だいぢのEasyBassing

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関東を中心に釣りや散策に出掛けていましたが…。
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富士見市指定文化財 「コロボックルの碑」(埼玉県富士見市)

2009年05月08日 | 散策記
「側ヶ谷戸古墳群」散策の帰路、車のナビを見ていたら、「コロボックルの碑」なる文字が目に入った。

「えっ!コロボックル?」
「そういえば、吉見百穴もコロボックルの住居だと言われたことがあったしな。古代の遺跡に関する碑かもしれない。」
半信半疑ながら訪れてみることにした。

ナビ通りに行くと、富士見市の市立保育所の脇に「貝塚稲荷旧跡碑」と刻まれた石碑が建っていた。

解説板を読むと、やはり、コロボックル説を唱えた明治時代の人類学者、坪井正五郎(弥生式土器の発見者の一人)の影響を受けた東京帝国大学の調査に関連する碑であった。

今では、日本の先住民はアイヌ説が主流で、コロボックル説は一般に受け入れられていない。
だが、そのような論争があったことを示す歴史的資料としては貴重なのかもしれない。

ここには、石碑が建っているだけであったが、周辺では縄文海進の影響を受けた遺跡が多く発見されているようだ。
今度ゆっくり散策してみようと思う。



【史跡データ】
名称:富士見市指定文化財「コロボックルの碑」(貝塚稲荷旧跡碑)
所在地:埼玉県富士見市山室2
時代区分:旧石器時代~平安時代
形態:貝塚・集落跡など
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