題詠blog2009

こちらは「題詠blog2009」の会場です。どなたでも自由にご参加いただけます。

032:世界

2008-12-23 | 031-040の歌
「032:世界」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

032:世界(アンタレス) (思い出ずるままに)
全世界数多人あり数しれぬなれど分ければ人と吾のみ

032:世界(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
東京の冬は世界でベストだと言いし友あり朝晴れの道

032:世界(みずき) (空)
空蝉の哭く幻聴が 不況とふ世界の角に豪雨降りたる

032:世界(船坂圭之介) (kei's anex room)
千載に残せし悔ひをふたたびの世界に斉らす はかなきは夢

032:世界(小早川忠義) (Just as I am Returns)
世界とは丸か四角か三角か形無きものに挑む日もあり

032:世界(jonny) (迂闊な夜の真ん中で)
日陰成す一本の樹にたとえたら世界はすこしこちらを向いた

032:世界 (五と七と五と七と七)
人生はフレームのない白い画布 世界まるごと あなたが描く

032:世界(鳥羽省三) (見沼田圃の畔から)
飄飄と「遠い世界に」歌ってる無精髭生えた西岡たかし

032:世界(星野ぐりこ) (題詠100首爆走中。)
世界から生存確認されたので手を振ってみる「此処にいます」と

032:世界(ひじり純子) (純情短歌)
「世界一好きだ」と放つ言の葉は今や宇宙の星の墓場に

032:世界(松木秀) (わたしよきみの風景であれ)
すこしだけ世界を知った少年の瞳いよいよまぶしくなりぬ...

032:世界(蓮野 唯) (万象の奇夜)
叫ぶなら中心よりもてっぺんで世界いっぱい愛を叫ぼう

032:世界(じゅじゅ。) (rahasia2 ~題詠blog2009~)
紛れよう 北の大地の銀世界 静かな時間(とき)が ふたりの味方

032:世界(根無し草) (根無し草)
午前四時 街は静まり 暗さ増す 僕が死んでも 世界は回る

032:世界 (穴井苑子) (猫のように純情)
彦摩呂の逃げ口上でもおなじみの好きな人にはたまらぬ世界

032:世界(柴田匡志) (スタートライン)
世界への挑戦として移籍するピッチに向かいて深々と礼

032:世界(佐藤紀子) (encantada)
それぞれの利害入り組み綾を成す人の世界も魚の世界も(浦島太郎物語)

032:世界(八朔) (I am still here ... われひとりゐて)
見えない目 聴こえない声 世界には咎めぬ者が数多居るらし 

032:世界(ひいらぎ) (ひいらぎのゆっくり短歌日記)
新しい二人の世界が始まってコーヒーさえも特別になる

032:世界(ウクレレ) (十線譜)
世界観変えたキミとの恋だったラジオ体操第2のような

032:世界(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
また一人また一人人が死ぬたびに薄まってゆく世界の歴史

032:世界(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
マスコミに「夢は世界」と言い放ちピッチャーがまたアメリカに発つ

032:世界(みつき) (みそひと :: misohito ::)
異世界の人が我が家に住んでます もう何年も同居してます

032:世界 (佐東ゆゆ) (Putting Holes in Happiness)
「若いっていいな」と語る 定年の世界史教師が世界を語る

032:世界(梅田啓子) (今日のうた)
もしも世界が大きな笹の舟ならば一日眠りつづけるだらう

032:世界(マトイテイ) (ようこそ 纏亭へ)
君の住む孤独という名の世界には潜っていけない深過ぎるから

032:世界(眩暈丸) (コギト過剰の歌)
世界地図拡げてみるがどの国も興味が湧かず部屋にて独り

032:世界(わだたかし) (ファミレス短歌)
偽りの世界の中で恋をしたキミは存在するのでしょうか

032:世界(木村比呂) (*さよなら小鳩)
地図に似た世界で、光るみずたまり踏んで、くじらのように踊ろう

032:世界(日向弥佳) (黒猫ときんぎょ)
いつまでもつながりたくて君のいる世界専用アンテナマックス

032:世界(庭鳥) (庭鳥小屋へようこそ)
世界一高い山ありのぞむもの挑み来たれと山は語りぬ

032:世界(はこべ) (梅の咲くころから)
和歌世界大和の峰のうえに照る 蒼くほのけき実朝の月

032:世界 行方祐美 (フーガのように)
世界地図に影を落として笑いいつ一人のほんのり温とき夜は

032:世界(柚木 良) (舌のうえには答えがでてる)
世界からこぼれていったものとして話題にのぼる退学者たち

032:世界(只野ハル) (Ordinary days)
見たことのない世界だよ ここから先に行く者は ぼくが最初だ

032:世界(ジテンふみお) (雲のない日は)
世界戦リングに上がるボクサーの顔で仏と対峙する母

032:世界(陸王) (Always Walking with Yu)
松の木にしるしをつけたそのあとの記憶が飛んだ世界の果てで

032:世界(久哲) (久哲の適当緑化計画。)
骨ひとつ探して僕は世界中の泥を短歌でかき混ぜている

032:世界 (はしぼそがらす) (紆余曲折)
趣味なのか脳トレなのかお遊びか歌の世界に首突っ込んでる

032:世界(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
世界中どこ探してもいないんだ 君の代わりになる人なんて

032:世界(ふみまろ) (光る風の記憶)
バチカンにしずむ夕陽におののきつ予言者に問ふ明日の世界は

032:世界(伊藤夏人) (やわらかいと納豆2009)
世界一理屈が多いと評判のあなたにアタシはついて行きます

032:世界 (新井蜜) (暗黒星雲)
蛾の群れが炎のように羽ばたいて世界地図から飛び立っていく

032:世界(さかいたつろう) (流星文庫)
砂糖とは甘いものです泣きそうです世界の隅から動けずにいます

032:世界 (井手蜂子) (蜂歌/Hello,Mr.Darkness.)
霧の夜に天使がくれたプレゼント シドとパンクと世界の終わり

032:世界 (minto) (@100@)
日常の雑事忘れて世界へと広げて見たき胸の地図帳

032:世界(七五三ひな) (ひなの雑記と言葉遊び)
   秘密裏の恋の結末誰ぞ知る脳裏に描いた世界の果てを

032:世界(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
捨てがたき『世界』の始末を社会科の職場に託し定年迎ふ

032:世界(風天のぼ) (でんでんむしの夢)
父の住むとおい世界の空のいろさくらの花をみあげているか

032:世界 (水口涼子) (FANTASIA )
世界には平和を口にしながらも戦争したい人がいるのよ

032:世界(チッピッピ) (うたよみブログ)
あの世との世界を結ぶ白き糸 香の煙が細くたなびく

032:世界(暮夜 宴) (青い蝶)
春風を両てのひらに包みこむ世界平和を祈るみたいに

032:世界(畠山拓郎) (あいうえおあお)
B型の世界にいつも押し切られいつの間にやらタイガースファン

032:世界(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
最初から飽きてそれでも午後中をダーツの的にする世界地図

032:世界(月下燕) (a swallow under the moonlight)
人知れず今日も世界は救われた いのち芽吹かす君のほほえみ

032:世界(Yosh) (☆生短歌☆)
金貯めて 世界中からかき集め 死んでく時は 争いの種

032:世界(都) (miya-momoの日記)
また春を迎えて思う一歩ずつ押し広げている新たな世界を

032:世界(森山あかり) (言葉の花かご)
住む世界違うんだわと割り切って自分を守るコツを学んだ

032:世界 (ゆり) (森の歌)
夢見てた世界を股にかける人二十三年経った地図帳

032:世界(音波) (短歌のなぎさ)
この駅が世界のすべてだったことがある桜がまた咲いてる

032:世界(藤野唯) (Sugarmint)
ああそっかはじめから決まっていたのか 波の音、君こそ世界の果て

032:世界(ことり) (歌)
すり切れた地図はジャックの宝物世界がいつか細切れの予兆

032:世界(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
とりあへず走るからにはマラソンの世界記録(の2倍)を目指す

032:世界(原田 町) (カトレア日記)
世界中の核兵器すべて無くなったエイプリルフール桜満開

032:世界(天野ねい) (三十一文字の毒薬)
君のいない世界はつらい 君だけの世界もつらい ほどほどがいい

2009題詠blog032:世界(はづき生) (生さんま定食)
がつてゐる世界つなげられてゐる世界つながつてゐる世界つな

032:世界(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
てのひらの中のカップに浮かぶ波 ごらん 世界はこんなに丸い 032:世界(題詠100首2009)

032:世界(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
フラクタル曲線終はりますやうに あなたのゐない世界はさびし

032:世界(西野明日香) (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
引き算をしてゆけばほら真っ白の世界に戻る君とは別の

032:世界(秋月あまね) (予定された調和が見つかりませんでした。)
あるいてもあるいてもまだ世界樹の枝葉の下で憧れている

032:世界(西野明日香)再投稿 (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
引き算をしてゆけばほら真っ白な世界に戻る君とは別の

032:世界(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
わがままを黄色く咲かせ繁茂する彼女は世界の中心にゐる

032:世界(祢莉) (suger drop)
「どれくらい好き」「世界一」間髪を入れずに答える準備はしてる

032:世界(迦里迦) (香飄)
歌人詠みき「生むならば世界を生め」と ご冗談でしょイザナミぢゃない

032:世界(新田瑛) (新田瑛のブログ2)
太陽が沈む時には取り込んであげるあなたの小さな世界

032:世界 (31pieces)
笑ったり泣いたりしながらうたってる 世界と微かに繋がる手段

032:世界(都季) (31pieces)
笑ったり泣いたりしながらうたってる 世界と微かに繋がる手段

032:世界(たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
夜が明ける ラジオではヨットの無寄航世界一周した人の事

032:世界(春待) (三感四音)
会社、家、会社、コンビニ、レンタルの往復で済む小さな世界

032:世界(かりやす) (彼方探訪)
   宗教の勧誘だつた友達になれさうだつた 過去形となりし地獄の世界説く女(ひと)

032:世界(かりやす)再投稿 (彼方探訪)
   宗教の勧誘だつた 友達になれさうだつた 過去形となりし地獄の世界説く女(ひと)

032:世界(詠時) (短歌の花道)
焦げてなおサンマはまぶた無き眼(まなこ)死語の世界の吾を見つめる

032:世界(吉里) (梢は歌う)
我と言う狭い世界の真ん中で もの思いたりもの感じたり

032:世界(冥亭) (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
世界とは緑濃きラフ 未青年ゴルファー魅了されつつロスト

032:世界(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
またどんな世界見ようと空白の時間がなければ何も見えない

032:世界(花夢) (花夢)
月あかりで世界のほつれを見つけてもしらんぷりして帰りましょう

032:世界(ME1) (FILL mobile)
  安っぽいポピーレッドな台詞です。でもキミこそがボクの世界だ。 .

032:世界(五十嵐きよみ) (NOMA-IGAオペラ日記)
受け継いだ良識に似て古びても捨て得ぬ『世界文学全集』

032:世界(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
この世界居心地悪く隠れ家へしばし楽しむ大人の時間

032:世界(O.F.) (O.F.)
世界一ひかり溢れる窓際の椅子とコーヒー揺れる錯覚

032:世界(イマイ) (ゆびおり短歌)
何歳になっても女は女女 十人未満の世界がすべて

032:世界(石畑由紀子) (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
くちびるが世界、とひらき漏れ落ちる欠片のなかにわたしは棲んで

032:世界(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
いまここに私の愚痴を集めたら世界中の雨なんか てへっ

032:世界(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
真っ白なシーツに真っ赤な世界地図 河馬を布団に寝かせてはダメ

032:世界 (沼尻つた子) (つたいあるけ)
世界ふしぎ発見!の金のヒトシ君みたいにあなたの前から消える

032:世界(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
この短い文章のなかに世界征服計画書の在りかを示す暗号がある

032:世界(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
地下鉄の連絡通路絡み合う閉じた世界に棲む影法師

032:世界(nnote) (白い箱から)
開くドア閉じるドアその向こう側世界が呼吸している四月

032:世界(こうめ) (はこにわ相聞歌)
約束を交わせば帰路の分かれ道水仙ひらき世界はふくらむ

032:世界(理阿弥) (車止めピロー)
手放した090にダイヤルし世界が不在の音たのしんで

032:世界(藻上旅人) (創作のおと)
この世界だけがすべてと思うなよ無限の時と広がる宇宙

032:世界(ほたる) (ほたるノオト)
とまらない回転木馬に跨って世界平和を祈る雨の日

032:世界 (七十路ばば独り言)
ミサイルで世界の世論をかき回し有頂天家かや北のだだっ子

032:世界(訂正) (七十路ばば独り言)
ミサイルで世界の世論をかき回し有頂天かや北のだだっ子

032:世界(虫武一俊) (無足場ワンダーランド)
わかりやすい世界規模での不景気に覆われて少し顔をあげる

032:世界(ゆふ) (ゆっくりん)
自由とふきみが世界にわが居場所探せどもつひにみつからざりし

032:世界(青野ことり) (こ と り ご と)
いまいくつ開いたのだろう 気がつけばマトリョーシカのような世界だ

032:世界(みずたまり) (劣等性な優等生の本音)
 ニューヨークから飛んできた"I like you." 世界はこうして縮んでいくの

032:世界(間遠 浪) (少女らせん)
恋人が百人超えた頃に来る飢饉に朽ちる世界 この街

032:世界(にいざき なん) (改題「休まないで歩けとチーターが言ったから」)
プテラノドン「ハロー 静かな宵越しと ハロー 世界の逆回転」

032:世界(健太郎) (モノクローム文芸館)
あと少し世界が少しもう少し願う事より私が少し

032:世界(振戸りく) (夢のまた夢)
できるだけ明るい世界を歩こうよ 日傘もあるしレフ板もある

032:世界(emi) (時計をはずして)
夢の世界へと歌った女生徒が残した言葉は翼をください

032:世界 (村木美月) (うたりずむ)
病んでいる世界の事情を神様もハイビジョン越し観てるのだろうか

032:世界(ゆき) (ひたぶる君を)
しとしとと涙ぐむ夜のあくるけふ月世界より使者のおとなふ

032:世界(あみー) (正直なたましい)
新緑がきらきらしてて晴れていて世界はいつも俺にやさしい

032:世界(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
春風にチュニックの裾翻し世界に旅立つ覚悟を決める

032:世界(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
軽々と世界一周しに行くと告げるきみの背朝日が昇る

032:世界(のびのび) (のび短歌)
独特の世界がどうとか別にいいし「意味わかんねぇ」って言えよはっきり 参照記事:032:世界

032:世界(月下  桜) (*月下  桜 の 世界*)
祈るのは世界のこともいいけれど隣の君を愛で満たそう

032:世界(羽うさぎ) (羽うさぎの日記帳)
ひとりずつ世界はありてまじわらせつなぎひろげてときにはこわす

032:世界(鹿男) (もえないゴミ箱)
いうなればスーパーサイヤ人2世界王拳はもう使えない

032:世界(村上はじめ) (雑感)
世界地図フリーハンドで描いてみる頭に浮かんだものには遠く

032:世界(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
死ぬまでの暇潰しでも君となら 世界はそれを愛と呼ぶんだ

032:世界(新津康) (GARDEN DRAGON)
君の知らない世界がすぐそこに在る。ただ密かに息を潜めて。

032:世界(フウ) (easygoing.)
世界の中心に行ってみたら小さな小さな心臓の谷

032:世界(Re:) (プリズム)
そんなわけないけど君と出会うまで世界はずっとモノクロだった

032:世界 (キャサリン)(コーラス♪(´・ω・`)カレンダー♪)
アイロンをたおして久々やけどした3センチ×7ミリの世界

032:世界(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
地球儀が世界の全てじゃないことを思い出す為体温欲する

032:世界(村本希理子) (きりころじっく2)
わたくしの死後の世界に迷ひこみ歯を磨いてる そんな感じ

032:世界(こゆり) (おかっぱ短歌)
ミドル級世界チャンプになったって今日もひとりで帰りたくない

032:世界(EXY) (オレブロ★パラダイス♪)
冬景色 徳川園の 庭園に 新雪積もり 銀世界なる

032:世界(遥遥) (たんかのきりかた2)
君のいる外にも世界あるのだと67度左に回る

032:世界(ノサカ レイ) (のーずのーず)
ぁあ!きみがあたしに発するメッセージ目くるめかせて妄想世界

032:世界 みぎわ (たづたづし)
世界滅亡の核のボタンを押す指は爪うつくしく磨かれてあれ

032:世界(櫻井ひなた) (ひなごと☆23→24)
ごく稀に世界はあたしを中心にまわってみてもいいと思います

032:世界(橘 みちよ) (夜間飛行)
クオ・バディスの挿絵に惹かれ読みしあの『世界名作全集』いづこ

032:世界(伊藤真也) (クラッシュボク)
普通ではいられなくなる笑顔から目を背けても世界は揺れる  

032:世界(松原なぎ) (日向水(題詠blog2009))
ちょうど林檎をスライスするように世界をざっくばらんにあつかう

032:世界(ぷよよん) (冷静と情熱のあいだ)
ぬばたまの夜にささやくトルソーの中庭にあるふたりの世界

032:世界(bubbles-goto) (BIBBLy HoUR)
読みかけの本をベンチに伏せるよに世界をちょっと休みたくなる

032:世界(兎六) (一人暮らしの日記)
十五夜の月がまんまる世界って呼ばれるものに生まれてみたい

032:世界(キヨ) (ぼくはこんなことが好き。)
明日からおまえと別れたパターンの世界を俺は歩いてゆくよ

032: 世界(文) (f_blueな日々 題詠blog)
とことはに希釈されゆくわたくしの世界とあなたの世界のわれめ

032:世界 (惠無) (なんでもない一日)
目の前を寄り添い飛び立つヒヨドリの世界の幕開け告げる声聞く

032:世界(市川周) (ミルミルを飲みながら)
タイ人の世界ランカー嚙ませ犬(日本の冬は寒くて白い)

032:世界(笹本奈緒) (ニダンカイサセツ)
6畳の世界の海はどんな色 君から借りる本はしっとり

032:世界(駒沢直) (題詠blog参加用。)
世界中が敵に思える晴れた日のショッピングモールで善人のフリ

032:世界(nene) (セイント☆オゼウサン かばんの中身ご開帳編)
このくちの中が世界のすべてなの 受け容れて舐めて喰い 契りましょう ○アベサダ的ななにか(ヲは付きません)

032:世界(紫月雲) (resume 1970-2009)
バーティがあるべき場所にないこの日喪失したのは世界かわたしか

032:世界(天国ななお) (お月様は許さない)
いま夜の世界のどこかの誰かさん 夜明けを待って祈っています

032:世界(龍庵) (題詠blog2009 龍庵)
死ぬことに怯える僕に母が言う「いいえ、世界は始まりばかり」

032:世界(草蜉蝣) (低空飛行)
あやまりに行こうと決めて世界地図コンパス持てどまだ三丁目

032:世界(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
新世界第二楽章鳴りわたり三流詐欺師の懺悔ひそかに

032:世界(短歌サミット2009.生沼義朗) (短歌サミットブログ)
序章に中年に湧いて離れざる曲ありたとえば「新世界より」

032:世界(sora) (追憶~娘へ)
この世界に未練はなかつたのだらうかぽつとんぽつとん水の滴る

032:世界(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
グランドに足で横線ひっぱって世界の端を哲学している

032:世界(志井一) (日記ホプキンス)
日本一まずいラーメンは世界一まずいラーメンよりもうまいか

032:世界(酒井景二朗) (F.S.D.)
健やかに世界はあれかしこの店の秘傳のタレが腐りだす迄

032:世界(TIARA) (**JEWELRYBOX**)
やわらかに風に揺られる若葉さえ広い世界の一つの命

032:世界(やや) (言の葉たち)
愛しぬく決意できずに紫陽花は塀の向こうの世界を覗く

032:世界(tafots) (1年で1000首をつくる)
テレビでは人形の値が知れ父はやがて「小さな世界」を歌う

032:世界(佐藤羽美) (hinautamemo)
深町君ちのクローゼットは異世界に繋がってるってクラスの女子が

032:世界(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
 中心と果て意外でも世界ではステキなことがあるはずなんだ

032:世界(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
 中心と果て以外でも世界ではステキなことがあるはずなんだ

032:世界(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
除湿機がうなりを上げる昼下がり斑の山羊が食む世界地図

032:世界(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
世界から君の名前が抜け落ちて夏が虫歯になればいいのに

032:(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
無意識の世界に生きる 私まだ甘酒だけが飲めないでいる

032:世界(天鈿女聖)再投稿 (うずめの花ビラ)
無意識の世界に生きる 私まだ甘酒だけが飲めないでいる

032:世界(珠弾) (seven seas tac)
異世界に旅立つひとを見送って独り法師のウエストゲート

032:世界 (一夜) (短歌るBlog)
人になど図かれはしないやり取りで 心通わすワンコの世界

032:世界(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
この闇夜爆ぜる焚き火も無き暗さ世界が滅ぶ音がすり寄る

032:世界(岡本雅哉) (なまじっか…)
今日からはあなたとつなぐ右の手の丸みを世界と呼ぶことにする

032:世界(すいこ) (すいこのうたおきば)
おかしいな今日は世界が謎なので歌をあなたの世界に送る

032:世界(本田鈴雨) (鈴雨日記)
世界堂フロアの白くひらかれて石膏像ら買はるるを待つ

032:世界(やすまる) (やすまる)
ああ世界にのはらはあって春ごとの朱色の花は伝播してゆけ

032:世界 (お気楽堂) (楽歌三昧)
大枚をはたいた挙句世界から種牡馬の墓場と冷笑される

032:世界(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
広々と世界開ける心地かな「あしたより夏休み」と聞きて...

032:世界(桶田 沙美) (31Words Runner)
撫でつなぎ愛を確かめあたしには世界の果ては君のゆびさき

032:世界(木下一) (リンダリンダタンカ)
参照記事:032:世界 炒めたよ君のパンティ 知りたくて世界の果てがほんとにあるか

[短歌][2009] 032:世界(ezmi) (語りえぬことを。)
しっかりと抱いているから眼を開けてごらん娘よこれが世界だ

032:世界(桑原憂太郎)  (憂太郎の短歌Blog)
アスペルガー症候群のA君は自分の世界の住人で居る

032:世界 (みなと) (海馬)
新しい世界の遊びかたを書いた本をひろげる 千切れた枯葉

032:世界(千坂麻緒) (薔薇十字蕩尽短歌)
    水底で世界のひかりをみていたら笑う笑ったあれは夏の日      

032:世界(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
表札に世界の涯と書いてある6号室が、ぼくの部屋です。

032:世界(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
世界中平和であればいいなあと思っただけの朝のコーヒー

032:世界(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
「愛してる」言葉にするの簡単で 君の世界に私はいない

032:世界(A.I) (Private Window)
あたらしい歯医者の指を待っている世界時計のそれぞれの針

032:世界(風月堂) (言霊士の座卓)
世界の果てを見た事がある果てには何もなく、ただ白く曖昧な霧が立ち込めて終わっていた世界の広さを求め、自らの場所を求めて彷徨った日...

032:世界(香-キョウ-)! (Sky on Blue)
塵さえも残さず消えてしまう って 二人で見てよう 世界の終わり

032:世界(香-キョウ-)再投稿 (Sky on Blue)
塵さえも残さず消えてしまう って 二人で見てよう 世界の終わり

032:世界(長月ミカ) (創作ブログ とかげのしっぽ)
いるのかな世界中でただひとりそんなわたしにしてくれる男性(ひと)

032:世界(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
微笑みも 澄む眼差しも肩を越す キミが両眸に宿す世界は

032:世界(空色ぴりか) (美利河的題詠百首2009)
ピッチャーはすっくりと立つマウンドから世界のすべてを見おろすように

032:世界(斗南まこと) (野ウサギのように)
今日もまた世界を救う旅に出る一日二時間限定勇者

032:世界 (さかむけのゆびきり。)
あの日からこの世界での相棒は綿のはみ出たぬいぐるみだけ

032:世界(宮田ふゆこ) (ソーダ・ファウンテン)
世界中もう秋だって言われても銜えパピコで横切っていく

032:世界(しおり) (ヒロの独り言)
世界一愛した人は君じゃなく自分だったと膝を抱きしめ

032:世界(田中ましろ) (ましたん)
ふかふかのベッドのうえで朝焼けのきれいな世界作りませんか

032:世界(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
教室にいつまでもある光景を僕たちだけの世界と呼ぼう

032:世界(兵庫ユカ) (Blog [ .bypass ])
誰も飢えては誰も撃たれてはないように都市の名がある世界の天気

032:世界(月夜野兎) (明日 晴れるといいな)
世界を敵にしても君を守るとか何を根拠に語ってたんだか

032:世界(椎名時慈) (タンカデカンタ)
キミが住む世界はきっと晴れたんだ こちらは雨でこっそり泣ける

032:世界(小林ちい) (ゆれる残像)
触れ合っている肌だけを感じれば満たされていく小さな世界

032:世界(さと) (すばらしい日々)
九の苦しみ 一の悦び 素晴らしき世界 今 何不足なく

032:世界(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
逆立ちができないせいでまっすぐな世界以外を見るのが苦手

032:世界(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
日焼け止めぬってかなくちゃ遅れても明日世界の終わりが来ても

032:世界(kei) (シプレノート)
世界史の教師が語るビザンティン帝国史には蜥蜴が宿る

032:世界 (斉藤そよ) (photover)
不条理が不条理を呼ぶ世界からおとぎばなしがつむがれるから

032:世界(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
白たへの検索窓の向かふ側わたしの知らぬ世界を覗く

032:世界(扱丈博) (取扱)
眼は永遠(とわ)のさなぎか 世界は湯を識らず薄皮だけかもしれないトマト

032:世界(おっ) (だいえいの短歌専門店)
友達の世界ばかりが先をゆく自分はいつも少し醜い

032:世界(文月育葉) (冷たい夜の向こう側)
世界には幸か不幸か運命のふりが上手な恋がいっぱい

032:世界(今泉洋子) (sironeko)
かろきもの重たげに持ち重きものかるく持つ茶道と似し歌の世界

032:世界(我妻俊樹) (半ドア)
無責任にきれいになりながら雨を飲む右翼手に初秋世界を託す

032:世界(泉) (tannka たんか 短歌)
風と来る虫の音著きけふの日は世界の端に腰掛けてをり

032:世界(内田かおり) (深い海から)
 しめやかな森の木々ありその肌の陰影閉じたる世界へ続く

032:世界 (勺 禰子) (ディープ大阪・ディープ奈良・ディープ和歌山)
新世界→ニューワールドと言ひ換へしときに立ち顕るニュー・ワールド

032:世界(冬鳥) (ことのはうた)
哀しみが世界を明るく染めてゆく鉄塔ひとつ空をえぐれり

032:世界(hjr) (_blank)
なみだ味コーヒー飲んで凹んでもあしたのために世界は回る

032:世界(鯨井五香) (くじら(独唱))
病室の祖母がゆっくり読み終えた「八十日間世界一周」

032:世界(遠野アリス) (gymnopedie)
世界樹の幹に抱きつき瞼を閉じる いのちの鼓動が聞こえてくるよ

032:世界(空山くも太郎) (ケータイ短歌 備忘録)
君と会い世界がぎゅんと縮まった ちょうど二人が包まれるぐらい

032:世界(佐山みはる) (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
新世界の真中にたちてけつたいな神祀りをり通天閣は

032:世界(Makoto.M) (放物線にあこがれて)
朝顔の青がちいさくひらく秋世界チャンピョンしずかな人で...

032:世界(だや (それから人鳥の朝食を買いに)
いくつもの呼び名がついて世界とは犬の走った領域だろう

032:世界(Ni-Cd) (反実仮想)
起きぬけに君の不在をつげられて世界はとても広くてひどい

032:世界(星桔梗) (風船がわれるまで ?)
バリヤ張り自分の世界を崩さないそんなあなたの弱みを探す

032:世界(yunta) (詠 ~ツキノチカラ うたのもり~ )
世界なんかどこかでまわっていればいいあなたがいればそれでいい

032:世界(よっしぃ) (J2ロードを共に歩こう。 ~goo annex~)
新しい世界へはばたく教え子を 見送る仕事に夢を詰め込む

032:世界(夢雪) (浪漫)
ここで泣きここで笑ってここで知る私の生きる愛しき世界

032:世界 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
これからも世界のすべてを祝う日も呪う日もあるはず誕生日

032:世界(フワコ) (きくとわたし)
故郷が見つけられない子供部屋の壁に貼られた世界地図には

032:世界(みち。) (滑空アルペジオ。)
世界には届かなくても歌おうと決めた八月視聴覚室

032:世界(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
椋鳥の椋鳥による椋鳥のための世界を風がよこぎる

032:世界(英田柚有子) (阿呆船)
運命の人は世界のどこかではなくて近くにいないと困る

032:世界(山の上のパン) (なしなし やしやし)
グローバル的な思想がはびこってふたりぼっちの世界とのたまう

032:世界 (寺田ゆたか) (永訣のうた)
まだ生きて地の果てまでも旅せむと世界地図見る病の床に

032:世界(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
夏色に染まった記憶を紐解いて褪せない世界に佇んでいる

032:世界(ぱん) (向日葵 と 月)
世界には闇と深呼吸しかなくてふたりちいさなこどもたちになる

032:世界(茶葉四葉) (ゆざまし)
辻褄があわないけれどSFの平行世界でならば添えるね

032:世界(羽根弥生) (ことらのことのは)
ねぇ、ここが、世界なんだよ、それぞれの、わたし、の、中に、すべては、あるの

032:世界 (ezomijikauta)
いまだって世界征服ゆめみてる あなたに告げる結婚前夜

032:世界(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
ジャカランダ、南の桜、いつの日か世界を覆い尽くすむらさき

032:世界 (Air Station)
ああこれは愛だと思うさけびたいので中心をさがす 世界の

32:世界(HY) (天然通信)
愛を込め世界に向けてマイケルは地球を癒せと歌い遺しぬ

032:世界(鳴井有葉) (そのためのブログ)
あなたには無価値なそれを吐き捨てて私にください世界の札を

032:世界(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
あの日からこの世界での相棒は綿のはみ出たぬいぐるみだけ

032:世界(宵月冴音) (銀星亭~Villa Argentee D'Etoile~)
青い雲がいつか車内に満ちてきてそこで世界も終わる 寂滅

032:世界(なゆら) (リッスン・トゥ・ハー)
ぐいつとうでをひきよせる世界がとまるみみをすました