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【霊告月記】第五十三回  新型コロナウイルス対策は「自助」と「共助」と「公助」の三本柱で乗り切れ!

2020年04月01日 07時30分00秒 | 霊告月記51~55

【霊告月記】第五十三回 新型コロナウイルス対策は「自助」と「共助」と「公助」の三本柱で乗り切れ!

 ロックダウンとは?  
    ☛ 要するにロックダウンとは都市の呼吸停止である


解題:今回は株式会社ゼロメガ代表取締役・菅原秀宣様にお願いをしまして氏が一昨日(3/30)フェイスブックに投稿された記事をそのまま転載させて頂くことと致しました。内容は表題が示す通り現下の緊急の課題について包括的な指針を含むものです。特に「共助」についての分析は目から鱗の斬新かつ本質を突いた内容です。なお今回のみ更新時刻を早めております。理由は新型コロナウィルスとの闘いは時間との戦いでもあるからです。そして新型コロナウイルスに対して諸国民が知恵と勇気と努力を結集すべき稀な時期でもあることを認識すべきでしょう。皆さま方が今回の記事を精読されそこから必要な知識を汲み取って頂くことを切に望みます。
ダンボールの部屋:管理人

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緊急提言

 新型コロナウイルス対策は
  「自助」と「共助」と「公助」の三本柱で乗り切れ!


                           菅原 秀宣  
 
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<目次>

 序文
 第一章 自助の三本柱
 第二章 共助の三本柱
 第三章 公助の三本柱
 第四章 企業における共助:BCP(事業継続計画)詳論
 あとがき              

序文

新型コロナウイルス流行の折、皆さまにはいろいろ大変な毎日を過ごされているかと存じます。やっぱりこういうときは自助と共助と公助の三本柱で乗り切るしかないわけですよね

第一章 自助の三本柱

まずもって確実なのは自助。あてくしなんかもマスクに手洗い、うがいなんぞ柄にもなくやってますけども。自助ってのも分解してみれば三本柱。防疫対策と非常時の日常生活サイクルの確立のための対策と経済対策。防疫対策ってのはさっき言ったようにうがいしたり何したりってのもやってますし、もしかすると4月に医療機関混雑するかもしれないんで、慢性疾患(私の場合ぜんそく)の投薬とか早めにしてもらったりとか(本日かかりつけに行ったりしました)、人込み避けるとか、まあそういうことですよね。非常時の日常生活確立ってのは、子どもたちが休みですから三食どうすんのとかマスクやトイレットペーパー品薄のところなんとか手に入れようとか、深刻に過ぎたり暗くならないように明るくふるまうよう努めようとか。経済対策てのは、手元現金大丈夫か的な話ですよね。

第二章 共助の三本柱

共助ってのは身近な人と協力しましょうってな話になりますが、まあ一般的には各人それぞれ、親戚・ご近所・友人知己・職場くらいの4クラスタくらいへのアプローチになりますか。まずは安否確認したり声掛けしたり、情報交換したりできる範囲での労務や物資の相互融通を行ったり。まあこれは親戚でもご近所でも友人知己でもだいたいそんなとこですかね。人間同士がつながっているという状態を意識的につくりだすことが必要ですよね。高齢者一人暮らしとか、小さい子どもさんを抱えてるとか、そういうところは特に目配りを厚くしたい。情報交換なんかだと、昨今あてくしごときにも「これについてはどうしてます?どう考えます?」的なお問い合わせをいただく機会が増えてくるようなこともあり、バタバタしてる合間を見てなんとかかんとかお答えしてますが、お返事できてない筋にはまことに申し訳ない。職場については、これは親戚・ご近所・友人知己とは違った組織的対応ってのをやる必要があって、ちょっと別の話になるような気がします。私あたり中小企業やってるオヤジですので、僭越ながら非常事態の最高責任者ってことになっており、ここらの対応がいまいま非常に忙しいわけですがこれについては後述。

第三章 公助の三本柱

公助。コロナ禍はまさに社会的緊急事態ですので、ここに一番期待したいところですけど、もしかすると一番期待できないのかもしれず、なんともかんともですよね。お肉券、お魚券の話については暗澹たる気持ちになるの半分、大笑いしたくなるの半分でしたけども、一時の気の迷いだと信じたい。さてここでも考え方は三本柱、それがふたつなんだと思いますよね。まずは規模と時期と内容の三本の大枠を策定することが大事で、内容についても三本柱。防疫・治療などの医療対策、あと個人の生活対策と対企業・個人事業体への景気対策。予算規模ですけど、最初数兆円とかケチなこと言ってましたけども、事態の拡大を見たり、アメリカやヨーロッパの対策を見たり、野党に突き上げられたりして、政権もようやくGDP1割ないしそれ以上の対策規模が必要なんだと理解したようです。時期については、基本とにかく早くやれですよね。防疫対策はまさに刻々で、移動の一定の抑制は必要だろうし、増大するはずの感染者の治療インフラ・物資などの先回りした生産供給も待ったなしだろうし。それを策定するのに必要なデータって、やっぱりもうちょっとPCR検査しないとダメなんだろうし、かかって自然治癒した人がどれくらいいるか(血清抗体検査)も併せてやらないと、てな話なんでしょう。あとはウイルス分析・症例分析・現時点での治療法確立・ワクチンや有効薬剤の開発などに申請型の大型補助金出すことですかね、千億~兆円規模くらいが必要だと思う。まあ言うてここらへんは専門家に任せるしかない領域ではありますが。あととにかく急がなきゃならないのは個人の生活対策ですよね。失職や休職での所得減に対して手当てしないと、コロナじゃなくて経済で人が死ぬ。大事なのは当面のキャッシュですよ。すぐできるのは税金・年金・保険料・公共料金支払いの繰り延べや免除なんだけども、まずこれやればいいのにと思いますね。少しでも当面の手持ち現金持たせるというね。で、次に急ぐべきは当面の現金貸与・給付かな。大型の所得補償とかなんとかは少しばかりじっくり考えればいいんじゃないかな。一律給付と所得補償と低所得補助、そして有疾病者・高齢者・子育て世帯などの限定対策という4つのレイヤーに対して、有効性と必要性と切迫性を勘案して、それぞれのレイヤーに同時にやる必要がある。財産の有無を問わない生活保護申請受理を3か月~半年に限り受け付けるというような案も聞こえてきますが、そういうスキームもありなのかもしれない。まさにちょうどこんな話を25日の夜くらいに酒飲みながらしてたんですけど、その後の朝まで生テレビでも識者の皆さんがだいたい似たようなこと言ってましたから、そんなに筋悪でもないんじゃないかと思います。企業対策ですけど、金融緩和しつつ、株価対策もやって、ってここらへんはアベノミクスと称してさんざんやってるから今までのスキームを規模だけ拡大すりゃいい。あとは緊急貸付、これは結構早く対策してますね。信用保証料と利息に対する公的補助付けての企業の手持ち現金確保のための政策ですけども、これは引き続きスピードを上げて規模も拡大して継続して欲しい。コロナ収束のときに企業が半分以上死に絶えてました、復興ができませんなんてことがないようにしなきゃいけませんし、コロナ禍下においても信用不安の連鎖(=連鎖倒産)や解雇の拡大による個人の不安定化などの二次被害を起こさないためにも、是非に必要なことかと思います。解雇の拡大というのを起こさないという意味では、個人への補償と連動してくるんだと思いますけども、休業補償や雇用継続奨励、在宅ワークシフトへの投資に対してもなんらかの厚い手当てがあるといいとは思います。個人に対する所得補償を全部公的なチャンネルでやろうとすると窓口がパンクしますから、一定は企業ルートでやる必要があろうかと思います。あとやっぱり、コロナ禍が直撃した業種に対する補助金とかあるといいと思うんですよね、宿泊とか旅行とかイベント業とか飲食業とか。ホテル・旅館業の市場規模が大体5兆円、旅行総消費額(観光・宿泊・旅行代理・旅行)が2019年で約15兆円、イベント業総収入が2018年で約17兆円、飲2018年の飲食業が約27兆円なんで、全部合計すると64兆円ですね。ホテル業の総収入とかは旅行総消費額とかぶるところはあるにせよ、まあ大体の被害の大きい業種の市場規模総合計を把握するってことでとりあえず目をつぶってください。こういう業界に対して1か月分の真水の減収補償をすれば、実際は各企業がやりくりしますから3か月分の減収くらいに耐えられるようになりますんで、有効かと思うんですよね。業種ピンポイントでやって、64兆円の12分の1で5兆円ちょい。こういうの必要だと思いますがいかがなものか。そういう目配りないと街中華のいい店とか地域の定食屋さんとかつぶれちゃうよなあ。

第四章 企業における共助→BCP(事業継続計画)詳論 

さて後述すると申し上げたところの企業における共助。私が中小企業の経営などやってるからここは詳しく語れることころなんですけど、ちょっと公助のところを長く書きすぎましたが、もう少しお付き合いください。災害非常時にに企業のやるべきことなんかわかりやすく言って3つ、これも三本柱としてまとめられるんじゃないかと思うわけです。「信用不安を起こさない」「災害を拡大させない」「供給不安を起こさない」。筆頭は信用不安を起こさないこと。要するに会社つぶさないことですよね。倒産は連鎖的な信用不安の直接的な原因になりますし、あと倒産解雇などで個人の収入不安なども生んでしまうので、まずこれを回避する。手持ち現金を確保するのが第一、不要不急の出費をしぼるのが第二ですけども、今は政府系金融が無利子無担保保証料金肩代わりなんていうのをやってますので、小企業なら政策金融公庫、中企業なら商工中金にまず相談しにいくといいんじゃないかと思います。あと、都道府県や各市町村が、保証料や利息負担している緊急制度融資があるはずですから、これを取引銀行に使えないかと持ち掛けるのも急いだほうがいい。弊社は初動が早かったので、主要取引銀行さんと連携して明日31日に月商分程度の融資を実行してもらえる段取りをつけることができ、少なくとも今年1年はなんとかなるかなという目算がつきました。中小企業やってる人はわかると思うんですけど、この目算がつくかつかないかで心情的な切迫度は天国と地獄ほど違ってきます。非常時ほど冷静になる必要がありますから、まず資金の手当てを急がれるといいんじゃないかと思います。次に「災害を拡大させない」というのと「供給不安を起こさない」というのは、実は少なからずトレードオフになってまして、業務をやることには災害を拡大させるリスクがあり、業務を止めてしまうと供給不安を引き起こすリスクが増大するわけですね。これの綱引きを考えた最大効率オペレーションを考える必要がある。災害拡大の防止という意味では、防疫意識の徹底や防疫資源の確保、検温の奨励、本人感染疑い時・感染時、同居人感染疑い時・感染時の対応策定などを事前にやっておき、決めたら地道に運用するということが必要なのかと思います。供給不安を起こさないためには、自社の潜在的生産可能総量を把握したうえで、自社ビルロックダウンや地域のロックダウンが起こった時に、いかほどの生産力の減少が不可避なのかを算出し、非常時編成を事前想定することが基本ですよね。あとはことが感染症ですから、A、Bの2班ないしA、B、Cの3班に生産ラインを分けて、感染時の全面的な疑いクラスター化を回避するなどのシミュレーションおよび運用をすることも有効だと思います。あとは主力拠点がダウンした場合の、代理拠点の準備と事前明示。でもって、そういう非常時運用をするにあたっては、必ず統括責任者と所轄部所、現場責任者を明確化して、各責任者に事故ある場合の代理責任者を事前明示する必要もありますよね。特に統括責任者に関しては、三次、四次代位者くらいまで策定しておくくらいの用意があるといい。弊社だと一応第一次の統括責任者は私だということになりますが、事故ある場合は誰、そのまた次はだれ、みたいなところで四次代位者まで決定されていたりします。あと、志村けんさんがお亡くなりになって大変痛ましいんですけども、それを受けて弊社なんかだと「あんたが死んだときのオペレーションも策定しとかないと」なんて話になってまして、それだってあながちない話でもないなあと思うので、今はそんなところまで検討に入ってたりします。こういう計画っていわゆる「BCP(事業継続計画)」って言うらしいんですね。Business Continuity Planの略でBCPなんですけども、こういう機会に、各中小企業さんでも策定しておくといいんじゃないかと思います。 備えあれば憂いなしとの諺もありますし。って、備えてもなかなか憂いはなくなりゃしないんですが、そなえてないよりはるかにいいはず。

あとがき

と、思わず長々書いてしまいましたが、誰かのなんかの役に立つこともありますかね。誰かの役に立てたいならもうちょっと簡潔にまとめなきゃダメなような気もしますが。散文は思考・志向の道筋を追っかけてもらうにはいいけども、およそ実用的じゃないですもんねえ…。まあ自分の備忘録ということにしておきたいと思います。最後まで読んでいただいた既読な、じゃない奇特な方には、ほんとに長文ご容赦のほどを。  菅原 秀宣

】傑作映画紹介☛ 三島由紀夫と東大全共闘との伝説の討論会 】


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