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大学坊倶楽部

時事ネタや趣味に関する記事をマイペースで更新していきます

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE

2023-07-24 07:21:01 | 映画

 「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」も2時間半と長尺でしたが、本作も負けず劣らず長かった(内容は充実していましたが)。

 

 イーサンと彼のチームに依頼された新たなるミッション、それは世界情勢を動かす“あれ”を制御するカギの入手だった。

 世界中から追われつつ任務を遂行するイーサンだったが、過去に因縁あるガブリエルの登場や愛するエルサの死と様々なアクシデントが彼を見舞うのだった…。

 

 “あれ”(翻訳byT女史)とはおそらく世間で話題となっているアルファベット2文字のテクノロジーの事かと思いますが、パンデミックで制作が遅れたとはいえ実にタイムリーな内容。

 イーサンを演じるトム・クルーズの文字通り体を張ったスタントアクションも益々エスカレートする一方。

 下手するとやることが無くなってしまうのではとつい心配してしまいます。

 「PART ONE」とはいえ一応キリのいい終わり方をしていましたが、「PART TWO」はどんな内容でいつ公開されるのか気になります。


インディ・ジョーンズと運命のダイヤル

2023-07-03 07:11:14 | 映画

 誰かも書いていましたが、「と」の1文字が入るとまるでハリー・ポッターシリーズのタイトルみたいです。

 

 老境に差しかかりかつての剖検の日々は遠い過去の記憶となってしまったインディ・ジョーンズだったが、旧友の娘であるヘレナの来訪がきっかけで因縁浅からぬ“運命のダイヤル”にまつわるたびに出かけることになる。

 だが、インディたちのほかにも“運命のダイヤル”を追い求める悪しき集団がいたのだった…。

 

 恒例となっていたパラマウントマークから映画が始まらなかった、アントニオ・バンでラスをキャスティングしておいて勿体無さすぎる使い方、とか不満はさておいて。

 相変わらずのトンデモ内容でしたが、矢追さんのUFO特番みたいだった前作よりかはマシな内容だったかと。

 終盤に登場するあのお方を見ていると歳月の流れを感じてしまいます。

 それにしても、冒頭のシークエンスを見ていると最新の映像技術で何でもできてしまうんだな、と改めて実感したのは私だけではないはず。


仕掛人・藤枝梅安2

2023-04-10 07:12:50 | 映画

 トヨエツ梅安、2カ月ぶりにスクリーン復帰です。

 

 亡師の墓参を兼ねて上方に旅に出た梅安。

 その供をしていた彦次郎はかつて彼の妻子を死に追いやった1人の侍を見かける。

 だが、その侍=峯山又十郎と話をした梅安は彦次郎の人違いでは、と疑念を抱く。

 数日後、梅安は旧知の元締・白子屋菊右衛門から又十郎が依頼人の仕掛を頼まれる。

 引き受ける梅安だったが、その姿を物陰から見守る1人の浪人がいた…。

 

 「秋風二人旅」「殺しの4人」をベースに、梅安と彦次郎の過去が描かれた本作。

 ごく平凡に暮らしていた2人がふとしたことから道を踏み外して仕掛人になる過程がじっくりと描かれていましたが、梅安の場合、自らの行為が別の人間を地獄に追いやる結果となってしまうあたり、人間の業の深さを感じさせます。

 できることならこのクオリティーで続編を希望したいのですが。

 

 なお、エンドクレジット後に梅安が“もう1人の池波ヒーローとニアミスするサプライズが用意されているので、エンドクレジットが始まって即離席は厳禁です。


シン・仮面ライダー

2023-03-22 07:50:14 | 映画

 ゴジラ、ウルトラマンに続いて庵野監督は往年の日本を代表するヒーローをどんな風によみがえらせたのか。

 

 バイクを愛する孤独な青年本郷猛は謎の秘密結社ショッカーによってバッタの能力を持ったオーグメントにされてしまう。

 組織の一員だった緑川ルリ子の助けでショッカーから脱走した本郷は、己の変貌に苦悩しながらも仮面ライダーとしてショッカーの陰謀に立ち向かうのだった…。

 

 「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」同様原典に庵野テイストがこれまでもか、といったくらいに盛り込まれた本作。

 それでも本郷、ルリ子に後半登場する一文字隼人といったキャラクターをそのまま登場させたあたり、それだけ原典の影響が強かったという事なんでしょうか(設定はやや異なりますが)。

 

 昨今の平成&令和ライダーのように武器を多用することなく、己の体一つで立ち向かうライダーの勇姿にしびれた観客は結構いたのではないでしょうか。


モリコーネ 映画が恋した音楽家

2023-02-13 07:49:21 | 映画

 「カンフースタントマン」に続いてこれまたドキュメンタリー映画。

 取り上げられているのは2020年に惜しまれつつこの世を去った映画音楽界の巨匠エンニオ・モリコーネ。

 

 企画自体はモリコーネ御大の存命中にあったとか。

 御大自らの指名で演出を手掛けているのは「ニュー・シネマ・パラダイス」などでタッグを組んだジュセッペ・トルナトーレ監督。

 御大自身の言葉や70名あまりの関係者の証言からその生い立ち、映画音楽に関わることになったきっかけ、作曲の裏側などが明らかにされていきます。

 芸術的価値が低かった故に何度も映画音楽を止めようと思った御大の証言はちょっとショッキングでしたが、最終的にアカデミー賞受賞で報われたのが救いだったのではないでしょうか。