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Sense of Wander

センス・オブ・ワンダー、それは彷徨感覚。近未来都市、夜景スポット、昭和の東京下町をめぐるデジタルカメラ放浪記。

バルトの楽園13

2007-01-28 04:48:30 | CASIO

医院の建物と坂東郵便局。

実際には、来訪者への案内板やポスターなど、当時のものでないものが置かれている。また、誰もいなかったわけではなく、客もいれば案内人もいる。

そうした現代的トラップに引っかからずにいかに当時を髣髴させるように撮るか、そんな楽しみがこのロケ村にはある。

■QV-2000UX 07/01/05 16:36

バルトの楽園12

2007-01-28 04:41:34 | CASIO

劇中で重要なシーンの舞台となる農家のセット。子供のころ、NHKの室内セットを見たことがあるが、それとは異なり実物そのままである。

■QV-2000UX 07/01/05 16:30

バルトの楽園11

2007-01-28 04:35:59 | CASIO

劇中で使われる関連した建物も、収容所のセットの脇に併設されている。

これは坂東郵便局を再現したもの。郵便は、ドイツ兵とドイツにいる家族とをつなぐ唯一の、そして最も重要な連絡手段であった。

■QV-2000UX 07/01/05 16:29

バルトの楽園 8

2007-01-28 04:20:05 | CASIO

印刷所では所内新聞である「ディ・バラッケ」やコンサートなどのイヴェントのポスターが印刷された。

■QV-2000UX 07/01/05 16:14

バルトの楽園 7

2007-01-28 04:15:15 | CASIO

こちらは製パン所。後ろのレンガ積みは、素人っぽく見せるためにわざとずらしてあると言う。

鳴門市内には、ドイツ軒というパン屋があって、子供のころよく食べたものだが、このドイツ軒のパンも坂東俘虜収容所に由来するものだそうだ。

■QV-2000UX 07/01/05 16:11

バルトの楽園 5

2007-01-26 03:07:29 | CASIO

ミルツ浴場。俘虜の一人、ミルツによって作られ、経営されていたのでこの名がある。

見える文字のBraujebadはドイツ語でシャワー室の意味。

■QV-2000UX 07/01/05 16:05

バルトの楽園 3

2007-01-26 02:48:54 | CASIO

酒保。ドイツ兵たちは、バーでビールなどのアルコール類を楽しむこともできた。

このような自由が与えられたことに対して、軍部の強い圧力もあり、俘虜収容所の予算は削減される。その窮地を裏山の木を切り出すことで、松江所長はまかなったとされる。

■QV-2000UX 07/01/05 16:03

バルトの楽園 2

2007-01-26 02:41:50 | CASIO

坂東俘虜収容所は、また日本におけるベートーヴェン第九交響曲の初演の地としても知られる。

大戦が終わり、解放されることが決まったドイツ兵たちは、それまでの厚意に対する感謝と別れの気持ちを表するために、地元の人々を招いてこの地で第九交響曲を演奏したのであった。それ以前に彼らの演奏した曲目の中には、シューベルトの「未完成」や、ベートーヴェンの第四、第五、第六の各交響曲もあったと伝えられる。

■QV-2000UX 07/01/05 16:01


バルトの楽園 1

2007-01-26 02:30:44 | CASIO

第一次世界大戦のさなか、青島で捕虜となったドイツ兵たちは、日本各地の俘虜収容所に送られたが、坂東の俘虜収容所では、旧会津藩士の家系に生まれた松江豊寿のもと、当時としては考えられないほどの自由が与えられ、やがて地元民との間にも様々な文化的交流が芽生えることになる。この感動的な実話を映画化したのが「バルトの楽園」である。

実際の収容所より位置は1キロばかり東であるが、3億円の費用を投じたこのロケ村はその外観に関しては資料に基づき、かなり忠実に再現されている。

なお、この画像はモノクロームモードで撮影したものをリサイズしただけのものである。

■QV-2000UX 07/01/05 15:57