意味なし番長

タイトルどおりあんまり意味はないんですが・・・

2008年ライヴレポート 番外編(その2)

2008-12-21 | Music
The Rolling Stones "Shine A Light"
ピカデリーセンチュリー豊田ビル

この映画は、2006年にニューヨークのビーコンシアターで行われた、ローリング・ストーンズのコンサートを、ストーンズのファンでもあるアメリカ人の監督、マーティン・スコセッシが撮影したライヴフィルムなんですが、ただ単にコンサートの様子だけを撮影しただけの作品ではなく、過去から現在に至るまでのインタビュー映像などを交えることによって、メンバーの個性、そして何より40年以上続くバンドとしての絆を感じることができます。

私は過去にストーンズのライヴに2回足を運んでいたので、正直なところ「所詮映画だろ?」と思っていたんですが、かなり満足できる内容でした。
初めてストーンズをナマで見た時の感動を思い出しましたね。

当初はブラジル、リオでの野外コンサートという規模の大きなライヴを題材にする予定だったそうなんですが、スコセッシ監督はストーンズと観客との距離を縮めるという考えから、キャパ3,000人弱のビーコンシアターを選択したんだそうです。


映画はまず、スコセッシ監督とストーンズとのやりとりから始まる。
監督は完成度の高いフィルム制作を目指すのだが、ストーンズ側にとってはあくまで映画撮影用ではなく、聴衆に最高のライヴを見せたいという思惑がある。
映画を見る人、ライヴを楽しむ人、それぞれ別のオーディエンスにそれぞれが最高のパフォーマンスを提供したいという部分で摩擦が生じる。
そして、一向に監督の下に届かない当日のセットリストが、開演直前に届けられた!

あとは怒濤のライヴ。
臨場感があって最高でした。
私もスタジアムでのストーンズのライヴしか見たことがなかったので、これだけ近い距離でコンサートを見られた観客がウラヤマシイと思うと同時に、スコセッシ監督の狙いは見事に当たったなと感じましたね。

演技なのか、本気なのか、監督自身もいい味出してましたね。(笑)
最後の場面もでした。


最新の画像もっと見る