昔からどちらかと云うと、油絵よりも水彩画や水墨画が好きだ
油絵が持つ質感や立体感の表現は、一瞬息を呑むほどの素晴らしさがある
一方、水彩画や水墨画は絵の具の質から、圧迫感の無い解け込み易い印象を受ける
油絵ではキャンパスの隅から隅まで絵の具を塗るが、水彩画や水墨画は絵の具を塗る
部分と、塗らない部分が存在する
この絵の具を塗らない部分も含めて1枚の絵を成立させているところに好感が持てる
キャンパスの全ての部分に絵の具を塗らなくてはならない規則もないし、塗らない部分が
あって、そのことがより一層、絵の具を塗っている部分を引き立たせていることもある
目の前のタスクに対して、それを実現するには何をどうするか
最初はどうしても色々詰め込み過ぎて消化不良になる
少し時間が経って冷静になると、余分なものを整理し必要な部分のみ残す作業を行う
必要部分の整理が終わると、タスクを実現するための工数とスケジュールを考える
その際には、特殊なケースを除いてバッファ(緩衝・調節期間)を加味する
このバッファは、予定通り順調にタスクが進めば、使われることのない無用の長物となる
だが、想定外のトラブルが発生した際には、このバッファを有効に活用できる
さらに、もともとバッファがあることを認識していると心にゆとりができる
冷静に物事に対処ができ、最初から確実で無駄の少ない方法を取って、その結果失敗が
少なくなるケースが多い・・・こういった副産物も出てくる
水彩画や水墨画、タスクについての何もしない部分を作ることが
とても大切な、不可欠なことのように思える
今宵はこれまでにしとうございます
p.s.1枚目写真は、大好きな日本画家である東山魁夷の『山峡朝霧』
2枚目写真は、90cmのNA水槽(2011年2月時点)
3枚目写真は、90cmのNA水槽(2011年5月現在)
4枚目写真は、90cmのNA水槽(2011年5月現在)
90cmの水草水槽(2枚目写真)だが、ゴチャゴチャ感があったので今回手を入れた
全体的に流木を左奥側に移動し、右側の何もない空間を大きくし奥行き感を出してみた
加えて7種類以上もあった水草を、基本的にミクロソリウムとヘアーグラス・ショート
の2種類だけにした(3,4枚目写真)
今まで背景にあった背丈の長い水草は全部排除した
夫 「なぁ、なぁ、2枚目と3枚目の写真だったら、どっちが良い?」
妻 「2枚目!」
夫 「.......なんでやねん.......」
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