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大学坊倶楽部

時事ネタや趣味に関する記事をマイペースで更新していきます

ターミネーター:ニュー・フェイト

2019-11-08 23:42:00 | 映画
 ジェームズ・キャメロンが復帰しての「2」の正当な続編ということで、「3」以降は無かったことにされてしまいましたが、いわゆる大人の事情ということなんでしょうねぇ…。

 かつてサラ・コナーとその息子ジョン、そして未来からプログラムされて繰り込まれてきたT-800型ターミネーターの活躍により、スカイネットによる“審判の日”は回避された、はずだった。

 22年後、メキシコの自動車工場で働く女性ダニーの前に現れたのは、スカイネットに代わる新たな脅威・リージョンが送り込んだ新型ターミネーターRev-9。
 ダニーの危機を救ったのは同じく未来から送り込まれた強化型女性兵士グレース。
 Rev-9からの執拗な追跡を逃れようとするグレースとダニーの前に現れたのは22年もの間ターミネーターと戦い続けていたサラ。
 3人はサラにターミネーター出没の情報を送り続けていた“人物”の元に向かう。
 その“人物”こそ22年前にサラの目の前でジョンの命を奪ったもう1体のT-800だった…。

 ストーリーの軸となるのがサラ、ダニー、グレースの女性キャラ3人、そしてヒスパニックのダニーが未来で人類を導くリーダーになるという展開が今の世相を繁栄している本作。
 そのためシュワルツェネッガー演じるT-800が脇に回った感は否めませんが、22年の間に手に入れた平穏な生活を捨てて、ダニーを守るために立ち上がるT-800の姿は「2」にダブるものがありました。
 ダニーが自らの運命を自覚して、サラと共に力強く生きる決意を固めたラスト。
 さすがに続きは無いかな。

ジェミニマン

2019-10-25 23:55:00 | 映画
 今のウィル・スミスと若い頃のウィル・スミスの対決が実現。
 最近の映像技術の進歩があってこそのストーリーではないかと。

 アメリカ政府の依頼でスナイパーとしての腕を振るってきたヘンリーは引退を決意する。
 その直後、彼の仲間が次々と何者かによって消され、彼自身も凄腕の刺客に狙われる。
 ヘンリーの行動パターンを知り尽くした刺客の正体は、かつて政府の極秘プロジェクト“ジェミニ”が生み出した彼自身のクローン・ジュニアだった…。

 “クローン”を題材にした映画はこれまで何作かありましたが、ジェイソン・ボーン・シリーズみたく主人公が国家権力に追い詰められながらも反撃に出るというのがミソ。
 それだけでなく、殺人マシーンとして育てられたジュニアにヘンリーが自分の出来なかった生き方を諭すといった、人間ドラマとしての一面もあったかと。


 ちなみに、本作は最新の映像技術3DHFRを導入。
 通常の3D作品以上に迫力溢れる映像になっていました。

ジョーカー

2019-10-04 19:35:00 | 映画
 過去にジャック・ニコルソンやヒース・レジャーが演じた悪のカリスマ。
 今回はホアキン・フェニックスが新たな解釈を取り入れたジョーカー像を熱演しています。

 ゴッサム・シティの底辺で大道芸人として生計を立てている青年アーサー。
 障害を抱えながらもコメディアンになる夢をかなえるべく努力する日々を送っていたアーサーだったが、貧富の差が激しいゴッサムの雰囲気、周りの人々の悪意ある行動によって心身ともに追い詰められて行く。
 そして、遂に彼の内なる狂気が爆発するのだった…。

 いくら悲惨な状況に追い込まれてもそう簡単にヒトが悪の道に走るのか?といった疑問もありますが、昨今のワイドショーを賑わせているニュースを見る限り、誰の心にもジョーカーになり得る要素が潜んでいると言えるのでは。
 そういった点ではある意味タイムリーな作品ではないかと。

 さて、ジョーカーといえばバットマン、ということで流石にバットマンこそ登場しませんが、少年時代のブルース・ウェイン(もちろん後のバットマン)や執事のアルフレッド、ブルースの両親を登場させているあたり、ファンへの目配せが感じられます。
 さらに、終盤のあのシーンがあの作品にリンクしているといったサプライズも。
 流石にホアキン・ジョーカーがバットマンと対決することは無いでしょうが…。

アド・アストラ

2019-09-27 20:03:00 | 映画
 ブラッド・ピットとトミー・リー・ジョーンズ初共演の本作。
 2人のキャリアからして、今まで余り接点が無かったんでしょうねぇ…。

 人類が宇宙により目を向けるようになった近未来、世界各地を謎のサージ=電気嵐が襲い、多くの被害が出る。
 自身もサージの被害に遭遇したアメリカ宇宙軍の宇宙飛行士ロイは上官から意外な事実を知らされる。
 かつて人類初の太陽系外友人探査調査=リマ計画の責任者で、探査開始後16年目に行方不明となったロイの父クリフォードが生きていて、彼の行っている実験がサージの原因となっているというのだ。
 真相を探るべく、月から火星へ、そしてサージの発生源と思われる海王星へ向かうロイ。
 様々なトラブルの末、海王星に辿り着いたロイは真実を知るのであった…。

 制作サイドがコメントしているようにどことなく「2001年宇宙の旅」を髣髴させる内容ながら、根底に流れるのはロイとクリフォード父子の物語。
 同じ宇宙飛行士として尊敬しながら仕事一筋のクリフォードに反感を抱きつつも、長い旅路の果てに心境に変化が生じるロイをブラッド・ピットがほぼ一人芝居で魅せていました。
 そして、トミー・リー・ジョーンズ演じるクリフォードも、短い出番ながら強烈な存在感を放っていました。
 ようやく再開したにも拘らず、クリフォードが取った行動は彼なりのけじめだったんでしょうか。

マトリックス(4DX版)

2019-09-13 21:49:00 | 映画
 20年前、斬新な映像表現で話題となったウォシャウスキー兄弟(今は姉妹ですが…)のアクション作品が4DX仕様でリバイバル公開されました。

 普通の会社員として働く傍ら、ハッカーとしての活動を続けていたトマス・アンダーソン。
 ある夜、伝説の人物モーフィアスから謎のメッセージを受け取ったアンダーソンは驚愕の事実を知らされる。
 何と世界は人工知能に支配され、戦いに負けた人類は人工知能のエネルギー源として、仮想現実=マトリックスでの生活を余儀なくされていたのだ。
 人類の自由を取り戻すべく、アンダーソンは救世主ネオとして、モーフィアスや仲間のトリニティーらと共に戦いに身を投じるのだった…。

 AIの活用が話題となっている昨今ですが、本作や「ターミネーター」みたいな世の中になってしまうほど人類は愚かではない、と信じたいものです。
 4DX版ということで、囚われの身となったモーフィアスを救出するべく完全武装したネオとトリニティーが殴りこみをかけるクライマックスと、ネオとエージェント・スミスのタイマン勝負シーンの迫力が増した感があります。

 ところで、先日続編制作が発表された本作。
 ネオ役のキアヌ・リーブスとトリニティー役のキャリーーアン・モスが再登板とのことですが、前作「マトリックス レボリューションズ」でネオやトリニティーはあんな事になってしまったのにどう話の辻褄を合わせるの下記になります。