『僕、キキたん怖くておりられないよう』
『キキたん、どうして僕ばっかぁなの』 『きまってるじゃなぁい、わたいの好みだからよ』
『キキちゃん、そんなこといってていいの、ちっぺ返しにあっちゃうよ』
『なんかこの辺に宝物があるらしいロン』 『どれどれ見つけたら私いのもんよ』 『あるわけないじゃない、もしかしてということもあっがし、ぼくもさーがそ』
欲に目がくらんだ金曜犬でした。
『あら、まだ4時前なのにずいぶん暗くなってきたわね、こうなると、レオンちゃんちょっと怖いのよね』
『キキよくも、午前中の恨み晴らさないでおくものか』
『レオンしゃま、ごめんなさい』
『暗くなると自然に体が熱くなって、なにがなんだかわからなくなっちゃう』 『誰にでもいいからガゥーの気分になるんだ』
その餌食になったのは、借りた洋服を脱がせていたジンジーのおててなのでした。
『この恨み次回10倍にして返してやかんな、楽しみにまってな、おっかみ犬』
だからいったでちょ、ちっぺ返しにあうって・・・・