「のだめ」のまんまのお江

上野樹里が、徳川２代将軍、秀忠の正室になる江（ごう）を演じている。

第一回からみているが、上野の演技が気になってしかたがない。
「のだめ」がそのまま戦後時代に現れたかのようだ。
二回目で「ひぇ～～」という場面があったけれど
テレビ画面に向って、「そりゃないよ」と突っ込みを入れてしまった。

多分、演出家の指導でしょうが、最初から最後まで
することなすこと、「のだめ」のまんまで終わってしまうのか、、？

いや、多分それはない。

脚本が田渕久美子氏だから、篤姫と同じで、ある境をもって
凛とした戦国時代の姫が出現するのだろうと期待しています。


この作品では、信長をトヨエツ（豊川悦司）が演じている。

織田信長を演じた役者といえば、反町隆史を思い出します。
「で、あるか」のセリフと共に、総じて派手な信長が良かった。
とくに本能寺で自害するシーンは、役者魂のこもった名シーンで
なんども繰り返し見たものです。

第５回が「本能寺の変」だそうだ。
豊川発案の“ＮＨＫコード破り”が実現するそうだが

トヨエツの信長か　反町の信長か　楽しみにしている。


昨日の第三回でも信長の二面性を田渕久美子の独特の解釈で
トヨエツの信長が語るセリフは、味がありました。
南蛮人に作らせたという中世の服　似合っていましたね！




最後にもう一人気になるのはお市の方。

かっては、『太閤記』で市を演じた岸惠子さん。
鷲尾いさこさんもお市を演じました。夏目雅子さんも。どなたも美しかった。

ちゃちゃ役の宮沢リエでもよかったのではと思ったけれど
そうか、、後に淀君を演じるわけですから宮沢の選択はなかったですね。


お市役の鈴木保奈美さんが女優の意地をみせてます。

「とても私と比べることはできないけど、夏目さんはお若くして亡くなった。信長の妹としての市の印象は強いけど、母としての市は見せていなかったと思う。そこは今回の見どころのひとつです」と張り切る。

鈴木保奈美さん４４歳　母としてのお市　なかなかいいですよ！