今回は熊本県八代市にある「黒渕河川自然公園」に行ってみた。
川原へは以前にも訪れたことがあるが、今回は城跡散策で訪れてみた。
(現地解説板)
黒渕城(黒駁城)
恵良惟澄正平3年(1348年)九月の申状によれば、 正平元年(1346年)少弐頼尚が八代を攻撃した時、
本城はいったん頼尚の手中となったが、恵良惟澄が向城として米山に陣取って奪い返したという。城主名については不分明である。
城跡は、河俣川の湾曲に沿って南西方向へ突き出した山稜末端部の小山(標高118.5m・東側麓の道路よりの比高約30m)に位置しており、
「城の平」の字名を残す。山頂部分はミカン畑となっており(公園整備前)、楕円形状の平坦部が観察されるが、
削平の度合いは荒く、東側部分の鞍部にも堀切は観察されない。顕著な遺構としては山頂周囲の斜面に観察される「削り落し」のみである。
北東側麓の「黒淵(字名)」 の集落に関連した砦跡の感が濃い。
なお、 『肥後国誌』には「種山城南朝 ノ時ハ黒淵城トモ云シナルへシ」 と記されており、 興味深い。
熊本県教育委員会 熊本県文化財調査報告第30集 熊本県の中世城より
山頂の主郭部
「黒渕河川自然公園」は河俣川沿いにあり、川辺広場、芝生広場、展望広場、山城跡展望広場からなる自然公園である。
遊具などはないが、遊歩道が整備され、夏には川遊びができる。
きれいな水が流れる自然豊かな川辺である。
【散策地データ】
名称:「黒渕河川自然公園」
所在地:熊本県八代市東陽町2499
形態:公園
駐車場:有(無料)
川原へは以前にも訪れたことがあるが、今回は城跡散策で訪れてみた。
(現地解説板)
黒渕城(黒駁城)
恵良惟澄正平3年(1348年)九月の申状によれば、 正平元年(1346年)少弐頼尚が八代を攻撃した時、
本城はいったん頼尚の手中となったが、恵良惟澄が向城として米山に陣取って奪い返したという。城主名については不分明である。
城跡は、河俣川の湾曲に沿って南西方向へ突き出した山稜末端部の小山(標高118.5m・東側麓の道路よりの比高約30m)に位置しており、
「城の平」の字名を残す。山頂部分はミカン畑となっており(公園整備前)、楕円形状の平坦部が観察されるが、
削平の度合いは荒く、東側部分の鞍部にも堀切は観察されない。顕著な遺構としては山頂周囲の斜面に観察される「削り落し」のみである。
北東側麓の「黒淵(字名)」 の集落に関連した砦跡の感が濃い。
なお、 『肥後国誌』には「種山城南朝 ノ時ハ黒淵城トモ云シナルへシ」 と記されており、 興味深い。
熊本県教育委員会 熊本県文化財調査報告第30集 熊本県の中世城より
山頂の主郭部
「黒渕河川自然公園」は河俣川沿いにあり、川辺広場、芝生広場、展望広場、山城跡展望広場からなる自然公園である。
遊具などはないが、遊歩道が整備され、夏には川遊びができる。
きれいな水が流れる自然豊かな川辺である。
【散策地データ】
名称:「黒渕河川自然公園」
所在地:熊本県八代市東陽町2499
形態:公園
駐車場:有(無料)