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これまでオクターブキーを使わない演奏法を行ってきましたがうまくいっているでしょうか?
ここではこれまでの振り返りとうまくいっていないかもしれない箇所などを考えてみます。
まずはマウスピースです。マウスピースはセルマーですと「Cのワンスター☆」が付いていると
思いますがこれで十分です。空きの広いものやメタルやカットの違うものを使ってその時だけ
良くてもそれは演奏方法が身についたわけではないのですから。
次はリードです。リードは弾力がある薄いものリコーやバンドレンの「2」です。
薄くても弾力の強いものです。腰があるものという言い方もします。
どれが良いかは見た目では分かりませんので3枚以上のリードを用意して実際に音を出し、
息が抵抗なく入るもので音が出やすいものを使います。これは数枚の内に一枚しかありません。
良いものだけを使います。使い続けて息を吹き込むときにマウスピースにくっついてしまうような感じに
なったらリードカッターで0,5ミリぐらい切って使い続けます。厚くなったら終わりですが慣れてきたら
厚くなった部分を800番ぐらいの紙やすりを使って裏側から削って使います。
良いリードはなかなかありませんし一枚当たりの値段は相当高いものになりますから丁寧に使います。
最後は呼吸です。音が連続する時に圧力は安定的であるか?
音が大きく変化するとき(跳躍する)喉が開いて腹筋で呼吸の圧力を上げることができているか?
また運指とのタイミングは合っているか?
リードの振動の感覚を忘れてないか?一番最初を確認して下さい。
破裂音のような音が出ますがこれがリードが振動するということでリードの振動の最大値です。
これをコントロールしてきたわけです。
これらがうまくいっているかどうかを確かめてみましょう。
呼吸のコントロールとアンブシュア、タンギングです。
オクターブキーを使わないで1オクターブ上の音を出すことは第二倍音を出したということです。
喉の開きと音程が高くなるほど瞬間的な息の圧力も高くなることを確認して下さい。
倍音を出す瞬間は強い圧力が必要ですがそれ以後の持続にはある程度の圧力の持続で音は維持されます。
「タ」と「カ」のタンギングは最終的にはダブルタンギングになります。
以下の倍音とダブルタンギングをやってみましょう。倍音は一音ずつ確認しながらで
16分音符の「GABC」は初めはゆっくりで徐々に速くしていきます。
喉が閉まったり唇のリードへの圧力が大きいとうまくいきません。音域が上にいくほど顕著です。
教則本ではダブルタンギングはずっと後であると思いますが方法を覚えれば後は音域と速さです。
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