クレモナ カルテット

ヴィオラの音 ~来(Rai)週から未来へ ~

次なる試奏はRai国立交響楽団で行われました。

Raiはイタリア国営放送所属のオーケストラでトリノに本拠地があります。

3日間コンサートで演奏して頂きました。( うち一度はラジオ放送 )華々しいヴィオラのデビューです

オケのメンバーが使用する楽器に保険がかかるそうで(流石!!)

私の楽器にもありがたいことに保険をかけて頂き、丁重な扱いを受けました。



コメントは「楽器に関しては4弦のバランスがよく、ネックの形状は弾きやすいし、また力まずに弾けるのがいい。

音に関しては深くダークなヴィオラらしい音がしていて非常に好きな音。また共鳴音が沢山あって興味深い、プロ仕様ですね!」

と言って頂けました。



色々お話をしていて、驚いた事は、ピッチの高さです。

Rai国立交響楽団のチューニングが443Hz ( 日本だと442Hz ) で、

試奏して頂いた方はオケ以外にも室内楽をスイスでされているそうで、そこではなんと445Hz

バロックの時代には415Hzだったピッチが時代とともにどんどん上昇しています。

今後、弦楽器にとって負担がますます増えていくということです。

それに耐えうる丈夫な楽器を作ることが200年、300年後も通用する弦楽器になる大切な要素ではないかと帰途の星空を見上げながら考えさせられました。
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