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「未来を信じられるか?」 -経済同友会起業フォーラムにて思う

2005-11-07 | 経営
閲覧者数が通常のペース(120名様)に戻り、
妙に安堵感が出た月曜日。
(アクセス数が多いと次のネタのプレッシャー、
結構ありますから)

夕刻には時間を作って「経済同友会起業フォーラム2005」
http://www.doyukai.or.jp/kigyo/pl.html
(無料)に参加しました。

もちろん、すぐに起業する訳でも、起業できる訳でもありません。
しかしこれだけ時代や価値観が大きく転回していく中で、
将来のキャリアプランの選択肢として
起業を入れない訳にはいきません。


きっかけは東京駅に貼ってあったポスターでした。
シンポジウム参加者が豪華だったのです。
・楽天・三木谷社長、
・ローソン・新浪社長、
・松井証券・松井社長、
・ACCESS・荒川社長、

会場に行きますと500人超で満員。
うち70%が大企業のサラリーマン。
学生は41名参加とのこと。
確かに、ややギラついた顔の人が多かった気がします。

以下、備忘録的に主な発言メモを残しておきます。。
(本当はもっとありますけど)

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◆楽天・三木谷社長
「興銀では最初に事務セクションに配属。
 この時の経験は起業時に役立っている。」
「起業家の要件は、マインドとスキルとナレッジ」
「経営者は慎重さと大胆さの二律背反が大切。」
「起業後、どこでロケットを発射させるか。
 ビジョンとそれを持続させるエネルギーも重要。
 米国ではベンチャーキャピタリストがサポートしてくれるが、
 日本ではそうはいかない。」
「ただ、米国のベンチャーキャピタリストは
 今や、成功している案件の9割は売却、IPOは1割に過ぎない。
 (かつては10案件あれば、IPO=7,売却=3)。
 米国ではCEO・CFOの責任が重くなっており、
 これらになりたくない人が増えている。
 上場維持コストも以前の5~10倍。」


◆ローソン・新浪社長
「三菱商事に入って、「好きな事」を探すのに10年もかかっている。
 最初は、社内でもリストラ対象だった砂糖部に配属。
 でも自分の差別化に努めた。」
「コンビニは構造不況産業。
 平家物語と一緒で上にいるものはいずれ落ちる。(セブンのこと)
 だから上とは違う価値観でいこうよ。」


◆松井証券・松井社長
「物凄いパラダイムシフト起きている。多産多死社会。
  “常識”という言葉の意味が変わり始めている。
 常識・会社という定義を変えていかないとダメ。」
「18年社長をやって思うのは、会社にとって最大のコストは、
 時代とのギャップ。
 このギャップを埋めるのが社長であり、社長の頭。
 どういう時代観、ビジネス観を持って仕事できるか。」
「これからは組織の時代でなく、個の時代。
 日本郵船時代にトラウマになって個人はもっと自由であるべき、と感じた。
 皆、資本家になればいいんじゃないの?」
「未来に対する仮説をもって、それで失敗したら、しゃーない。」


◆ACCESS・荒川社長
 「成功している人は、未来を信じて今の困難・矛盾に立ち向かっている。
  未来を信じられない人はゼロサムゲームの発想をする。 
  成功する人はプラスサムの発想ができる。」

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・・・・確かに、私の半生、引き算ばかりでした。
  でも信じるに足る未来、どうやって見つけたら良いのか。
  まだまだ、自分探しの日々が続きそうです。
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