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熊本県民になりました。

埼玉県指定史跡 「石田堤 (石田堤史跡公園)」 (埼玉県鴻巣市)

2014年07月28日 | 散策記
「古代蓮の里」で蓮の花を観賞した後は、帰路途中で行田市、鴻巣市にある埼玉県指定史跡「石田堤」へ寄ってみた。
「石田堤」は1590年(天正18年)豊臣秀吉の小田原城攻めに際し石田三成が忍城水攻めのために築いた堤防である。


この石田堤碑と解説板は行田市堤根にある。2014.07.28

(現地解説板)
県指定史跡 石田堤 昭和34年3月20日指定
この堤は、天正18年(1590年)6月、石田三成によって、忍城水攻めのために築かれたことから、石田堤と呼ばれています。
天正18年3月に始まる、豊臣秀吉の関東平定に伴い、北条氏に味方する、成田氏の拠城である忍城は、同年6月、石田三成、大谷吉隆、長束正家らによって包囲されてしまいます。
石田三成らは、地形を見て、忍城を水攻めすることにし、全長28キロメートルに及ぶ堤を、わずか一週間で作り上げたと言われています。実際には自然堤防や微高地を、巧みにつなぎ合わせたものと思われ、現在残っているこの堤も、自然堤防上に、1~2メートル程盛土をしたものです。
こうして堤が完成し、利根川・荒川の水を引き入れたのですが、地形的に、忍城や城下町よりも下忍・堤根方面に水が溜まってしまい、遂には堤が決壊 して、水攻めは失敗に終わります。しかし北条氏の降伏により、忍城は遂に開城するのです。
今日では、ここ堤根に約250メートルの堤を、残すのみですが、江戸時代、日光裏街道沿いに植えられた、樹齢300年余の松や檜葉が並ぶ様は、往時をしのばせる、貴重なものと言えましょう。
平成元年3月 石田堤を守る会 埼玉県教育委員会 行田市教育委員会


「石田堤史跡公園」は鴻巣市にある。

「石田堤史跡公園」は、石田堤を中心とした史跡公園である。 
新幹線の高架下にはシンボルモニュメントがあり、堤の構築の様子を音声で説明する仕掛けがあるほか、
堤の解説が記された石板などがある。
また、道路を挟んだ反対側には、堤の断面が分かる施設があり、その上からも堤の様子を観察することができる。


新幹線の高架下にはやぐらが組まれていて音声や石板で堤の解説がされている。


堤の断面が分かる施設。                     施設の上からの堤の様子。

【文化財データ】
名称:埼玉県指定史跡「石田堤(石田堤史跡公園)」
所在地:埼玉県鴻巣市袋字台326-1
時代区分:安土桃山時代
形態:堤跡(石田堤史跡公園として整備済)
開園時間:終日開放
入館料:無料
駐車場:有(無料)
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