過去の出来事

ある大学の、生物系学部生のひとりごち。
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レポabout行動知能学

2009-05-13 01:45:31 | 生物学
明日(…ってもう今日か)提出のレポート
行動知能学という授業のレポート



私が選んだテーマは
「霊長類の性行動と交尾戦略」


ニホンザル、チンパンジー、ボノボに関しての性行動の中には
性的に受容的な時期の長期化…ボノボに関しては排卵時期を周囲から隠す、という行動が見られる。


他の動物や昆虫は
しっかり
「今がその時期です!」とフェロモンとか、外部形態でアピールするのだ。


でも、何で、
また、ヒトに近いこの3種で起こるのか。
というか、ヒトは自分でも分かりませんね、排卵日。
(まぁ、ちゃんと体温測れば分かるみたいだけど)

この3種は複雄複雌の集団、と言うのがキーワードかもしれない。
なぜなら、霊長類でも、ハーレムを作るゴリラ、
雌雄が一対一のオランウータンではこのような現象は見られない。


この「性的に受容期間を長くして、かつ排卵日を隠す」というのは
メスにとっても、オスにとっても、いろいろな利点があるのです。

まぁ、あまり詳しく書きすぎると一般向けしないので、省略。
(性にまつわる行動は、生物学的に面白いのだけど、表現がグロテスクww)

いろいろ本を読んだけど・・・


ヒトがなぜ今のような結婚体系を取ったのか、とか
どうして嫉妬が生まれたのか、とか
どうして男性も女性も不倫するのか 
いろいろヒトの集団でも無理やりあてはめることができて面白い。
(実際はヒトで、一夫一妻制の社会でも、ふたを開けてみると子供は結構配偶者ではない男性の遺伝子を持つことが多いらしい)
(ちなみにこれが、上の「排卵時期を外部からは見えなくする」ことで成り立つことの一つでもある)
(ま、守ってくれる男性=配偶者と、次世代に残したい遺伝子は違うってことかもねーって本に書いてあった)

オスにおける「不倫」はなかなか分かりやすい利点があるけど、
メスにおけるそれも、なかなかに利点があることなんだそうな。


ま、ある「生物現象」があって、それをどうやって読み取っていくかは、
ヒトによって違う。

どういう見方をしていくか?

これが超重要。今日の記事に書かなかった見方だってたくさんある。

今回のレポは一日だけだったので←ww
そんなにじっくり考えなかったけど・・・


今日は今から寝ても3時間眠れぬ。
次こそ早めにレポを書き始めようと思ったのでした。

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