貧乏人のお嬢様育ちからの視点

私が舅に言われた言葉の中で、印象深いものをご紹介。

まず三位。
「お前の足は瓦屋の土ふみだ」(馬鹿のでか足といいたいらしい)

次、二位。
「お前は修行中」（我慢せよということですね）

そして栄光に輝く第一位は・・・・

「ふん！貧乏人のお嬢様育ちが！」



貧乏人の娘のくせに、「ツンとおすましあれはだぁれ？」な私が
舅の心をいらだたせるらしく、よくこう言われた。

ＮＨＫドラマおしんのような嫁を望んでいたのなら
そういうのを選んでこれる息子に育てろと思うのだが。

そんな舅が死んで、手間取った遺産相続もおわった。
なにせ舅は帰化人。
手続きがややこしかったらしい。

誰がなにをどう相続したかは
女中がわりの私に知らされるワケもなく
別にそんなこたぁ知りたくもないので全然かまわない。

ただ旦那がどこぞの倉庫を相続したので
その固定資産税を毎年私が払わなければいけなくなったのが
少々きにいらない。

私の友人のパパも、最近なくなった。
２億円とかで建てた家は、支払いがすんでいるので問題ないが
遺産相続が大変そうだ。

税金というやつは、妻には大してかからないが
子供が相続しようとすると、税金をたくさん支払わなければいけないそうな。

うちの旦那は、売れもしない倉庫を相続するのに
300万ほど払ったのだそうな。

「で、その300万はどこからでたの？持ってたの？」ときくと

「・・・・・どこからやんなぁ・・」と旦那。


で、友人宅では
お兄ちゃんがはりきっているらしい。

「オレが全部相続するから！」そう言っているらしい。

「法律通りでお願いします。」という母と妹。


両親がふたりで苦労して今の大会社にしたのに
跡をついだ長男がこの発言である。

「お母さんのもんやんな。ふたりでつくりあげたモノやのに。」という

友人の主張がもっともだと思う。


２億かかった家だって、兄夫婦は一銭も払ってないのだそうな。


いいよなぁ。。。。。


さて、温実家の話だ。

うちは貧乏なので、ちょっとしたお金が入っても
父がすぐに孫や娘達に分け与えてしまう。
借金はない。

あとの憂いのないように・・とのことだろう。

財産といえば、父が今住んでいる家ぐらいのもんで
あとはなんにもない。

思い出がたくさんあるだけ。
大事に育ててもらったという感謝の気持ちで一杯の姉妹と
おじいちゃんおばあちゃんが大好きな孫達との。

おら、こっちの方がエエな。
貧乏人のお嬢様育ちだから（笑）