田園調布九条の会

当会のイベントの案内等を行います

第六回 戦争語りつぐ会ー満席になりました(3月18日)

2012-03-23 10:38:25 | 戦争を語りつぐ会

  お話しくださったのは、石井弘さん(鵜木在住・写真左)と千葉和子さん(杉並区在住・写真右)でした。
  石井さんは、浅草で生まれ、15歳から三菱重工下丸子工場の養成工となり、戦車づくりに関わられたこと、3月10日の大空襲で亡くなった父上と長兄を探して歩いた焼け野原の浅草一帯の情景、戦後は一家の大黒柱として「担ぎ屋」やいわゆる「ニコヨン」を経験されたという、苦難に満ちたご自身の体験を実に淡々と、客観的に語られました。

 千葉さんは、ご自身のことは勿論ですが、当時校長先生でいらした父上や、学徒動員で出征されたご主人にまつわるエピソードなどを、これまた実に冷静な目で、客観的に語られました。とりわけショパンの曲を五線譜で表した「千人針」の実物を見せていただいたことは、参加者の心に強く印象づけられたことと思います。戦争を「淡々と冷静に振り返り、語る」ことが、こんなにも人の心を揺り動かす力を持っているのだ、ということを、強く、強く教えられた会でありました。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。