週末外泊 2010年10月29日 | 大腸がん 父の闘病 病院の天井を見るのはもう嫌だ 家に帰してくれ、家に帰してくれと せん妄状態でもくりかえし訴える父の言葉は本心だろうと思う。 週末だけでも家に帰してあげたいと思ってはみたものの 介護用ベッドその他の設備を今から手配するには、時間がかかって もしかしたら、間に合わなくなってしまうかも知れない。 第一そんな事だけで、週末外泊させる事が出来るのかも分からない。 それでも、病院の生活は父から生きる気力を失わせているようで 食欲もなく目にも生気がなくなって来た。 あとどの位時間があるか分からないけれど 週末外泊出来るように考えてあげようか・・・。
謙虚 2010年10月24日 | 大腸がん 父の闘病 せん妄の治らない父。 病院に行ったら、いきなり「何をやってるんだっ!!」と怒鳴りつける。 (要するに私が今週2回しか病院に行かないから気に食わないらしい) 今週は、夜中に何度か私に電話をするので、携帯電話をよこせと威張ったらしい。 確かに、こんな病気で、病院のベッドで過ごすのは、どんなに辛い事かと思う。 それでも、こんな時、父が仕事を言い訳に母の病院に殆ど言ってなかった日々を思い出してしまう。 どんなにか、配偶者である父に来て欲しかっただろう。それでも、愚痴もこぼさず、黙って耐えていた母。 それが、今度は自分の番になった途端、耐えられなくて、私を呼びつけては怒ってばかりいられると溜まったものではない。 「ちょっと歩けなかっただけなのに、お前に騙されて病院に入れられた。」などといっている。 (現実は、酸素なし、痰の吸引なし、おむつなしでは、行動が出来ない) どうか、最後まで、少しでも可愛そうだと思わせて下さい。 モラは最後までモラだと、思わせないで下さい。 これから、あなたが滞納した、介護保険の後始末についても市役所と話さなければいけない私の気持ちが少しでも分かりますか? 分かりっこないですよね。あなたは、いつも自分中心で人の事なんか考えない人だから。 病院に行かなければいけない自分と、病院からかえると、強烈な頭痛にみまわれる自分。 また「うつ病」が復活しそうです。 私を病院に行けない状態にしないで下さい。 どうか母の100分の1でいいから、謙虚な人であって下さい。
またもやせん妄 2010年10月20日 | 大腸がん 父の闘病 10月10日の入院から、39度代の熱がずっと下がらない父。 肝臓の手術の時もそうだったように、高熱⇒せん妄 体の状態も良くなくて、酸素チューブ、尿導管、ポートからの点滴、チューブは自分の首を絞めるロープに見えるらしい。 また、アリがうじゃうじゃ動いているとか、訳のわからない事を、話はじめた。 時々、我に帰っては、「自分がいる場所が夢の中なのか、現実なのか、よく分からなくて、変なものが見えるんだ」と言う。 主治医の先生とも話した結果、どんな治療をしても熱が下がらないので、ポートを抜いてよくなる場合もあるので、抜いてみましようか? という話になった。 病室に戻って話相手をする。私のむいたみかんを、ひとふさひとふさ、美味しそうにほおばる姿を見ながら心の中で話しかける。 「早く熱が下がるといいね。また、週末もみかんをむいてあげるからね。」
高熱 2010年10月18日 | 大腸がん 父の闘病 先週入院した父。 かれこれ1週間、39度以上の高熱が続く。 サチレーションは95~97位をさまよっている。 昨日、会いに行ったら、「とうとう駄目です」と言った。 「熱が下がれば食べれるようになるから、そしたら、ご飯食べて帰ろう」と励ますのが精一杯。 1%酸素の吸入が続く。 痰のからみもひどく、呼吸困難を起こしている。 神様、せめて、熱ぐらい下げて楽にしてあげて下さい。 私も先週から、不眠症。目を閉じると、あの苦しそうな顔がちらついて、熟睡できない。
真夜中の電話 2010年10月11日 | 大腸がん 父の闘病 一昨日、深夜3時半に父からTELがあった。 「立てないから ベッドを入れてほしい」 あまりにも眠かったので、後ほどそっちへ行く」とだけ伝え電話を切った。 少し経って頭が冴えてくると、一人暮らしの父は、ベッドを入れたところで、 面倒みてくれる人がいないので、自宅にいる事は無理なのである。 それより何より、立てなくて不自由してるのでないかという事の方が気になった。 もう一度電話をかけ直す。 「立てなくて困っている事は?」「おしっこ垂れ流し」だという。 でも自力で何とか着替えたそうだ。 あすの朝まで何とかなると言うので、申し訳ないが子供の用事を済ませてから出かけた。 実家についてみると、そこにはぐったりした父がいた。 最初小さな声で呼びかけた時は反応がなく、 もしかしたら・・・と一瞬思ったほどだ。 すぐに病院に連絡を取ると、運よく主治医の先生が当直でいるとの事。 弟をたたき起して病院に連れて行った。 診察の結果サチュレーションが多少下がっているものの、 胸水が溜まって圧迫している所見なしとの事。 「明日は誕生日で少し可愛そうな気もするけれど入院させる?」と先生が言って下さった。 仕方ない。。。この状態で一人置いておくわけにもいかない。 入院手続きをしている間に血液検査の結果が出たらしく、先生に呼ばれる。 「腫瘍マーカーの数値がとても高いです。休み明けにCTを取り、 結果によって今後の抗がん剤治療の継続を決めましょう」という事になった。 その時に他の数値の事まではおっしゃっていなかったが、白眼に黄だんが出始めた様な感じがする。 私の気のせいであればよいが。。。 本人も「最近は暇さえあれば寝てばかり。嫌んなるねぇ・・・」と訴えていたが やはり、麻薬パッチを貼ると、半眠半覚せいなのは、誰もが同じようだ。 ちなみに、過去2年間の推移をもらったので、備忘録 08/10/23 08/11/26 08/12/26 09/01/24 10/08/09 10/09/17 CEA 6.0 6.3 6.3 9.4 42.4 95.1 CA19-9 81 207 310 230 900 1900
XEROX副作用 2010年10月04日 | 大腸がん 父の闘病 9月27日にXEROX2回目の治療をした父から、夕方 週末あった時は元気そうだったので、 副作用はまだこれからかと思っていた矢先の事だった。 副作用が出たそうだ。 「フケが出てどうしようもない」と言うので、頭皮と思ったが 首下から背中とお腹らしい。 「手足症候群」とは聞いたが、そんな事は初めて聞いた。 「そんな事聞いた事がない」と言ってしまえば、モラの割りにA型で超神経質な父はいてもたってもいられないだろう。 あまりひどい所は、ケラチナミン軟膏など塗ってみたらと言ったら、少し安心したようだ