The Beatles "LOVE"

The BEATLESの「ニューアルバム」として発売された、"LOVE"
１１月の発売以降、気にはなっていたんだけれど、何となく食指が伸びなくて、買わなかったんよ。
たまたま年末に某CDショップを覗いたときに見つけたんだけど、何だかCDが「買え、買え！」って言っているような気がしたので、う～ん、どうしようかなぁと思っていたら、DVDオーディオ付きの高い方を持って、もうレジに並んでいました。（笑）

東芝EMI公式ＨＰ－THE BEATLES　"LOVE"

買ってからずっと車の中に入れっぱなしで、何回も何回も聴いたけれど、個人的な感想としては、よくできたアルバムだと思う。
アルバム"ABBEY ROAD"のＢ面みたく、曲の断片が織りなすタペストリーは美しく、ビートルズの楽曲の完成度の高さを再認識させてくれるし、何より音が格段によくなっているしね。
ただし、「よくできたアルバム」っていうのは、ジョージ・マーティンとジャイルズ・マーティン親子の「ビートルズの曲によるコラージュ作品」としてとらえた場合であって、「ビートルズのニューアルバム」としてのものではない。

ボク自身が認めるとか認めないとか言う資格は全くないけど、「オリジナルアルバムとしてどう思う？」って聞かれたら、個人的な意見でと前置きした上で、「オリジナルアルバムっていうよりはベスト盤みたいな企画モノだね。」と答えるだろう。
少なくとも、このアルバムからビートルズを始めるのはオススメしないなあ。
コラージュ作品としての完成度が高いので、これから入った後でオリジナルを聴くと、かなり違和感を覚えそうな気がする。

聞くところによれば、このアルバムにも賛否両論あるらしい。
オリジナルアルバムを聴き倒した方にはそれなりに楽しめると思うけど、何だか当時の熱気というかパワーが感じられないんだよね。
音はいいんだけど・・・何か物足りないっていうか・・・
初期の楽曲が少ないこともあるのかな？

このアルバムを聴かれた方々はどう感じましたか？

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