[主催/会場/問い合せ/申込先]
ゆう・ゆうプラザ(和泉市立人権文化センター)
〒594-0023大阪府和泉市伯太町6-1-20
JR阪和線信太山(しのだやま)駅から200M
0725-47-1560
資料室情報掲載ページ
http://blog.zaq.ne.jp/m471560/
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■人造真珠工場見学企画
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美しい輝きを放つ和泉の人造真珠。それは製造に携わる人びとの技術によって生み出されています。輝きを生み出す仕事の現場を見学して、郷土の地場産業、伝統工芸について学びませんか?
<日時>平成24年(2012年)8月2日(木)午前10時~正午
<場所>上田真珠硝子工業所(伯太町)→ゆう・ゆうプラザへ集合してから徒歩移動します。
<参加費>無料
<定員>15人
<申込>7月10日(火)より受け付けいたします。
<方法>電話、FAX、Eメール、ゆう・ゆうプラザにて
☆お友達同士で、ご家族でお気軽にご参加ください。
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■歴史民俗講座「古文書のなかの太皷・盆踊り・祭り」
~江戸時代の南王子村の歴史から学ぼう
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太皷、盆踊り、みこし、だんじり、神楽(獅子舞)などをキーワードに歴史をひも解きます。お気軽にご参加ください。
【日時】平成24年(2012年)8月3日(金)/10月26日(金)午後2時~午後3時30分
【場所】ゆう・ゆうプラザ(和泉市立人権文化センター)4階視聴覚教室
【申込み】下記[電話][FAX][Eメール]にて7月10日(火)から受け付けします。当日座席に余裕があれば事前連絡なしでもご参加いただけます。一回のみの参加も可能です。お気軽にお問い合わせください。(定員30人/参加無料)
【講師】藤野徳三(ふじの・のりみつ)さん/郷土史研究サークル
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■大阪のハンセン病問題フィールドワーク
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「みる」「きく」「あるく」~和泉から大阪ゆかりの地を訪ねる現地学習会
和泉市には「光明皇后伝説」や「小栗判官伝説」などハンセン病に関係する伝説が残っています。
大正末期には大阪にあった2府10県立療養所「外島保養院」の移転計画が持ち上がりました。その予定地は、泉北ニュータウン(現在の堺市南区赤坂台3丁附近)でした。旧泉北郡あげての反対運動の結果、移転は実現せず、1934年9月に大阪を直撃した室戸台風によって「外島保養院」は壊滅しました。187人の犠牲者を出し、ハンセン病の歴史上最大の悲劇となっています。その後も大阪の地で再建できず、岡山県長島に「長島愛生園」と並んで「邑久光明園」として再建され、今日に至っています。地元に関わる歴史や大阪ゆかりの地を巡り、「歩いて、見て、聞いて」ハンセン病問題を考えて見ませんか。
【内容】
療養所外島保養院跡
ハンセン病回復者支援センター(回復者のお話)
大阪人権博物館(リバティおおさか)総合展示「共に生きる社会をつくる」、共催展「たたかいつづけたから、今がある」見学と講話、昼食休憩
大和川
治療薬「大風子油」製造者岡村平兵衛関係史跡
療養所移転予定地跡
【日時】平成24年(2012年)8月21日(火)
午前9時:ゆう・ゆうプラザ出発、午前9時15分:市役所、9時30分:コミュニティバスめぐ~る「シティプラザ」バス停付近経由。午後5時:帰着予定。
【参加費】1,000円(交通費、博物館入館料含む)
【案内】ハンセン病問題を考えるネットワーク泉北
【申込】受付開始日:8月8日(水)/受付方法:電話、FAX、Eメール
【その他】
○全行程マイクロバス移動
○昼食はご持参ください。
○動きやすい服装、はきものでご参加ください。暑さ対策も各自でお願いします。
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■映画「橋のない川」鑑賞会
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愛を知り、人は光を放ちはじめる---。
日本近代の基底を貫いた魂を描く珠玉の「映像叙事詩」、完全映画化。
<日時>2012年(平成24年)8月5日(日)10日(金)30日(木)
(上映時間)10:00-12:20/13:30-15:50
<場所>和泉市立人権文化センター(ゆう・ゆプラザ)4階視聴覚教室
大阪府和泉市伯太町6-1-20
JR阪和線信太山(しのだやま)駅から200M/大阪府道30号線(大阪和泉泉南線)沿い
<定員>各回30人。(参加無料。申し込みは不要です。)
映画「橋のない川」作品解説
(C)シグロ
◆どんな映画か
日本近代を貫いた20世紀の“魂の叙事詩”
◇住井すゑの代ベストセラーを映画化
原作は住井すゑがライフワークとする『橋のない川』。美しい奈良の四季の風景のなかで、明治から大正時代を、人間の尊厳をかけて激しく生きぬいた人々の生活を描く。
◇“人としての誇り”に生きる鮮やかな青春群像
鋭い感受性に恵まれた幼い兄弟。二人をたくましく育て上げる女たちのやさしさと強さ。その家族を中心に、みずみずしい恋、深い友情、そして差別にあらがって敢然と戦う青春群像が、あざやかな映像に織り上げる。
◇“みずら輝きはじめる”美しさ
「ここには、差別のなかでかえってういういしい感受性をみがき、自分の内部の温度を上げて自ら<発光体のように光りはじめる人々>が、情感ゆたかに描かれています。私が描きたかったのは、まさにこの美しさにほかなりません。」(東陽一/監督)
◇日本人の魂の叙事詩
主演は大谷直子、中村玉緒、高橋悦史、杉本哲太など重厚な演技陣。撮影は『つぐみ』の川上皓市、美術は90年度の数々の美術賞をさらった内藤昭など、ベストスタッフ。日本映画の最高水準を示し、同時に社会的な意義を持つ「日本人の魂の叙事詩」が誕生した。
文部省選定
優秀映画鑑賞会推薦
全国創立70周年記念作品
1992年ガレリア・西友共同製作
原作:住井すゑ
監督:東陽一
(キャスト)
畑中ふで:大谷直子
畑中ぬい:中村玉緒
畑中誠太郎:杉本哲太、趙泰勇(子役)
畑中孝二:渡部篤郎、藤田哲也(子役)、中野聡彦(子役)
志村貞夫:萩原聖人
村上秀昭:辰巳琢郎
峰村七重:高岡早紀
杉本まちえ:安永亜衣
志村かね:加茂さくら
安井徳三郎:中村嘉葎雄
伊勢田宗則:高橋悦史
(スタッフ)
製作総指揮:川口正志、高丘季昭
製作:山上徹二郎、山口一信
脚本:東陽一、金秀吉
撮影:川上皓市
美術:内藤 昭
音楽:エルネスト・カブール
録音:久保田幸雄
照明:磯崎英範
装飾:安田彰一
助監督:萩原吉弘、井坂聡
「橋のない川」製作委員会
◆ものがたり
◇「明治・大正」の奈良の農村を舞台に、真の人間の豊かさを現代に問う、情感あふれる人間解放のドラマである。
1908年(明治41年)、奈良の山村・小森。誠太郎と孝二の幼い兄弟は、父を戦争で失ったが、しっかり者の祖母ぬいと心やさしい母ふでに大切に育てられる。だが兄弟は学校や路上で、ことごとにいじめられる。小森は被差別なのだ。
5年生の孝二は、想いを寄せていた地主の娘まちえに手を握られ胸を熱くする。しかし従姉妹の七重はまちえが手を握った理由を知っていた。孝二を想う七重。だが孝二のまちえへの想いは消えず、七重の恋は実らない。母ふでの秘めた恋も、花咲くことなく時が流れる。
1918年、大阪の米屋で働く誠太郎は米騒動のさなかにいた。同じ頃、小森に帰った秀昭は仲間と『』を組織する。深い人間愛を訴える『宣言』の草稿を胸に抱いて、祖母ぬいは静かに泣く。しかし、その同じ年の夏……。
「明治・大正」の奈良の農村を舞台に、真の人間の豊かさとは何かを現代に問う、情感あふれる人間解放のドラマである。
◆原作者から
◇法律と人為の違いがわかる映画に
人間平等は地球の法則であり、人間社会の差別は人為です。地球の法則にそむくことがあまりにも当たり前ゆえ、皆、見失ってしまっている。
草清水が大洋に流れ込むにも似た小説、『橋のない川』です。これを映像に写しかえることは何と至難な技かと思います。しかし監督はそれに近いものをつくろうとされる。できない相談でもあり、あいすまなく思うことでもあります。でも、誰かがいつかはやらねばならない大事業、つまり人間の責任かと思うのです。
人為社会と法則社会、この違いがわかる映画であって欲しい・・・と願っています。(談)
シナリオ『橋のない川』より(住井すゑ)