祁県映海戴氏心意拳倶楽部 公式ブログ

戴隆邦から脈々と受け継がれる戴氏心意拳。王映海伝戴氏心意拳の日本での伝承を行う祁県映海戴氏心意拳倶楽部の公式ブログです。

重神不重形 重内不重外

2014-10-10 21:49:08 | 理論―陰陽五行、名言集

内なるもの 投稿者:うさぎ 投稿日:2013年 3月16日(土)07時20分37秒 返信・引用


戴氏心意拳の練拳は、内なるものを作っていく作業だと思います。
「重神不重形 重内不重外、以意領気以気催勁、丹田一動渾身動、内勁一発勁無窮」(戴氏心意六合拳 技撃精要」(P42)
初期に、形という容れ物を作ったら、あとは「内なるもの」を作っていく。内なるものができていけば、様々な変化として出てくる。
 土佐の川えびさん、摩脛摩勁は、「戴氏心意拳目録」には、示されていません。「書かなかった」、あるいは「ない」「隠していた」のではありません。目録に表していったものは
ほんの一部の現象でしかないのです。目録に書かれていない技法は他にもあるし、「内なるもの」からは、様々なものが溢れでてくる。
 戴氏の教授を受けるとき、これはこう使える、こうも使える・・・・と様々な技法変化が出てくることに驚かれることがあると思います。戴氏の門人たちは、一つ一つの技法変化を
次はどうして、次はどうすると学んでいったわけではないのです。私もそうでしたし、王映海師父も戴魁師爺もまたそうだったはずです。陰陽、動静、剛柔をわきまえた「内なるもの」が作られていけば、千変万化していくことができるのです。
 戴氏心意拳を学び始めた頃、私が「この技法名はなんですか」とか「どう使うんですか」とか「拳譜はないのですか」とかしきりに聞くものだから、師父は「形に現れたものは、本物ではない。本当のものは内側にあるのだ」と自分の腹を軽く叩くような仕草をされながら、優しい眼差しで私を諭してくださったのを今でも鮮明に思い出します。
本や文字の役割は、人に伝えるために「整理する」ということなのだと思います。私たち戴氏心意拳を学ぶ者達は、日々の鍛錬の中で、本や言葉に表された内奥にあるものを掴んでいく作業をしていかなければならないのだと思います。
 何はともあれ、質問してくださってありがとうございます。聞いてくださるからこそ、色々と出てくるのだと思います。
http://wushuweb.com/x1/forum.php?mod=viewthread&tid=616543&extra=page%3D1





目的達成 投稿者:土佐の川えび 投稿日:2013年 3月16日(土)14時10分49秒 返信・引用


> No.340[元記事へ]

「目録に書かれていない技法は他にもある」とは楽しみです。これから学ぶであろう楽しみとして目録を眺めたりしてます。中国武術大全にも目録が出てますし興味深いですよね。
幸運にも、技やら套路を学べましたが以前から用法にあまり固執したくないな、と思ってました。套路や技は原理を示し、戦闘術というより錬功法として受け止めたいと主観をもってます。
一連の書き込みは、王映海老師との逸話を聞きたいなーと下心があったのですが、達成されました。
「摩脛摩勁」は松田隆智先生がBABジャパン「発勁と基本拳」で発表されたp170以降のことかな~と思ってみますが「ぜーんぜん、分からん、何やろうね?」と言った所です。これからの楽しみです。
「明勁から暗勁へ」ですが明勁と暗勁の明確な線引きはないのではないかなぁと思います。明日から暗勁だみたいな。「精」や「妙」を得ていく過程かなぁと。
技撃精要を眺めていると、兵器である気付きがあり、分会の先生に問うと、興味深い話を聞けました。ココに書いてしまうと、武術を学んだことのない方に、誤解されてしまうかも知れませんので、またお会い出来たときの楽しみとして…。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿