(地球にあこれがれるコスモ星の王女さま、ひかり☆ちゃん)
ある日、パパ王さまは、ひかり☆ちゃんを呼んでいいました。
「おお、ひかり☆、わが娘よ、おまえはこれからあの地球にいってくるのだよ。」
ひかり☆ちゃんは、大喜びです。「あこがれの地球にいける!地球のこどもたちとお友達になれる~!!」心はおどります。
ひかり☆ちゃんはパパ王様にうかがいました。「パパ王さま、ひかり☆は、ちきゅうでなにをすればよいのですか?」
パパ王さまはお答えになりました。「お前の頭には、7つのよい心が入っておる。地球にいって、同じ心をもった人たちをさがしておいで。」
そういって、ひかり☆ちゃんのアンテナにそれぞれ、「すなお」、「かんしゃ」、「おもいやり」、「ただしい」、「あかるい」、「せいりせんとん」、そして「まなぶ、」と書いてくれました。
でも、ひかり☆ちゃんには、むずかしくって、どれも意味がわかりません。
心配するママお妃さまに「いってきまあす!」を言って、流れ星に飛び乗りました。
早い!!早い!! たくさんのお星様を通り過ぎ、はやぶさも追い越して、あの、あこがれた青い青い地球についにやってきたのです。
ひかり☆ちゃんは、ふと、コスモ星でもみかけたあの乗り物をみつけて降り立ちました。
降り立ったのは、日本の東北地方、ロケットが立っている不思議な街、角田(かくだ)というところでした。 (つづく)