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Let's Play The Saxophone! 20初めてのサックス演奏。教則本・リード削り

2023-07-30 12:22:08 | 初めてのサックス演奏

リードが柔らかすぎる場合はリードカッターで0,5mm位づつ切って使います。

今回はリードが厚すぎる場合です。耐水ペーパーの1000番を使っています。

リードは根元の固定する部分と振動させる部分とその間の傾斜の部分で構成されています。

耐水ペーパーとリードを水で濡らしてから底面を削ります。

リード全体を耐水ペーパーに当てて削るとリードの先が削れ過ぎてしまうので

固定部分を削ってからリードの先を削ります。

傾斜部分はリード全体の弾力に大きく影響しますので必要な場合だけ削ります。

傾斜部分はとがった半月の形になっているのでこの形を崩さないように半月の両端から

先端に向かって少しずつ削ります。どの場合もその都度マウスピースにつけて音を確認しながら行います。

ここからは実際の教則本の楽譜に当てはめて実践的な倍音を使った練習を考えてみます。

入門書の最初は大体がこのようなものと思います。タンギングを使って一つ一つの音を

確認しながら演奏します。全音符はそれぞれにブレス(✓)を入れながら行います。

この場合も最初はオクターブキーを使わないで演奏を行い、呼吸の圧力が旋律の高低に

沿って動いていくことを確認します。

「一段目」と「二段目」と「三段目・四段目」のように3つに分かれています。

タンギングは「タ」で行いますが高音が出にくい場合は「カ」を試してください。

喉の開きが大きくなります。喉の開きが意識出来たら元に戻し「タ」で行います。

 


Let's Play The Saxophone! 19初めてのサックス演奏。音の出し方で悩む人へ

2023-07-22 09:07:43 | 初めてのサックス演奏

マウスピースとリードの位置(セルマーC☆☆)

マウスピースと口の関係。その角度について!

息の吐き出す方向は変えられませんのでマウスピースの角度で音色も変わると思います。

マウスピースの中の構造に従って息の方向を決めることで音色も変わります。

息の方向をリード側にするかマウスピースの中の上の面にするかです。

リード側の場合は上下の歯の位置が同じくらいでマウスピースに対して深めで、

マウスピースの中の上の面の場合は上の歯は浅く下の歯は上よりも深くなります。

リード側の場合なリード全体を振動させる感じで、マウスピースの中の上の面の場合は

リードの先の振動がリード全体に伝わっていくというイメージだと思います。

リード全体を振動させる場合はリコーのリードでリードの先の振動をリード全体に伝える場合は

バンドレンというように感じますがその人の好みによるので一概には言えません。

マウスピースの中の上の面の場合は思いっきり角度を付けると息が入りませんがそこから少しずつ

角度を戻していくと息がスッと入る位置にきます。

 


Let's Play The Saxophone! 18初めてのサックス演奏。安定的な呼吸の実際

2023-07-20 23:07:57 | 初めてのサックス演奏

音は息の速度と圧力によって安定的に演奏されること。

息の速度と安定的な圧力がなければ音もまた安定を失います。

実際の曲で息の速度と安定的な圧力をためしてみましょう。

それぞれの一つのスラーを一息で演奏します。いろんな速さで試してください。

音程の動きに沿って息への圧力を変化させることを意識してください。

曲は「Freedom  Jazz Dance」です。ゆっくりから♩=170以上で

音程が高くなっていくときはリードへの圧力を弱めながら(唇をゆるめながら)息の速度を増していく。

リードへの圧力を弱めると音程が高くなるんじゃないかと思いますが、この時息の速度を上げるための

息の圧力は上がっています。この息の圧力に負けると唇の横から息もれがおきます。これを防ぐため

に唇は締まってきます(リードへの圧力が上がる)。この息もれを防ぐ圧力を適度に保つために意識的に

唇をゆるめてリードの振動をさまたげないようにいます。また、低い音に下がていく時は息の圧力は弱く

なり安定的な音を維持する圧力までにさがります。これに沿って唇をゆるめます。このゆるみを忘れると

音程が下がりきらなくなります。

 

 

 

 


Let's Play The Saxophone! 17初めてのサックス演奏・倍音による3度の音階

2023-07-16 13:57:30 | 初めてのサックス演奏

オクターブキーを使わない演奏の続きです。

今回はサイドキーの最高音「F#」までの練習です。

「Gmaj」「Amaj」「Bmaj」です。

運指を完全に覚え、指先や体に力が入らないようにして下さい。

素早い呼吸のコントロールで圧力を保ってください。

速さは指定なしですが各キーのスケールは最初から最後まで

一息で吹ききってください。

参考に新しい運指です。

全てが終わったらオクターブキーを使ってやり直してみてください。

音の変化に対応して呼吸が意識されるようになっていると思います。

音は呼吸の速度と圧力によって安定的に演奏されることが分かると思います。

譜面で強弱の指示があって弱い音を演奏する場合には特に感じると思います。

呼吸の速度と安定的な圧力がなければ音もまた安定を失います。


Let's Play The Saxophone! 16初めてのサックス演奏・連続 し持続する呼吸の圧力

2023-07-15 13:24:10 | 初めてのサックス演奏

前回までで音程と音色を安定的に維持するためには「呼吸の速度や圧力の強弱」をその旋律に沿って

変化させていかなければならないことが理解いただけたでしょうか?

音程が高くなるにつれてリードの振動は増し、音量が大きくなるにつれ息の量が増していきます。

これらは息がもれない程度に緩い唇への圧力や呼吸の速度や圧力の強弱でなされます。

これまででまだ唇(アンブシュア)にどうしても圧力がかかってリードを押さえてしまう場合の

一つの練習を紹介します。

その前に耳にタコですがこれを確認して下さい。何回か提案しましたがリードは薄いものを使ってください。

倍音(オバートーン)やフラジオ音はちょっとリードが厚いほうが出易いとか出しやすいということはよく聞きますが

リードが厚いということはそれだけ振動しにくいということで無理をしてよいことはありません。

リードは腰が強いもの(弾力の強いもの)を選んでください。腰の強さをごまかすために厚いリードを使うのは危険です。

何枚も試して息が入りやすく振動がしやすいものを選んでください。

これは経験しかありません。結果、リード一枚は高価なものになります。

「初めてのサックス演奏10」でオクターブキーを押さえながら音程をオクターブ上下させる方法の別バージョンです。

唇(アンブシュア)思い切ってゆるめます。ゆるめる為だけの練習なので音程は気にせずに!

次はオクターブキーを使わないでアルペジオを演奏します。

「C」「F」「G」のメジャーです。メジャーのサウンドだということを意識の隅においてください。

最初はゆっくりのテンポで。素早い呼吸のコントロールです。

音程が上がるにつれて息の速度を上げます、

最低音に戻った時、唇が締まったままですと音程が下がりきらないので注意。

「Dm」「Em」「Am」のマイナーです。マイナーーのサウンドだということを意識の隅においてください。