見出し画像

海賊の末裔が乗るチビ山賊号 bandit150

ドカティ998S リザーブタンク?交換

知人の998S
私と向こうの都合が合わずリザーブタンク交換作業が年単位の放置になっていました〜
(^_^;)
予定を合わせたので作業再開❕

外し方がわからず 悩んだファンネル
国産では全く考えられない作り

ファンネルのインジェクター側
この出っ張りが

この金具のところに引っかかっているだけ
(^_^;)


インジェクターは日本のメーカーでは見た事が無い、上からのシャワー方式

1000cc2気筒なので スロットルボディがバカでかい
エアクリーナーボックスの下部を取り外し
ボックスの上部の蓋は無く(笑)
タンクの下面を蓋代わりにします。
気密性は間のゴムの変形だけに依存

左上の穴がエアダクト


さらに メインキーを外す必要があり

リザーブタンクがこんなところにあるので、
かなり分解しないと交換不可
イタ車はリザーブタンク?(この構造の正式名を知らない)にも高温と高圧のかかったLLCが流れます
キャップも圧力に耐える構造

Apriliaのスクーターでもそうでしたが、
この構造は各ホース類やリザーブタンクに負担が多くクラックが発生し易い
さらにプラスチックやゴムの質がイマイチな上に、取り付け方法が耐久性やトラブル防止概念を軽視
イタリア商品だなぁ〜
┐(´д`)┌ヤレヤレ
リザーブタンクかこんなところにあるので交換が本当に大変です^^;
ちなみにVバンクの間にももう一つタンクが有り、ここの交換はもっと大変そう(# ゚Д゚)

ヘッド周りの剛性は相当高そうな作りです❕
細いパイプをたくさん繋ぐのは作るのが面倒と思うんですが、生産台数が少ないドカティならでは?!
なんと、リザーブタンクはフレームのこの薄いゴムの上に乗っていただけ^^;
それをメインキー下部で上から押して固定(笑)
ヘッドライト左右のエアインテークから エアクリーナーボックスとの連結部分
パチンと固定するだけです。
間にゴムのシーリングが1つあるだけ^^;
本人は見えるところのLLC 漏れを気にしていましたが、もう23年前の車両 なので彼方此方に滲みや漏れがあります。
ちなみに ラジエーターホースとかが無茶苦茶高価で日本だともう入手不可が有るとか〜
┐(´д`)┌ヤレヤレ


リア周りの作り
ハブダンパー容量が殆どありません
シフトダウン操作が下手だと全ての負担がパーツの劣化に直結します。
改造ホイールと同じハブダンパーなので、本来1万キロ毎交換が推奨でしょう。
ちなみに昔で1個2000円以上します。
それが5個(苦笑)


日本語版の何やら作りが中途半端な内容のマニュアルをオーナーが持っていました。
当時で3万円!?

ステーリングダンパーの取り付け位置がシビアでミリ単位の指定です
こんなところにキーボックスがあるのでキーホルダーはつけられない(笑)
ナント❕
高価なOHLINSのステアリングダンパーが標準装備

彼方此方の耐久性を軽視した作りは、私は機械としては否定的。
エアインテークの気密性等もゴムがヘタったらすぐにアウト❗


このバイクを整備してて感じた事
昔のKTMのエンデューロ・マシンみたいに競技マシンに後から保安部品をつけたような作り
更に言えば ミシュランのカップ2の様に使用目的や環境を限定した上での高性能

整備中は、チャチな造りで極端に整備性が良い所や悪い所が有るのでボヤキばかりでした^^;

しかし,各パーツのデザインセンスの良さや造形美!
このトップブリッジやメーター周りの作りの美しさには本当に驚嘆します❗
日本車にはこのセンスは無いナァ〜
私は、バイクが格好良い!なんて言う事は殆ど無いのですが、このバイクのデザインセンスは高く評価します❗

ちなみにこの交換したリザーブタンクにLLCを補充しようと思うと、ガソリンタンクを外さないといけません(笑)
リザーブタンクのキャップの位置の設計ミスですね〜
タンク脱着そのものは、前は穴に突起を嵌めて後ろ小さなボルト 1本ですが〜

オーナーも言ってましたが、工業製品というよりも美術品
成程❗

エンジンは無事始動
本人は糖尿病で余命が限られて居るので売却の手配に入ります。





コメント一覧

コージー大阪
お早う御座います♪
bandit150さん

そうですね~
糖尿病で透析したら余命確定の覚悟が必要ですね~
腎臓病での透析なら30年殆ど生きた友人が居ましたが~
 
イタ車のドカは完全に趣味のバイクですね~ ^^;
GT-Rなら普通に足としても使えますが、フェラーリみたいなもんですからね〜
乗ったら無茶苦茶 面白いんですけど、
使用目的が ツーリングが半分位の私だと合わないです。
何よりもパーツの値段と耐久性が~
┐(´д`)┌ヤレヤレ
bandit150
透析まで行っちゃうと、ちょっと厳しいですね~。
昨日、ちょうど隣のハーレー氏が遊びに来て糖尿の話をしてましたが、透析となると5段階中の4段階くらいですね。
ちなみに隣は最近網膜に来ている3段階目です。
もう仕事は引退して隣は貸倉庫にしているのですが、仕事辞めちゃうと動かなくなるから早死にするんだろうなぁ。

しかしドカティはいじりたくないですね。
イタリアの工業製品は日本の工業製品とは対極的な存在だと思っています。
コージー大阪
こんにちは♪
浜のボチボチおやじさん

整備性が良い所と極端に悪い所が混在しているのがイタ車ですね〜
┐(´д`)┌ヤレヤレ
部品の劣化が早く、 値段が高いのが 弱点です^^;

オーナーさんは現在 72歳
男性は70代前半で一定数 亡くなりますからね〜
70代の前半をクリアしたら10年位生きれる人が多いんですけど
5年前から人工透析を始めました 。
人工透析は始めてから5年後の生存率は1割以下です。
これが 冷徹な事実です。

バイクに関しては、 バイク道楽で〜信じられないの バイクがまだまだ何台も家にあります(笑)
そちらの面は同情する必要はないかと^^;
つい 3年くらい前までヤマハのRX350と言われる昔々の2ストを持っていて、その車両はナンとヤマハが引き上げて レストアして〜
現在 ,ミュージアムに展示してある筈です。
浜のボチボチおやじ
コージー大阪さん
おはようございます〜

今回のDucatiの整備内容を拝見して、こんなに整備性が悪いのはイタ社ならではなのではないでしょうか?
お疲れさまでした!
しかも、最後の一文、ホントに切なくなってしまいました
それでも愛車をキレイにしてから送り出そうとする在り方、
泣かせます
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最新の画像もっと見る

最近の「GSX-R125 bandit150」カテゴリーもっと見る