題詠blog2008

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005:放

2008-01-01 22:07:08 | 001-010の歌
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005:放(赤城尚之) (うたかた)
放牧をしない牧畜家のような君に飼われてぼくもう5さい

005:放(柴やん) (明日はきっといいことがある)
ドロー前解き放ちしシュート決めハイタッチをして手荒い歓迎

005:放 行方祐美 (フーガのように)
放物線に憧れながら過ぎて来し学生時代ただ透明に

005:放(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
山巓ゆ見放(みさ)ける果ての峰峰の果てに列なる夏雲の峰

005:放(猫) (ことばあそび)
放たれた一打で決まるその世界 弱い私は生きていけない

[題詠2008]005 放(此花壱悟) (此花帖)
放埓の人と呼ばれし叔父のこと今日はビンから指が抜けない

005:放(もよん) (もよん日記)
明けていく 東の空の 薄紅に 窓開け放ち 白い息はく

005:放(もよん) (もよん日記)
明けていく 東の空の 薄紅に 窓開け放ち 白い息はく

005:放(冬の向日葵) (冬の向日葵)
すれ違う赤いポルシェに白髪の奔放を見る暖かき朝

005:放(蓮野 唯) (万象の奇夜)
焼き捨てた恋文の灰冬空へ放てば雪と混ざり舞い散る

005:放(駒沢直) (題詠blog参加用。)
休日のオフィスの時計 放課後の気配にも似たよそよそしさで

005:放(史之春風) (はちぶんめblog)
放っとけば2日で3つ空になる牛乳とじゃこ まだ伸びないな

005:放(詠時) (短歌の花道)
古紙回収どれだけ戻ってくるのかと稚魚放流す心地してくる

005:放(晴家渡) (晴家渡の二酸化短歌)
野生でも飼育でもない動物が放たれているサファリパークは

005:放(米庄引汰) (白粉花)
思い出は綺麗な内に捨てないと腐って膿んで異臭を放つ

005:放(新津康) (NOTHING WORKS)
放たれた自由はとうに風化して、未だナイフは掌の中。

005:放(はらっぱちひろ) (テクテク)
今だって会いたい君の懐かしむ過去から僕を追放してよ

005:放(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
ダム放水入浴禁止の露天風呂川の流れがただ響くのみ

[題詠] 005:放(鳥獲) (一ヶ月100冊読書生活)
√から放たれた5は富士山のふもとで鳥になるのだそうだ

005:放(椎名時慈) (タンカデカンタ)
運命の糸は切れない放し飼い この胸でしか眠れないはず

005・放(玻璃) (玻璃と水晶)
それさえも想いの嵩を増すならば   放たれて なお忘れじのきみ

005:放(宇津つよし) (PUNK!BOOM!BANG!-EX)
屁を放つ深夜のオフィス「俺生きる」 ウンコが出ないようなケツ圧

005:放(ゆきすずめ) (朝焼けの赤と青)
合鍵とアイラブユーを放り投げ君の回収じっと待ってる

005:放(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
モンゴルに放ったならば彼の国のルールじゃないか相撲協会

005:放(西原まこと) (羽根があること)
放射状に広がる道の真ん中に何処でもゆけて動かない足

005:放(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
深夜一時仕事し終えて寝床にてラジオ放送五分だけ聴く...

005:放 (kei's anex room)
005:放放たれし深き未練の海底にもがくわれかもああ恋しきは汝よ

005:放(船坂圭之介)再投稿 (kei's anex room)
005:放放たれし深き未練の海底にもがくわれかもああ恋しきは汝よ

005:放(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
放置した携帯電話を探し出し居なくなってた自分を見つけ

005:放(やましろひでゆき) (短歌とか短歌とか短歌とか)
放送部の歴代部長の故意のミス全校生徒が聞く「告白中」

005:放(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
放埓に放恣をかさね衰ふる国とし言はばやすらひなむか

005:放(本田あや) (明晃晃)
夕方に見るのがいちばんきゅんとくる 放課後がなくなった今でも

[うたう]005:放(しろうずいずみ) (花と石ころ)
 放課後に孤独はうたう ハンドベル、両手にもってリンリンリンと

005:放(草蜉蝣) (草蜉蝣)
誘われて放つ香りの梅園を歩く貴方も誇らしくみへ

005:放(泉) (つれづれ亭)
放たれし稚魚の如くに君といふ広くて深き海を目指しぬ

005:放(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
放課後はシオカラトンボを捕まえる 君の町へと飛んで行くため

005:放(究峰) (現し波(うつしなみ))
放ちたる言葉の刺が舞い戻り傷つきたるはただ己のみ...

005:放(那美子) (100首詠む2008)
放たれし言の葉探す  駅前に降り行く雪に凍えながらも

005:放(空色ぴりか) (美利河的題詠百首)
放浪をしていたといふそのひとの静かに蕎麦をすするくちもと

005:放(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
心配をよそ目に今日も朝帰り放蕩息子心を知らず

005:放(はこべ) (梅の咲くころから)
放生会桃の弓にて葦の矢を放って邪気を追いはらうとう

005:放(千歳) (夏山千歳の手記)
見てごらん 放牧の羊 ぼくみたい 死なぬ程度に餌をもらって

005:放(振戸りく) (夢のまた夢)
明け方に放射冷却されるのは雲の毛布がないからだとか

005:放(haruko) (森のぬくもり)
驚いて放そうとする手の甲を包み支える手の温かさ

005:放(藻上旅人) (創作のおと)
今日もまた青い地球に60億 愛を背負いて放たれている

005:放(原田 町) (カトレア日記)
「ひとりにして」言い放ちたるわが前の紅梅白梅いま真っ盛り

005:放(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ)
思いっきり肩を回して放つから黄砂を破れわたしの手首

005:放(村上きわみ) (北緯43度)
奔放な風のことばを聞きながら岬は夏をみごもるだろう

005:放(天昵 聰) (きりはりなりけり)
私には「うん」と言えない訳があり 放っておいた 期限が過ぎた

005:放(萩原健之) (猫とピストル会議室)
深夜の街を放浪する猫の瞳から零れ落ちる星の欠片

005:放(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
高鳶に放てよ飛礫なまぬるき風に応えて松籟は鳴る

005:放(松下知永) (題詠ショコラ)
放たれてショートカットにしたように首のうしろがほろほろします

005:放(小椋庵月) (みのたけのしぃの実)
放し飼いされてもエサの時間には家族の顔で私になつく

005:放(矢島かずのり) (蟲短歌)
千葉からの転校生が方言であると主張をする放課中

005:放(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
 目の奥に天使が放つ矢が刺さる恐さで恋はメル友のまま

005:放 (新井蜜) (暗黒星雲)
若駒ははだれの中に放たれり父母を去ると決意せし朝

005:放 (穴井苑子) (猫のように純情)
毎日が球技大会 ぼくたちは放物線に飢えているから

005:放 (志保) (ころろん堂)
魂を 空に向かって 解き放ち さあ飛び立とう 黄金の騎士

005:放(天国ななお) (お月様は許さない)
二十年前に見つけた天使から放たれた矢は刺さったままに

005:放(みずき) (空)
降る雨に放電灯のなほ冴えて揚羽のごとき影を落としぬ

005:放(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
上空は右腕たかく放たれる あなたにむけて描かれる軌跡

005:放(藤野唯) (Sugarmint)
放してと言われれば放してしまう きっと私は恋に向いてない

005:放(梅田啓子) (今日のうた)
鯉池に放り込まれしえびせんの油膜のにじむ 謀られたるや

005:放 (あしたのわたしは)
放課後の西の空には赤い玉 黄砂に乗ってふわふわふわり

005:放(小籠良夜) (《冥の逸脱》)
放たれて白き鳩なる恋心 放たぬままにキマイラと化す

005:放(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
夕闇にはぐれて駐輪場の隅 放っておいてと拒む指先

005:放(川鉄ネオン) (今週の俺が俺が)
背中からしらけたセリフ放たれて空の青さえ薄くなる午後

005:放(清水ウタ) (“疾走パラノイア”)
放つ精腹中受け入れ眠る夜愛情なんか満たされぬまま

005:放 (F.S.D.)
祕め續けた僕の思ひよ歌になれ 放送局にメールを送る

005:放(鳴井有葉) (そのための日記)
綱引きの綱放したら遠くまでよく飛んでいく凧のようだね

005:放 (一夜) (短歌るBlog)
母なれど子の人生は操れぬ 解き放たれた行く先は見ず

005:放 (一夜) (短歌るBlog)
母なれど子の人生は操れぬ 解き放たれた行く先は見ず

005:放 (斉藤そよ) (photover)
「ご自由にお取り下さい」ひだまりは春のお空に放たれている

005:放(野坂 りう) (のーずのーず)
君ってさ 砂糖と塩が降る浜で 優しく追放したりするよね

005:放(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
なめらかな放物線ではないけれどキャッチボールはつながっている

005:放(こはく) (プラシーボ)
気まぐれな放物線は気まぐれな誰かのための祈りのきざし

005:放(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
春のため種子たちのため放ちやる鳥 もうだれもさみしくはない

005:放(伊藤真也) (クラッシュボク)
律動に合わせて白い煩悩をネピアに放つ 息を殺して

005:放(たちつぼすみれ) (花・鳥・風・月)
曇天に「いってらっしゃい」八文字が放物線を描いて落ちぬ

005:放(カー・イーブン) (ほぼ31音)
ハイビジョン放送で観る月面が美しすぎてCGに負ける

005:放(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
春疾風 愚図着く私の苛立ちを 空の彼方へ放ちて流る

005:放(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
お前達を放り出したき衝動を口にせしとも 明日は来らむ

005:放(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
祝くやうに「出ていく出ていく」と唱ふ空つぽなれや放※の果て

005:放(川瀬菜穂) (あしたのわたしは)
放課後の西の空には赤い玉 黄砂に乗ってふわふわふわり

005:放(月夜野兎) (明日 晴れるといいな)
手放せば肩の荷おりるとわかってるそれができない不器用さが罪

005:放(池田潤) (神様、ぼくは。)
優しいと言われるためにしたすべて夕日きらめく川へ放(はな)った

005:放(丸山汰一) (短歌 Before Sleeping)
  飲み屋から解き放たれたひとたちの笑顔の中を通り抜けてく

005:放(松田丸二) (tanka de bitter)
踝がそんな所が愛おしいなんて 全身解放中よ

005:放(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
―<村山槐多に>尿(しと)放つ裸僧描きし鮮烈な燃え立つ赤をひとは忘れじ

005:放(花夢) (花夢)
熟れすぎた果実のように純粋なものがときどき異臭を放つ

005:放 (あまのなづな) (ちこつづり)
手放しに喜べなくてもいいじゃない 道は凸凹因果応報

005:放(天鈿女聖) (白線まであがって。)
= あの時の 放送室に 戻っても 私の不幸は 多分、消えない =...

005:放(青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
裏路地に放置されてる自転車に知らない町が匂うつかのま

005:放(水都 歩) (水都blog)
放たれし小鮎の跳ねて水に消ゆ犀川べりに杏咲く頃

005:放(暮夜 宴) (青い蝶)
奔放な言葉ばかりが先走り置いてきぼりのからだが寒い

005:放(橘 みちよ) (夜間飛行)
ガラスの天使捨つれば光る放物線春夜をよぎり川面に消えぬ

005:放(みらい) (優しさと笑顔に包まれて)
難しいあの土地この土地いいとろこなかなか読めぬ放出の文字

005:放(和泉悠陽) (つきあかりのいずみ。)
10年も前の幼き恋心 やっと放てる ばいばいあの頃

005:放(柚木 良) (舌のうえには答えがでてる)
最初からビー玉だった 校庭が放射冷却されて三月

005:放(太田ハマル) (**hamal通信**おっこちた変光星)
キミからの缶コーヒーが空に描く放物線の距離がやさしい...

005:放(大宮アオイ) (百首歌にチャレンジ)
切れそうで切れぬ幽かな蜘蛛の糸指を放せば消えてゆくのみ

005:放(秋ひもの) (あの日冷たい葉っぱがひとつ)
愛ならば愛する人の苦しみを放っておくべき時を知ること

005:放(我妻俊樹) (vaccine sale)
名犬が二匹 名犬が三匹 名犬が放し飼いされてゴミ漁る

005:放(美久月 陽) (眠り舟)
報われぬ想いばかりがつのる夜に放物線をくしゃりとつぶす

005:放(サオリ) (みどりいろのめのかいじゅう)
金魚鉢の中の水が温くって、冷凍庫の中 金魚を放つ。

005:放(野良ゆうき) (野良犬的)
美しい放物線を描きつつ落ちてゆくのは夕陽ではない

005:放 (鹿瀬叶) (*After-Image*)
さよならと 心の中で 呟いて 今日を限りに 放してあげる

005:放(橘 こよみ) (aglio-e-olio)
青春の神様などにわけもなく抱きしめられて走れ放課後

005:放(稲荷辺長太) (マシンガンスキップ アドリブマニュアル)
放射する熱を生んでる根源の得たいが知れず席を替えたい

【短歌】「題詠blog2008」005:放 (心の詩人~夢幻の世界~(心を一休み、させてみませんか。))
解き放つ 心のひだに わだかまる 偲ぶ想いを 涙へ溶かし

005:放 (惠無) (なんでもない一日)
きみの手は受け止めるから解き放てこころまでとは言えないけれど

[短歌][2008] 005:放(ezmi) (語りえぬことを。)
足下より風が包んでいるように抱け大気を放て光を

005:放(健太朗) (モノクローム文芸館)
今し方 闇夜へ向けて 放たれた 愛 メッセージ 祈り スカイプ

005:放(ハナ) (象の求愛ダンス)
髪の毛のひとすじまでがそれぞれに放物線を舞って 春恋

005:放(文) (f_blueな日々 題詠blog2008 )
一瓶の葡萄酒トリュフチョコレヰト 放埓の宵いざはじめやも

005:放(祢莉) (泡沫)
放埓なその唇の紡ぎだす愛の言葉を信じたならば

005:放(emi ) (時計をはずして)
うっすらと春の香放つ巻き髪は揺れて休日の午後

[◆]005:放(コノキ) (キノコの栽培≫)
放り投げ枯れた葉っぱのその下で 知らず根をはるボクノムイシキ

005:放 (みそひともじの味噌スープ)
前歯2本放った言葉はもう2度と戻りはしない胸の痛みも

005:放(秋月泛) (precious stone)
悪念の降り積むほどに夢をみる展翅板より放るる蝶の

005:放(園美) (ことひより)
教室の隅で眺めて驚きぬ 人と人とのアーク放電

005:放 (Die Füchse brauen)
真夜中のひとり缶蹴り 完璧な放物線を描いて消えた...

005:放(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
放課後の教室君を待っている偶然装う不自然な吾

005:放(蓮池尚秋) (ハスタンカ☆ブログ)
言わなくていいことばかり正直に君は話すというより放す

005:放(伊藤なつと) (やわらかいと納豆2008)
思い出がイイトコドリで甦り放っておけずに結局電話

005:放(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
リラ冷えのわたしの胸の音を聞く解放されることのないひと

005:放(さくら♪) (さくら草紙 ~第参章~)
春の野ですくいし希望遙かなる碧瑠璃色の光を放つ

005:放(岡本雅哉) (なまじっか…)
教室の窓を大きく開け放つ逃げられないと分かってはいる

005:放(月子) (月の寝言)
足元のボールを君に投げ返す 放物線で君と繋がれ

005:放(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
思い出と言うほどじゃなく放課後の夕陽みたいにあなたみたいに

005:放(文月育葉) (冷たい夜の向こう側)
どうしても繋げられない僕たちの手と手が静かに放熱してる

005:放(深町ななみ) (Sleeping Bag)
占いと青空に靴放ったら隣の塀を飛び越えて「しまった」

005:放 (葉月 きらら) (組曲を奏でるように・・・)
強い目に淋しさそっと見え隠れ 放っておけない愛しい人よ

005:放(やすたけまり) (すぎな野原をあるいてゆけば)
あの町のFM放送局へ飛べ 色鉛筆でしるす宛先

005:放(村上はじめ (spidyな日々)
投げられたレモンが空に溶け込んで 放物線を描き出す

005:放(yuko) (31文字の風景@BLOG)
ランニングしてみようかな吹く風がふと春の香を放つ夕暮れ

005:放(本田鈴雨) (鈴雨日記)
新しき水に放たれぴるぴるとはしやぐ井守のあたらしきふん

005:放(幸くみこ) (わらびもち食べたい)
タクシーの深夜放送 シャッターを照らす街灯 背もたれ深く

005:放(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
流れるか飛ぶか墜ちるか流星の放射点から占う未来

005:放(村本希理子) (きりころじっく2)
たましひが放たれてゐる牧場に帰るのでせう?それならいいよ

005:放(吉准吉) (真夜中の缶蹴り)
駅前の放置自転車すり抜けて急ぐ私はさながらメロス

005:放(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
部屋のすみ放りっぱなの文庫本君が最期に置き去りにした

005:放(きくこ) (きくこ)
うす闇の御堂に佇む菩薩像淡きぬくもり放ちて陽みつ

005:放(あみー) (正直なたましい)
俺はもう日照権を放棄して地上のもぐらとして生きてく

005:放(きゅん) (えむたん2)
今じゃなきゃ、今じゃなきゃやだ。放課後のチャイムが世界に亀裂を入れる

005:放(西巻真) (ダストテイル-短歌と散文のブログ-)
問題児追放集会会場に蒼白いひかりが漏れている

005:放(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
解放を怖れるこころ閉ぢたまま見る外界はうつくしいから

005:放(kei) (シプレノート)
春月の光の描く放物線私は一人つくづく一人

005放(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
放たれた蒼い波長は千光年先の哀しき胸に同期す

005:放(白田にこ) (さようなら)
あさってを放るみたいな軽やかなきみはそういうスキップをする

■005:放(ME1) (FILL mobile)
  僕たちは放たれただけの関係で 暮れ空に逢うはずない孤月 /ぼくたちは はなたれただけ のかんけいで くれぞらにあうはずない こづき

005:放(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
呪縛から解き放たれて憑き物が落ちたみたいだ結婚したら

005:放(越後守雪家) (越の国)
放課後の校舎の脇にひとりきり逆さに沈む夕陽と溶ける

005:放(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
手放しで喜ぶなどということはこの先もたぶんできないだろう

005:放(ほたる) (ほたるノオト)
手放した夏のリボンは丁寧に葬られゆく僕の瞳で

005:放(新井恭子) (MINI'S LIFE blog)
放射性物質のような生き方で朝の空気に溶け込んでいる

005放(七十路淑美) (七十路ばば独り言)
瞬きの青き光りを放ちつつ「きぼう」は巡る冬の高空

005:放(紺乃卓海) (作品小箱)
萌芽その無垢なすがたがうとましく背後に放つあおむし二匹

005:放(五十嵐きよみ) (晴れ、ときどきため息まじり)
恋人が放っていった習慣のひとつふたつの中の鼻歌

005:放(和良珠子) (the strange of stranger)
しあわせは無知であること一生を野に放たれず眠る羊も

005: 放 (寺田ゆたか) ( “たまゆらのいのち”)
意図もなく放たれし矢がわが胸にグサリと立ちぬ射手は笑まへど

005:放(キヨム) (ぼくはこんなことが好き。)
桜の花 舞う下で叫ぶ 放ち鳥一人ぼっちなのもう飛べないの

005:放(永時) (Holy Noises)
食べ放題を二名様 ご一緒に言い放題はいかがでしょうか

005:放(拓哉人形) (銀鱗歌)
ん で終わるしりとりみたい。繋がらぬ会話を空へ放つ夕暮れ

005:放(Asuka) (明日はハレルヤ)
荒波に この身を放つためらいは 明日また同じの自分への予告

005: 放 (佐藤紀子) (encantada)
開け放す窓より入る春の風 草の香りもかすかに運ぶ

005:放 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
ルリビタキ色が濃くなる空深く放物線を描き消える歌

005:放(絢森) (夢の名前を呼んではいけない)
放射する光の線は鋭くて頭骨に沈む手傷が疼く

005:放(宮田ふゆこ) (ソーダ・ファウンテン)
一面のコスモス ふたり立ち止まり放送事故のような沈黙

005:放(里木ゆたか) (木犀の灯り)
風に向け放り投げしはわが想い行き着く先はすでになくとも

005:放(萩 はるか) (Betty's second Bar)
残雪に指輪を棄てる放物線さがしてきてねまた愛してね

005:放(遥遥、再投稿) (たんかのきりかた)
放射するという言葉がふさわしい君の熱さをまぶしく思う

005:放(夜) (官能小説しぐま)
弾丸のように君の胸元射抜けばいいのに空に放ったホームランボール

005:放(kaneshu) (夢見巨人)
「捨てられた」惨めな犬もいつの日か「放たれた」身を 誇りに吼える

005:放 (砺波湊) (トナミミナト2008)
放校になった過去持つ我が祖母の二の腕の内に彫られし星座

005:放(市川周) (ミルミルを飲みながら)
しあわせの放棄を謳う憲法が制定されて雨の週末

005:放 (村木美月) (うたりずむ)
いつの日かやがて散りゆく花ならば君が手に折り水に放せよ

005:放(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
勢いで放ってしまった言葉悔いトイレでひとり鏡見つめる

005:放(渡邊 琴永) (言葉と泳ぐ。)
風の放ち、綿毛は躍る滑らかにふと横目にて空を見上げる...

005:放(メイダイ) (蝶の羽音を追いかけて)
少年がカゴに捕らえたその声を黙って放つセミシグレの中へ

005:放(yurury**) (Scene-Flow into space)
風船はきみの身空に放たれて夜半には雲居の瞬く一星

005:放(本田瑞穂) (おなかの前で歌をかかえて)
日の丸は広いところに放たれた青い胴着に縫いつけられて

005:放(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
何もかも放り出したら楽になる……はずもなくって月を見ている

005:放(小早川忠義) (ただよし)
大阪に縁なけれど君の住む街覚えたり「放出」の読み

005:放(吹原あやめ) (ちいさくひかりかがやくもの)
欲望は春の褥に放たれて あなたのもとへようやくここへ

005:放(虫) (次郎)
泥水がにじむ体を持ち上げてシュートのように洗濯機に放る

005:放( 吉浦玲子) ([湖]湖蓮日日(これんにちにち))
放物線ノートに美(は)しく描きし夕ひたぶるに花は散りぬ 少女期

005:放(オオタセイイチ) (angle。)
解き放て!とふ聲響き稲妻は體を焼きつ天に刺さりぬ

005:放(琴乃) ()
青いとりを飼おうふたりで 誰にも話さないでね、放さないでね

005:放(音波) (短歌のなぎさ)
光とか熱とか放つまでもない ただそこに居ろ 俺の太陽

005:?(天野 寧) (三十一文字の毒薬?)
手?した夢の代わりに得たものは 週5の仕事 妻 マイホーム

005:放(水-mina-) (余韻嫋嫋)
春ですよ花愛でるように軽やかに放任主義の恋をしましょう

005:放(岩井聡) (あと100年の道草)
貝殻追放などの結果はメールにて午後の給水塔が眩しい

005:放 (雨谷佳以) (しがらみにしがみつく日記)
放り上げ足もとを見て気がついた占えるのはたったの二回

005:放(滝秋おうか) (OOPS!)
あちらから放たれていた電波とは血液のこと(通話が切れる)

005:放(繭コトハ) (コトバ交差点)
火葬場の祖父が世界に解き放つ百万回の「愛していました」

【短歌】「題詠blog2008」005:放 (変身忍者 ヒロ)再送 (心の詩人~夢幻の世界~(心を一休み、させてみませんか。))
解き放つ 心のひだに わだかまる 偲ぶ想いを 涙へ溶かし

005:放 (短歌のブログ)
夕焼けの 波の揺れるに身をまかせ 放つ赤さの 光輝く

005:放(小林ミイ) (題詠マラソン2008)
鶏が死んで一番泣いたのは放課後いつも一人だった君

005:放(香-キョウ-) (Sky on Blue)
気付かずに束縛してたキミの心 ごめんね、と 今 解放します。

005:放(翠) (☆A la mode☆短歌の日記帳)
放てない光があって わたしには三原色のどれが足りない

005:放(青山ジュンコ) (take it easy)
いつまでも鳴らない電話待っている放置プレイも甚だしくて JUGEMテーマ:小説/詩

005:放(海子) (歌)
放ちやる魚の身するりと飲み込みてさわさわと揺らぐ春の水面は

005:放 (沼尻つた子) (つたいあるけ)
体勢も脱衣も呼吸も言いなりでひたすら他人な放射線技師

005:放(秋月祐一) (カピバラ温泉日記)
気がつけば再放送も終はつてたそんな感じできみとぼくとは

005:放(イツキ) (FINE DAYS)
しがらみを断ち切り開放されるため僕はあなたも捨てて行きます

005:放(長月ミカ) (創作ブログ とかげのしっぽ)
田園の景色に心放たれて故郷を捨てし我はいずこに

005:放(Yosh) (☆生短歌☆)
・自分では一番見えぬ”自分あり” 消防士が放火を行う

005:放(ドール) (花物語?)
地球へと追放されてしかたなく人間として生きる者たち

005:放(あおゆき) (メソトリウム)
かんたんに放ち過ぎたよ 滅赤(けしあか)という名の紅を丁寧に塗る

005:放(たかし) (象と空)
放課後の運動場に人影なく静かな雨にサクラ絡んで

005:放(さかいたつろう) (流星文庫)
別にモスが好きって訳じゃないけれどいっつも二人で来てた放課後

005:放(アスパラ) (地味に曲がった。)
全身のバネを使って真緑のマラカス振るう夏の放課後

005:放(水音) (~言の葉~)
大空に 描く軌跡は 放物線 キミとボクとの 夢の架け橋

005:放(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
虹色の放物線になる途中だった二人の夏の濃い影

005:放(やや) (言の葉たち)
かけがえのない魂をとき放つ空どこまでもかなしみの青

005:放(野田 薫) (COLORFUL∞PILE)
放たれた矢を目で追えばもう既に夏は終わっていて森の中

005:放(翔子) (花こみち)
  放たれて行くところなし青い鳥いつもの止まり木春霞の中

005:放(五七調アトリエ雅亭) (題詠専用ブログ)
放課後の校庭走る貴方見て胸ときめかすこれが恋なの?

005:放(内田誠) (その言葉の行方)
どちらかが放せばとどく星空を見上げて眠る僕たちの夏

005:放(兎六) (一人暮らしの日記)
十数個ソフトボールが繰り返し放物線を描く夕焼け

005:放(峠加奈子) (青い鳥同盟)
あの時と同じ制服着なくても君と歌えばいつも放課後...

005:放(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
弾かれたように空割る放物線君が駆け込むファーストベース

005:放(A.I) (Private Window)
大自然ならぬ深夜のファミレスに放牧されているこどもたち

005:放(星野しずる) (タンカdeシズル)
銀色の影の放射を駆けめぐりジントニックはつめたい獣

005:放(里原志穂) (空の下で)
放たれた言葉は意味を持たぬままあなたの前で落ちてしまった

005:放(高辻まゆみ) (駄文帳)
自制した放射能 声なく首都去るゴジラの背中かなし...

005:放(下坂武人) (s.w.)
ひと言をいまわのきわにのこすにも放送コードを気にかけている

005:放(間遠 浪) (壊れたわたしの百の欠片)
夢に棲む少女(おとめ)百歳凄いこと言い出している解き放ちたい

005放(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
放たれた光を両手で受けとめて今朝からわたしがあなたの太陽

005:放(Re:) (31-100@Re:)
放課後の静かになった教室で誰にも言えない秘密が欲しい

005:放(しおり) (ヒロの独り言)
いいかげん 開放してよ粘々と 君の呪縛は 粘着性で

005:放(紫月雲) (resume 1970-2008)
迷いとかどうでもよくて祝福の光はすでに放たれてある

005:放(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
放置されし自転車の上にしんしんと降れる花びら 春死なむとぞ*ルビ 上=へ

005:放(みち。) (暴走シンドローム。)
この海を泳ぎきってと泣きながらわたしはあなたを産んで放った

005:放 (土州) (犬自慢)
百万の矢は放たれど唯一の運命の矢は我を射抜かず

005:放(川瀬みどり香) (食歌)
何もかも放りなげてきたはずなのにもう味噌汁が夢にでてきて

題詠blog005:放(はづき生) (生さんま定食)
放られた球の手触り確かめてあいつの胸に一直線だ

005:放(やすまる) (やすまる)
今しがた黒い言葉を放ってた後ろ姿のかみのうすさよ

005:放 (Wolf-Stone's confessio amantis)
   真夜中の3時に撮った証明用写真の髭に放埒の日々

005:放(石の狼)再送信 (Wolf-Stone's confessio amantis)
   真夜中の3時に撮った証明用写真の髭に放埒の日々

005:放(藤原湾) (ことの葉の雨雫)
もういいとふくれて放置してみれば 裾を小さく引く指があり

005:放(サヨ) (サヨノウタ)
遠浅の記憶の海の向こうへと放物線を描くサヨナラ

005:放(白辺いづみ) (Iduming☆World)
透明のチューブに微かな笑い声病舎の支えはニッポン放送

005:放(寒竹茄子夫) (Sing Me Back Home Before I Die)
放牧牛に近づく虻の翅ひかり致死量の水銀奔るわが夏

005:放(今泉洋子) (sironeko)
重力に解き放たれてさみどりの宇宙(そら)へ飛びたきリラ咲く朝

005.放(いろは) (いろはのゆっくり短歌日記)
いい加減開放されたい君からのごめんの声は鮮やかなまま

005:放(ruru) (花鳥風月諸々。)
鳥高く飛び立つのなら 我もまた心に淀む想いを放て

005:放 (勺 禰子) (ディープ大阪・ディープ奈良・ディープ和歌山)
マッコリを飲んで現(うつつ)の世界から少し放たれ「おやすみなさーい」(^-^)/~~

005・放(近藤かすみ)  (気まぐれ徒然かすみ草)
玄関に放り出されたランドセルの脇より生える木琴のバチ

005:放 (如月 綾) (お気に召すまま)
監守などいない牢屋の中に居て解放を待つ14の春

005:放(かずみん) (ふわふわ卵のオムライス)
放してと言ってもこの手を簡単に放してくれないあなたでよかった

005:放(ゆふ) (草のこゑ抄)
晴れすぎてまるで放心したようにはるか彼方に聳える空よ

005:放(冬鳥) (ことのはうた)
おそらくはそれも一つの恋だから 世界の果てへおまへを放つ

005:放(氷下魚) (氷下魚が私的な文字遊びをする時に・・・)
6月の晴れた空の下キーを入れアクセル踏んで新車と遊ぶ

005:放(内田かおり) (深い海から)
 こころひとつ放たれており眼に映る夕映え深く泳ぐ虚ろは

005:放(桶田 沙美) (31Words Runner #011)
大好評放映中のラブドラマ再放送は百年後です

005:放(桑原憂太郎) (桑原憂太郎の短歌Blog)
この件は放つておいてもいいけれど会議もないので生徒を呼んだ

005:放 (雪海) (snow-sea)
放課後のない生活に慣れてきて それでも恋は始まるらしい

005:放(ジテンふみお) (雲のない日は)
「工場長お電話です」の放送に胸張る癖の工場長は

005 : 放(弓) (日々ぐるり。)
犬放つ先に広がる芝の目に光るさざ波飛び立つ小鳥

005:放 (minto) (@100@)
束縛を放てるやうに半時を散歩に出かけリラックスせり

005:放(FOXY) (ぎゃらりーFOX通信)
放伐が放伐を呼びし周辺にはつか明るし五帝の禅譲

005:放(綾倉) (乙女)
一つだけ甘えていいかこの俺の醜態見てろと言い放てり

005:放(駿河さく) (花どろぼう)
君とただ放送室で抱き合ってボブ・ディランから朝が生まれた

005:放(イチコ) (恋log)
恥ずかしい過去の記憶を忘れたい 空に放して無くなればなあ

005:放(宵月冴音) (銀星亭~Villa Argentee D'Etoile~)
放たれし弓の震えを内に秘めわが心臓はしずかに打てり

005:放(濱田花香) (紅葵爽♪)
自ず失意!掬ひ手の平、賜(た)ばるには---身、細らすやり豪放を選べ!

005:放(小野伊都子) ( cahier bleu)
放課後のチャイムはきみもきみのこと見ている私も包みこんでく

005:放(原 梓) (題詠blog百首を走る。)
放校と退学の違いについてなど説くから14時半がうつろう

005:放 (風日記*花日記)
ゆるやかな放物線をなでるひとまぁるいことはしあわせなこと

005:放(仁尾智) (タンタカタンカ)
はじめてのはずが再放送っぽい「ピタゴラスイッチ」みたいな毎日

005:放(久瑠木ぱる) (星屑メトロ。)
放火魔は貴方なんでしょ?胸の奥貴方のせいでキラキラ熱い

005:放(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
葉のうえにあさつゆあまつぶひとつなく八月は放心の向日葵

005:放(井関広志) (はじめの家)
鳴くセミにカラスは鋭く身を放つ しばらくの静かそして食(は)む音

005:放(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
放っ散らかしてたあなたの思い出も2トントラックに積んでいくね

005:放(山田もん) (57577)
好き、好き。と気持ちばかりの押し付け合い放物線を描きっぱなし

005:放 (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
放水を終えたあかるさ六月の朝の風が乾きはじめる

005:放 (お気楽堂) (楽歌三昧)
放課後というときめきの残像をセーラー服と一緒に屠る

005:放(新藤伊織) (月が堕ちるころ-classic-)
作られることがないまま放られた弁当用の野菜をすてる

005 放 (虎小平の人間関係・性格占い)
国営の 放送局の バラエティ 台本どおりで アドリブがない

005:放(東京テレポート博士) (猫背の犬養先輩はネズミにそっくり)
放課後ってどうしてこんなに切ないんだろう って言ったら いいから追試は黙ってやりなさいと先生に怒られた高校5年生の夏

005:放(K.Aiko) (「夢幻館」-別館-)
全身が光 わたしが放つもの つよく煌めき とどけ 未来へ

005:放 (簡単短歌「題詠だ」)
「恋の矢はなるべく外さず放つべし」見習いクピドの今日の1限。

005:放(夏端月) (Cantabile!)
自由など欲しくなかった放たれてしまった迷子の小鳥の歌が

005:放(佐山みはる) (月待ち人の窓辺)
湯に放つパスタの9分 イタリアの青の洞窟はいまだ見ざりき

005:放(春畑 茜) (茶話なごやん)
うち海につづく放水路のみづの秋の日のあを車窓にひらく

005:放 (夏椿) (夏椿)
本心を放てぬわれに無花果はみづからあかき胸ひらきをり

[題詠blog2008]005:放(坂口竜太) (さんじゅういち×えぬ)
神さまに宛てた手紙を風船と共に放った返事はこない

005 放 (まなまま) (のんびりパンダ)
君の手を放してしまった公園の夕暮れブランコゆらり揺れてる

005:放(みゆ) (*** ことのはあそび ***)
君のためかけた言葉は空回り 放物線を描いて落ちゆく

005:放(yui) (Romantic irony)
これ以上食い尽くすのか奪うのか 私に向かって放たれる雨

005:放 (八百長鑑定団) (八百長鑑定団)
ハゲてなお相撲を愛す放駒 白鵬見たさにアンコール乞う

005:放(不破慎司) (バズンガウン)
放たれた 恨みの深さ 見返して 我が心なれど 空恐ろしく...

005:放(陸王) (Always Walking with Yu)
瓦礫の山・怪獣の死骸 放置して 飛んで帰ろう 月9を見よう

005:放(和次郎) (路上のギリギリ単位)
貴方がね 放つオーラは ヴィリジアン 湖底に沈む ヘドロの色よ

005:放(八朔) (I am still here.)
棄てられて放生池に棲みついたアカミミガメと語るべきこと

005:放(藤矢朝子) (トイレのうず/たんかん)
君が放つエネルギーは保存されきっと誰かの役に立ってる

005:放(つばめ) (ツバメタンカ)
鳥かごの向こうの空に放たれた小さな翼の希望と孤独

005:放(天井桃) (天然通信)
放っといてくれという子の泣き顔に母なる我はなす術もなく

005:放 (水の中)
放課後の足音ふえて猫たちはベンチを捨ててそこに集まる

005:放(翔) (ノーベル賞にほど遠く・・・)
モノクロの写真のように止まりたる両手で?める放牧の牛

005:放(翔) (ノーベル賞にほど遠く・・・)
モノクロの写真のように止まりたる両手で?める放牧の牛

005:放(翔) (ノーベル賞にほど遠く・・・)
モノクロの写真のように止まりたる両手でつかめる放牧の牛

005:放(翔)再投稿(11)明らかな誤字の為 (ノーベル賞にほど遠く・・・)
モノクロの写真のように止まりたる片手でつかめる放牧の牛

005:放(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
放課後に立たされたから覚えてる七の段とか長野さんとか

005:放(平岡ゆめ) (le petit cahier)
カナリアを放ちたくなる心とは開かないジャムの壜の冷たさ

005:放(星桔梗) (風船がわれるまで 2)
天空に解き放たれし数々の粒のひとつに吾もなりたし

005:放(なゆら) (リッスン・トゥ・ハー)
ラムレーズンアイスを舐める子放って酔ったあたしはシャワー浴びるん

006:ドラマ(なゆら) (リッスン・トゥ・ハー)
メロドラマ12話分のため息でくもった窓に君の名を描く

005:放(峰松 隆) (短歌てくてく)


005:放(峰松 隆) (短歌てくてく)
放つまで気付かず何も見えはせず疑う心信じる心