お盆といえば

　お盆の予定は決まりましたか？
　海に山に、若者はこぞって遊びまくりでしょうね。でも、忘れてはいけないことがあります。それは８月１５日が終戦記念日ということ。
　昭和天皇がどんな思いであの玉音放送でしゃべったことか・・・。
　それに至るまでの過程はさておき、とにかく日本はマレーシアだかシンガポールを突破口に真珠湾を攻撃し、第２次世界大戦が始まった。最初こそ勢いづいたものの、瞬く間に日独伊の三国同盟も解体され、沖縄では「きけわだつみの声を」なる映画まで製作されるほど悲惨な地獄を見、長崎・広島では原爆まで投下されてしまった。そういう結果を招いた総指揮官である東条英機を祀ってある靖国神社へ、「米１００俵」の精神をぶちあげたインチキ総理の小泉がぬけぬけと「公約だから参拝する」といっている。
　ともあれ、そういった政治背景は別にして、マスコミはその戦争のむごたらしさを後世に伝える使命があると思うのだが、盆休みに戦争にまつわる番組をとりあげるのだろうか？戦争体験者としてはそんなもの放送しなくてもいいという人がいるかもしれないが、しなければ、今後の日本は、ますます傍若無人な人間が多くなるだろう。それどころか、ホリエモンみたいな金亡者が総理大臣にでもなれば、いつ戦争を始めるかもしれない。いや、あの石原慎太郎が都知事から総理に担がれたなら、すぐにでも戦争をおっぱじめるだろう。そうならないで欲しい。
　マスメディアのこの１０年間を振り返るに、戦争したことによる後遺症なりをきちんととりあげた番組や紙面がどれほどあっただろうか？私の記憶においては、皆無に等しい。テレビはまことに影響力の大きいマスメディアであることを知っているはずなのに、それをとりあげないのが不思議だ。亀田興毅をヒーローに祭り上げる前に、やるべきことは山積してるんじゃないですか？テレビ各局のプロデューサーよ！
　山本圭一が淫行したなんてこれで何回目？それを知ってるくせに白々しい萩本欽一の解散宣言。挙句の果てには解散しないということを何回となく放送する。一事が万事。共同通信などの配信会社に依存しきりのニュースづくり。これじゃ、独自の番組などできるはずがない。だからこそ、TBSは他局の看板であるあの傲慢な　みのもんた　さえ引っ張ってくる愚考を犯すのだろう。「朝ずば」にあいつが出てないと、どれだけ爽やかな番組なんだろうかとつくづく感じる。もう、遅いだろうが、あいつに戦争のことなどいわせないで欲しい。すべてが白々しく聞こえるだけだろうから。
　何はともあれ、マスメディアには戦争ということに真正面から取り組んで欲しい。そして、この世から、戦争をなくして欲しいと思う次第です。