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ほいほいとぼとぼ日記・爺爺刻々

ほいとぼのブラ街歩き:JR東日本キュン早割パスで行く雪のない津軽鉄道ストーブ列車の旅(後編)

ほいとぼのブラ街歩き:JR東日本キュン早割パスで行く雪のない津軽鉄道ストーブ列車の旅(後編)

さて、雪のない津軽鉄道の旅も後編です。今回も詳しいことはYOUTUBEをみてもらうとして、3つのトピックスをご紹介しますぞ。

1つ目は、芦野公園駅から太宰治の出身地である金木駅まで歩いていたら、不思議なレンガ壁を発見。最初は、アパートの入居人の表札かと思ってよく見たら、呪文のような文字列が小さな公園のような場所を囲うようにレンガ壁に並んでいる。一体なんだとよく見ると、大正14年のところには「最後の太閤」とあり、ぐるっと最後の方をみると「斜陽」「ロンググッドバイ」とある。なんとこれは太宰治の著書を並べたもの。しかし、その周りにはこの施設がなんであるのかが分かるものがないのである。ということで、この時は個人の趣味で作ったんかい、偉い人もいるもんだ。とその場を離れたが、本日調べたらWEBに情報がありました。これは「太宰治思い出広場」というらしくて、ちゃんと道路側に看板があり、なおかつ説明板もあったらしい。その時は同好の士と2人で行ったのだが、どうやら2人とも看板を見落としたらしい。しかし、どうして周りは住宅地で、観光客が通りそうもない場所にあるのかの説明板がなくなっていたので、真意はわからないがとてつもないこの地における太宰の影響力を思い浮かべながら、斜陽館に向けて歩き出したのであります。

2つ目は、思い出広場から少し歩いた斜陽館の前にある「金木観光物産館 産直メロス」という施設で食べた「馬味噌ラーメン」でなのだ。意外に思われるかもしれないが、青森は馬が名産という。かつて青森では新田開墾という大変な作業があったそうだが、そこで活躍したのが馬なのであります。しかし、現在は機械化で馬の出る番がないということで、食用になった、、、というのは大嘘でありますが、鎌倉時代から幕府肝いりの馬生産のため牧場が多く作られたとのこと。特に東部、南部で「戸」という地名は、馬小屋を意味していたとか。また戦時中に軍馬の飼育を始めたことなど馬生産の文化があったのだ。しかし、食用の生産は戦後からだそうで、食肉としてカナダから子馬を輸入・肥育して国産馬肉として販売しているのだそうだ。ということで、金木にも有名な馬肉屋さんがあるそうで、そこで名物と言われたら食べるしかないだろう。食したのは、煮込んだ馬のすじ肉と味噌を合わせた「馬味噌ラーメン」で、なかなかのお味であった。

3つ目は、ここでしか見ることができないという鉄道施設。津軽鉄道金木駅は2面2線の配置で、津軽五所川原〜津軽中里間で唯一の列車の交換が可能な駅。ここでタブレット交換が行われるのであるが、その他の見どころは構内には、「日本で唯一」の現役「腕木式信号機」があるということでありますぞ。この写真は、下り場内信号機で五所川原から金木駅に近づいてきた列車用の信号なので、反対側から見ると赤を出している状態。なので来ちゃダメよという意味の状態になっていますね。かつての国鉄ローカル線では当たり前の風景でしたが、、、ところで、腕木を動かすのはどのようにしてるか分かりますかね?調べた所、駅員さんがレバーを操作して動かしているというお話。でも、駅からは200m以上もあり、けっこうな重さだと思うのであるが、、、ただただ、ご苦労さまと申し上げたい。

以上津軽鉄道ネタ3件でありました。

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