合わせて使います。そちらはまた詳しく紹介しようと思います。

このところ、その石けんもできるだけ使わない工夫をしています。石けんだって水や土への影響を考えれば使わないに越したことはありません。(まあその辺まで来ると自己満足というか自分の気の済むようにやるという世界ですが)
たとえばお洗濯にはランドリークリーンリングというグッズを購入。高いので迷いましたが意外といいです。
歯は塩で磨きます。気分によってはミントの精油を足したりハーブを粉にして混ぜたりします。
食器洗いはもともと我が家では「麺の茹で汁」をあっためてそれで洗っていました。大豆の茹で汁もよく落ちます。原理はよく分かりませんが油汚れもよく落ちます。小麦粉を湯で溶かしたものではダメなのか、やっぱり蕎麦湯と一緒で粉を溶かしたものとは違うのか、その辺も謎ですが流すのもラクチンで安心なのでお勧めです。
そんなわけで急速にアクリルたわしが気になってきました。さっそくGoogleあたりで検索してみると山ほど作り方が出てきました。総合すると、「アクリル100%」のものなら何でもいいみたいなのでさっそく古着の箱をひっくり返してアクリル100%表示のセーターを引っ張り出してじょきじょき切ってアクリル毛糸でざくざくと縫って、いとも簡単に出来てしまいました。
使い心地は上々です!きゅきゅっとこすればコップも洗剤なしでぴかぴかです。汚れがひどくなったらお取替え。古着なので、ゴミ問題を別にすれば惜しげなく使えます。どうせ着ないセーター、最後のご奉公ありがとう。というわけで今けっこう気に入ってるアクリルたわしです。