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大学坊倶楽部

時事ネタや趣味に関する記事をマイペースで更新していきます

355

2022-02-08 07:19:00 | 映画
 各国の女性エージェントが手を組んで戦う、これも時代の流れでしょうか。

 世界を混乱させるデジタルデバイスが取引されるという情報をつかんだCIAの女性エージェント・メイスは相棒とともに取引現場に向かうが、ドイツの情報部員マリーに妨害され、デバイスは行方不明となってしまう。
 敵対していたメイスとマリーだったが、デバイスが世界にもたらす脅威を阻止すべく手を組むのだった…。

 劇中のセリフを借りるなら「敵の敵は味方」ということで、メイスとマリーに加え更に3人の女性エージェントが加わりデバイス捜索、という展開はどこかで見たような気もしますが、アクションシーンなどそこそこ楽しめる内容でした。
 
 ところで、“355”というタイトルはかのアメリカ独立戦争の折に活躍した女性スパイのコードネームに因んでいるとか。
 本編では終盤近くに唐突に登場するんですが、できればもう少しストーリーに絡ませてほしかったなと。

クライ・マッチョ

2022-01-17 07:30:00 | 映画
 クリント・イーストウッド監督最新作は久々の原作ものでした。

 1980年、老いたカウボーイのマイクは恩義ある牧場主ハワードの依頼で、メキシコシティにいる息子ラファエルを連れ出すこととなる。
 当初“アメ公”とマイクを馬鹿にしていたラファエルだったが、マイクと道中を共にする中で次第に親交を深めていく。
 様々なトラブルに会いながらもハワードの待つ国境にたどり着いた2人。
 ラファエルの選んだ道は…。

 かれこれ数十年前に映画化の話を持ち込まれたイーストウッド監督。
 自分はこの役を演じるには若すぎると監督に専念し、ロバート・ミッチャム主演で映画化の話が進んでいたそうですがボツに(これはこれで観たかったような)。
 機が熟したかのように自ら主演を演じただけあって、監督生活50年&40作目にふさわしい内容に仕上がっていました。

 自分を愛している以外にも思惑があると知りつつハワードのもとに向かったラファエル。
 いずれはメキシコにいるマイクの元へ行くのでは、と勝手に想像したくなる幕切れでした。

先週のダー子 英雄編

2022-01-17 07:21:00 | 映画
 ジェシーやスタアがいなくて物足りないなぁ、と思いつつ劇場に足を運んできました。

 英雄と呼ばれた稀代の詐欺師・3代目ツチノコが死んだ。
 彼の薫陶を受けたダー子、ボクちゃん、リチャードの3人は誰が4代目にふさわしいかバトルをすることに。
 マルタ在住の元マフィア・ジェラールのお宝に狙いを定める3人だったが、インターポール、日本の警察、さらにはあの赤星まで絡んできて事態は思わぬ方向へ…。

 騙し合いから一転、ホロリとさせる展開だった前作「プリンセス編」とはガラリと趣向を変え、コンフィデンスマンJPの基本に立ち返ったような騙し合い合戦が繰り広げられ、最後の最後まで誰が勝者となるのかわからない展開。
 本記事冒頭で不在が残念と書いたジェシーやスタアも意外な形でストーリーに絡んでいます。

 ところで、最初の方でダー子が狙いをつけていたターゲットの中にあのお方の写真が。
 ちょっと前まで「東大に行け!」とシャウトしていたあのお方、次の劇場版があるとしたら登場するんでしょうか。

キングスマン ファースト・エージェント

2022-01-04 13:40:00 | 映画
 あのスパイ組織の始まりを描いた作品、これまたようやく公開です。

 妻の死を契機に平和主義者となった英国貴族オックスフォード卿は世界大戦を防ぐべく秘かに行動していた。だが、“羊飼い”を名乗る男が暗躍し遂に第1次大戦勃発。1人息子のコンラッドも父親の意に反して入隊し最前線に向かうのだった…。

 前2作と比べてかなりシリアスな内容ですが、ラスプーチンやマタ・ハリといった実在のキャラが歴史の陰で暗躍していたという設定は何とも言えません。

 そしてオックスフォード卿を演じるレイフ・ファインズ。
 「ノー・タイム・トゥ・ダイ」では苦虫を噛み潰したようなMが印象的でしたが、本作では実に生き生きとしていました。
 “羊飼い”の野望を阻止するべく孤軍奮闘するオックスフォード卿の姿は「ノー・タイム・トゥ・ダイ」も含んだ最近の007シリーズが忘れてしまった何かを思い出しました。

マトリックス レザレクションズ

2021-12-20 08:04:00 | 映画
 「あれっ、ネオもトリニティーも死んだはずでは?」と思いつつ劇場に足を運んできました。

 世界的にヒットしたゲーム「マトリックス」のデザイナーであるトマス・アンダーソン。
 平凡な日常を過ごしつつセラピーを受ける彼は、なにか違和感みたいな感情を抱いていた。
 やがて彼はその違和感の真実を知ることになるのだった…。

 本作制作の経緯をおちょくったような前半から一転、アンダーソンがかつて人類と機械の戦争に終止符を打った救世主ネオとしての記憶を取り戻してからは正にアクションのつるべ打ち(
流石に1作目ほどのインパクトはありませんでしたが…)。
些細なことかもしれませんが、ネオやトリニティーは前作のキャスティングそのまんまだったのに、モーフィアスやスミスの俳優が変わったのはいわゆる大人の事情だったんでしょうか。
 本作を皮切りに新たな3部作が始動するのか、はたまた今回1度きりで終わるかは興行成績次第でしょうね。