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太郎と次郎

2008-09-03 | 時事その他雑感

昨日、ブックオフの105円コーナーでこの本をゲット。

白洲次郎 占領を背負った男
北 康利
講談社

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・・・・・・白州次郎
もう説明は不要でしょう。

終戦直後GHQ支配下の日本で吉田茂の側近として活躍し、貿易庁(通産省)長官等をつとめ、独立復興後は東北電力会長等を歴任。
マッカーサーを叱り飛ばした気骨の人ということでも有名ですよね。

気骨・・・・・そいうえば、この言葉、滅多に聞くことがなくなりましたね。



また、彼のメッセージにこんなものがあります。

「私は、“戦後”というものは一寸やそっとで消失するものだとは思わない。 
 我々が現在声高らかに唱えている新憲法もデモクラシーも、我々のほんとの
 自分のものになっているとは思わない。
 それが本当に心の底から自分のものになった時において、
 はじめて“戦後”は終わったと自己満足してもよかろう」

ひるがえって現代の日本。2年連続の国民不在の首相辞任劇・・・・。
デモクラシーは遠くなりにけり・・・・
まだ戦後は終わっていないかもしれません。


で、福田首相の電撃辞任を受けて、どうやら麻生自民党幹事長が
次期総裁選に立候補するとか・・・・。



これも偶然です。


というのも、実は麻生幹事長のご両親、麻生太賀吉氏と和子さんの
縁結び役となったのが、何を隠そう白洲次郎。

太賀吉氏がロンドン滞在中、白洲次郎の紹介で、
吉田茂駐英大使(当時)の三女・和子と知り合い、帰国後結婚。
上記の本にも何度か登場してきます。


今の世の中、白州次郎のいうところの「プリンシプル」(“筋”とでも
言うのでしょうか)これを持ち合わせていない腑抜けの世襲議員政治家
が多すぎる。

白洲次郎と間接的に人生が交錯した麻生氏にはせめて、
首相としての熱い志を持ち合わせていて欲しいものです。



分厚い本ですが、胸を熱くするエピソードが多く、
こういう日本人がいたことを誇りに思える、収穫の一冊でした。

かくいう私も何か「プリンシプル」持たないと・・・・・手遅れか・・・・。






+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


で、本篇よりも時間を割いている「癒し系音楽コーナー」。


本日も2曲なのですが、
たまたま、TVで協和発酵のCFが流れておりました。

それが、竹内まりや「人生の扉」。

50歳以上の方に向けたメッセージですが、
その手前の世代の私にも、歌詞が深く沁み入ってきました。




公式HPを見ておりましたら、10月1日にデビュー30周年でコンプリート・ベストを出すとのこと。私も初回限定版を買うことにします。
10月からNHK朝の連ドラ「だんだん」のナレーションもするとかで、当面は話題をさらいそうです。

Expressions (初回限定盤)

Warner Music Japan =music=

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で、ついでにもう1曲は
これも懐かしい名曲。


「元気を出して」。
最近元気がないので、(歌詞の趣旨とは全く異なりますが)エントリーしました。
印象的なエンディングのコーラスに薬師丸ひろ子が参加していることで有名。

何故か画面には、「六ちゃん」こと堀北真希が登場しますが、
映画「3丁目の夕日」つながり ということでご容赦下さい。

「人生はあなたが思うほど悪くない」・・・・そうですかねぇ・・・・。



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