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怪しい小僧寿し

2014-08-07 | この決算書・会計処理はおかしい
ご無沙汰して申し訳ございません。


私はこの1ヶ月、韓国映画「怪しい彼女」にハマっておりまして新宿のレイトショーを中心にすでに11回も鑑賞してしまいました。
70歳の毒舌ばあさんが50歳若返って繰り広げるコメディなのですが、そこは韓国映画、ラストでドーンと泣かせてくれます。
笑えて泣けて今年観た映画では出色の一本。かの地では様々な映画賞を受賞することでしょう。
日本ではそろそろ公開終了してしまうようですので、騙されたと思ってぜひご鑑賞下さい。
(私もYahoo映画でネタバレレビューを書いておりますのでご鑑賞後、ご覧下さい)



日本でも笑えて泣ける傑作はないものか・・・・と常々探していたが、本日、ついに見つけてしまいました。
ただし、それは映画ではなく、適時開示資料でしたが。

発表元は今や経営者への不透明な金の流れ、決算開示の遅れ、リストラ発表と立て続けに世間を賑わしている「小僧寿し」だ。


8月7日「経営方針に関する意見募集について」


業績不振から抜け出すため、社内外から経営改革案を募ると発表したのだ。
それも、株主や加盟店だけでなく、利用客など一般からも、しかも匿名投稿も認めると。


私も長い間、適時開示資料を見てきたが、
こんな民主的・・・・ というかプライドのかけらすらもない資料を見たことがない。
経営の混乱、ここに極まれり。
今月一杯は、間違いなく当社に関して様々な『提案』が提供されることであろう。
・・・・あくまでネタとして。

しかも、意見募集のメアドが間違えていて訂正リリースを出す始末。
恥の上塗りとはこのことか。


新鮮なネタを提供するのは寿司だけにしてもらいたかったのだが…。



そしてこの『作品』は今年度、間違いなく賞レースの本命となろう。
「適時開示アワード」の。



次回は、小僧寿しへの経営提言を考えてみましょう。 
・・・・・ネタとしてですが。



参考記事:
読売新聞 「匿名も可、経営改革案を社外から募集…小僧寿し」

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