食う・寝る・太る

日々の出来事の他、本、映画、旅行、サッカー等々、NO CONCEPTで書いていきます。

なかなかの外観

2007-10-23 | Weblog
先日、資格試験の為立教大学に行ってきました。

池袋から近いということで

試験場の希望を出したのですが

その実、中を一度見てみたいと思ってました。

ということで、本来の目的を忘れ

タイル張りとツタのあるすばらしい外観でした。

試しにウィキペディアで調べると

『池袋キャンパスにある蔦の絡まる「本館」(別名モリス館)、さらに「第一食堂」、「2号館」、「3号館」、「図書館旧館」、「立教学院諸聖徒礼拝堂チャペル)」は東京都選定歴史的建造物である。また、「図書館本館」は建築家丹下健三氏の設計である。

独特の雰囲気から、映画やドラマのロケーションに、よく利用される。』

とあります。

たしかに、なんかのドラマで見たことあるような

懐かしいようなキャンパスでした。

南大沢の都立大(現首都大)も計画された良いキャンパスだとは思ってましたが

このような歴史の風情を残すのは

たとえファサードだけでも重要だと思います。

青山学院も非常に上手に残している気がします。


日本の街並みもただ、効率性を追求する再開発だけではなく

安全性を確保した街並みの保存ももっと進めていくべきだと

思うのです。

表参道ヒルズのやり方は好きじゃないですね。

安藤忠雄はガラスのファサードは下手です。


リトビネンコ暗殺

2007-10-22 | Weblog

BRICSは

ゴールドマン・サックスが名付けたようですが

最近個人的に気になるのはR、ロシアです。

共産主義・社会主義という形態を取ったことにも

興味ありますし

レーニン、スターリン、トロツキー、ゴルバチョフ、エリツィン等々興味深い

政治の国

そして、文学でも

ドストエフスキー、トルストイと文豪を生んでます。

しかし、プーチン。

現役の世界の政治家の中では

もっとも不気味です。

最近特に、周囲の国に対して高圧的な外交を展開してますが

日本の新聞とかで流し読みしていてもなかなか実情が

わかりません。

たまたま佐藤優が推薦しているのを広告でみたのがきっかけとなり

「リトビネンコ暗殺」を読みました。

恐ろしいまでの陰鬱で謀略に満ちた世界をプーチンは

繰り広げていました。

チェチェン問題も日本だと実感がわきませんが。

この本を読むと多少なりともその悪辣さがわかります。

チェチェンを攻撃するために

自国の国民をテロにより大量に殺害し、チェチェン武装派集団のせいにする

プーチン。

それを告発しようとするメディアやジャーナリストを

次から次へと潰し、殺害するプーチン

せっかく、エリツィンによって民主化の道が開けようとしていたのに

完全に逆行しようとしているのです。

9・11のテロもプーチンにとっては交渉の材料に…

ブッシュにチェチェンに干渉しないようにとする

外交の道具のようなものなのです。

リトビネンコの暗殺の背景には

恐ろしいまでの謀略、暗殺を国家が主導しているという

背景があるようです。

話半分にしたとしても

まさに、「事実は小説より奇なり」です。

次は同じく暗殺された

アンナ・ポリトコフスカヤの本でも読んでみようかと思う今日この頃です。


東京タワー

2007-10-16 | Weblog

リリー・フランキーの「東京タワー」は

ちょっと前に読みましたが、評判どおり

素晴らしい本でした。

彼のようなキャラクターから

あのような作品が生まれることに興味を覚えます。

この間、たまたま初めて東京タワーの足元に行ってみました。

       

           

遠くから眺めてもいいけど

下からもなかなかでした。

第2東京タワーができても、ぜひ残してもらいたいものです。


プロレスを観て

2007-10-14 | Weblog
8日(月)にプロレスを観にいきました。

またしても、Kさんに誘われて

本当のプロレスファンの人には申し訳ありませんが

さほど期待せず、その後両国のちゃんこを楽しみに行ったきました。

2回目の観戦でその面白さを感じました。





プロレスはその技の掛け合いが重要で

あっという間の瞬殺は許されないそうです。

たしかに、その過程を楽しませる、エンターテイメントでした。

いかに多彩な技を繰り広げるか

見入ってしまいます。

そういえば、目の前の女の子のスカートがずり落ちて

Tバックの縦の線まで見えたのにも、釘付けになってしまいました。


3日後

テレビでボクシングを見ました。

こっちは、真剣勝負(セメント)です、のはずです。

しかし、最初からガードを固めて

文字通り亀になってましたね。

どういう戦略なのか、後半猛攻撃をしかけるのか、と観てました。

しかし、何も変わらず最終Rになり

突然種目が変わり、プロレス技が

切れが悪かったですね。

あれだけの大言壮語

TBSに踊らされているとはいえ、

それを利用してやりたい放題の最悪の家族

本当に無様な醜態をさらしてましたね。

「切腹」といわず「打ち首」でしょ。

切腹は自主性があり、極悪人には適用されないので

TBSは今後どうするのでしょう。

安易な「リベンジ」を今度はクローズアップでもするのでしょうか

反則王に果たして、イカサマを黙認する対戦相手はでてくるのでしょうか?

巨匠

2007-10-03 | Weblog

建築の巨匠というと

ル・コルビジェ

、ミース・ファン・デル・ローエ


の2人が

真っ先に挙げられます。

3人選ぶとなると、その3人目が中々難しいのではないでしょうか。

バウハウスの初代校長である

ワルター・グロピウスを挙げる人でも、彼の教育面の実績とは別に

実作品にこれといったものがない点に思いを致し

日本でも有名なフランク・ロイド・ライトに関しても

住宅を中心とした建築家というイメージを払拭できず

アルヴァ・アアルトに関しては



その作品がほとんどがフィンランドに限られているという点が…

といった感じで、どうしても2大巨匠という感じが否めないのが

現状ではないでしょうか。

もう1人に加えられるかどうかは分かりませんが

ルイス・カーン




「ルイス・カーンとはだれか」香山壽夫著

を読みました。

本自体は著者とルイス・カーンの関係の中での

個人的な思い出という感が強く

ちょっと、表題から期待したものとは異なってましたが

「フォーム」「ルーム」「光」「沈黙」等のキーワードで

時代を経てテーマを変えていきながら、建築に対する真摯な追求は、

読んでいるうちに引き込まれていきました。

自然を作ろうとしても出来ないのと同様に

人工物である建築は自然には出来上がらないという

当たり前のようなことにも、カーンが語ると、なるほどと思えてしまいます。



上の写真はソーク研究所

学生の頃、何とはなしに見ていた作品集で特に印象に残ったものの1つです。

この青い空にRCの打ち放しが何とも言えません。



この写真はキンベル美術館

中からのいい写真が見つけられませんでしたが

内部の光の入り方が芸術的です。

20世紀を代表する美術館建築です。

アフリカの建築を思索している過程で

その強い直射日光をどのように柔らかい光に変えて室内に取り込むか

ということを考え、それがカーンの光に対する追求をさらに加速させた

ようです。

一度でもこの目で見てみたいものです。