FOIエフオーアイ、架空売上100億円の衝撃

あの
エフオーアイがようやく決算情報の虚偽記載を認めました。

日経新聞から。
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　東証マザーズ上場の半導体製造装置メーカー、エフオーアイは16日、
上場前の2009年３月期の有価証券届出書に虚偽の決算情報を記載して、
上場申請時に提出していたと発表した。

　同社は09年11月に上場。だが上場前に提出した届出書に売上高を100億円規模で
水増しした疑いがあるとして、証券取引等監視委員会が12日、
金融商品取引法違反の疑いで同社本社などの強制調査に入った。

　東京証券取引所は同日、エフオーアイ株が上場廃止基準に該当する恐れがあるとして、
監理銘柄（審査中）に指定すると発表した。
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(コメント)

・いやぁ、呆れました。ほとんどが架空売上ってことになります。
　嵩上げした売上高の割合を「粉飾比率」としますと、
　おそらく過去最悪の水準となるのではないでしょうか。

・リリース文はまるで他人事。
　「二度とのこのような事態を引き起こさぬよう、
　社内体制の見直しを含めたコンプライアンスの強化・・・・・」程度で済む問題ではない。
　会社の存続すら危ういでしょう。
　いわずもがなですが主幹事証券、会計監査人、そして証取の責任は重い。

・でも探してみるといろいろ噂・観測情報はあったんですね。
「FOIの扮飾決算疑惑は上場前から指摘されていたみたい」
　このサイトでは、特に売掛金の分析はなかなか本格的。
　他の事例でも活用できそうです。
　でもこの程度の売掛金分析が監査人サイドでできていないってこと自体、
　極めて情けない話。
　またぞろ会計士批判が高まりそう・・・・・。