沖縄を代表する夏野菜「ゴーヤー」。
今回は、ゴーヤーの新しい栽培にチャレンジしている農家さんの畑を取材しました。
無農薬での栽培は、いろいろ聞きますが「有機」となると、
本当に数少ないと思います。
チャレンジャーの農家さんは、金城朝明さんです。
本音トークで迫りました。
Q レポーター 有機無農薬栽培にこだわる訳は?
A 金城さん ゴーヤー栽培に農薬が多く使われるようになり、食の安全性に疑問
を持ちました。
農業従事者の病気の多発、早死になどの現象も見られており、
抜本的な解決策が必要と感じ、有機無農薬栽培に踏み切りました。
生活者へ安全で安心な食材の提供と農業従事者の安全な作業環境
の確保のための有機無農薬栽培です。
Q レポーター 一番悩ましい点は?
A 金城さん ずばり収入の安定です。無農薬なので、がい虫との戦い、うどん粉
病などの病気との戦いなどで、安定した収穫が見込めないからです。
農薬を使えば、すぐ解決できる問題が、無農薬のため、なかなか解
決できずに、大切な収穫が見込めない時があります。
うどん粉病(Powdery Mildew)/
病菌名:Sphaerotheca pannosa var.rosae
症状 最初の症状は、葉の表面のわずかな隆起ですが、この時点では気がつか 葉の栄養を奪い、枯れて行きます。この時点では、ゴーヤーの成長が見込め なくなり、切り倒すしかありません。 農薬を使えば、ある程度防げるそうです。 次回は、がい虫との戦いをレポートします。
ないことが多いです。続いて菌糸の成長が見えるようになります。
若い葉の場合には、白点状の菌糸群が確認できるようになり、葉自体が
波打ったりする変形が見られるようになります。
菌糸は全葉を覆うまで拡大していきます。
※受粉に成功し、小さな実がついてました。