泥子のブログ

南房総の山里や海の風景、
そして日々の出来事を綴ってゆきます。

シンポジウムでパネラーやりました。

2018-06-24 08:18:23 | いじめ自殺問題 館山
昨日は18時30分から柏市内の「アミュゼ柏」で、
「館山いじめ問題 シンポジウム」がありました。
野田のすてきな女性のFB友達、船橋の現職時の組合仲間、
そして教育評論家の武田さち子さんもおいで下さりたいへんうれしかったです。

主催は「防災教育を考える会・柏」(代表:琴寄政人氏)で、
パネラーは、ご遺族の田副(たぞえ)さん、最初に新聞報道をした毎日新聞の中島記者、
ずっと市議会で取り上げ続けている石井敏宏館山市議、「館山いじめ問題を考える会」の私でした。
シンポは、事件発生前後の様子から支援が始まる新聞掲載、議会質問、
「館山いじめ問題を考える会」発足などの支援体制、第三者委員会をめぐる対立と現状等の流れで進められました。
なにぶん、思い出して腹が立ってきた檀上でしたので満足なメモも取れず、
以下、簡単ですがそれぞれの発言からです。

琴寄さん(司会)
「10年もやっているのは他にないし、遺族、議員、支援する会、新聞記者の4者がタッグを組んでやっている所もない」

田副さん
「息子は野球部で、遠征試合の帰り、バスの中で制汗スプレーを吹き付けられたなどのいじめがあった。それを話し合う学校の4者面談で肝心の顧問は来なかったし一言もない。息子の死の直後、臨時保護者会があったが、その連絡もないし、私が言いもしなかったことを、私の要望だからと、学校側は保護者会で自殺のことは報告しなかった」

中島さん
「スポーツ担当で論説や一面のコラムを書いていたが、現場取材の原点に戻りたくて館山に来たが、この件で新聞にも出ない聞いたことから、ご遺族への取材等を始めた。関係個所も当たった所、いじめを確信して記事にした」

石井さん
「問題に気が付いていて、モノが言える議員が何もしないのはどうなのかと思い、ご遺族に話を聞きに行って議会で取り上げてきた。毎日新聞に記事が出たちょうどその日が最初の質問日だった。第三者委員会の設置に関する規則は全国的にもけっこういいものができた」

小出
「会は、方針の最終決定はご遺族という大原則でやっている。市教委申し入れ等やってきたが、情報開示請求で隠蔽疑惑等、およそ教育者とは思えないような舞台裏もわかったが、大人たちが何をどう考え、どう動いたのか、動かなかったのか、その検証が大事だ」

質疑討論の最後に田副さんが、
「子供としつこいくらい話をして下さい。その中でSОSを発しているのがわかるはずです。それを皆さんに言うのは、実は私自身、親として気が付かず守ってやれなかったという悔いが残っているからです」と涙ながらに話されました。

「防災教育を考える会・柏」の皆様には過分なるご厚志もいただき、会場からも多くのカンパを頂戴いたしました。
たいへんお世話になりましたことと同時に、そのこと、改めて御礼申し上げます。
たいへん、ありがとうございました。

以上、ほんとに簡単ではありますが、第三者調査委員会も7月30日と命日の9月10日に館山で開催、
報告書の報告に向けたいと、6月18日の第27回委員会の記者会見で委員長が言われました。
まだどうなるかわかりませんが、最後までご遺族と一緒に居たいと思いますので、
当ブログをご覧の皆様、今後ともよろしくお心をお寄せ下さいますよう、
心からお願い申し上げます。
                「館山いじめ問題を考える会」事務局 小出一彦

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