祁県映海戴氏心意拳倶楽部 公式ブログ

戴隆邦から脈々と受け継がれる戴氏心意拳。王映海伝戴氏心意拳の日本での伝承を行う祁県映海戴氏心意拳倶楽部の公式ブログです。

起落二字無蹤影

2013-05-05 19:38:03 | 理論―陰陽五行、名言集

起落二字無蹤影

    投稿日:2009年12月12日(土)06時50分29秒

返信・引用 編集済

 

 

   「身如弩弓,手如薬箭,把把如炮,歩歩如虎,歩歩行動剪子股,
      把把鷹捉発雷声,起如風落無蹤,起落二字無蹤影。

翻訳 : 身は弩弓の如く、手は薬箭の如し、把把炮の如く、歩歩虎の如し、
     歩歩が行く動きは剪子股、把把鷹捉雷声を発する、起は風の如く落     に踪はなし、起落の二字に踪影はなし。

  解説:形を規矩にしたがって覚え、形作っていく段階から,さらに功を高      めていく段階では,上のような多くの言葉にたとえられ説明される。      このような言葉はただ知っているだけでは、単なる知識にしかならな     いし、言葉を元に練習をしても、言葉が独り歩きしてしまう。例えば      「歩は虎のように」という言葉を覚えて自分なり
     に練習しても虎のイメージは人それぞれ違うのでまったく的外れな      歩になってし
     まう。このようなたとえを伴った言葉は老師によってその動作を示範     され、動作の風格とその言葉イメージが合致したとき初めて有益な     ものになる。老師の指導をしっかり受容しながら練拳していくこと昇      華していくことが重要だ。

 

 

 

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戴氏心意拳の特徴

2013-05-05 19:35:27 | 理論―陰陽五行、名言集

戴氏心意拳の特徴

 投稿日:2009年12月20日(日)10時45分59秒

返信・引用 編集済

 

 

      丹田上滾下滾,左滾右滾,前滾後滾,滾為勁,
      動之如螺旋,無堅不摧,起落似弾簧,蓄勁呈威,
            看其攻,攻中有防,観其防,防中有攻

翻訳    丹田、上下左右前後に回転し,滚勁となる。
     動けば螺旋の如く、遮るものなし、起落はバネに似て、蓄勁に威を呈す。
     その攻撃には、攻撃の中に防御有り、その防御には、防御の中に攻撃が有る。

解説    戴氏心意拳の特徴は何といっても、身法の縦回転だろう。この縦の回転は「滾勁」             となり、変幻自在の技法へと変化していく。円だから止まらない。攻撃、防御が一つの動
       きとしてなしえるのも円の動きから成り立つ。また、ただ手や足だけで円を描くのではなく
       身体全体で円を描くことを戴氏心意拳は可能にした。それが丹田功を中核とした戴氏の
       練功システムである。

 

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