【豆知識】★紫外線をカットする「ヘア製品」？！ ★効果と真実★

紫外線カット成分入りのヘア製品の真実

 

髪の毛も紫外線から保護する必要があります。
紫外線は髪の毛にダメージを与える最も大きな原因です。
ブラシをすると、髪の毛のキューティクルが取れてしまいますが、
取れた部分に紫外線が浸透して髪の毛にダメージを与えます。

太陽に当たった部分がどんどん黄色くなっていく（色が薄くなっていく）のもこのような理由からです！

 

このように、髪の毛を保護するために紫外線カットはとても重要ですが、
残念ながら日焼け止め成分が入ったヘア製品はあまり効果がないのです。

◆効果がない理由
シャンプーとコンディショナーはすぐ水に流れてしまうからです。
それに、ほとんどの日焼け止め成分が水溶性（水に溶ける性質）であることを考えると、
髪の毛に日焼け止め成分が残っている可能性は非常に低いです。
また、日焼け止め成分は髪の毛にくっつきにくい性質を持っており、
もしくっついても髪の毛がべたべたして脂っぽくなるはずです。

日焼け止め成分が入ったもので、水で洗わないヘア製品もありますが、
ドライやアイロンなど熱を与えると成分は取れてしまい、
実はブラシをするだけでも日焼け止め成分は取れてしまいます。

ヘア製品のSPFは何の意味も持ちません。
FDA（アメリカ食品医薬品局）は、日焼け止め成分が入ったヘア製品の
紫外線カット効果を正式に認めていません。

いくつかの化粧品ブランドでは、SPFを表記して自社の製品が紫外線効果があると宣伝します。
しかし、残念ながらそのような製品で紫外線から髪の毛を守ることはできません。

確かに、日焼け止め成分を塗った髪の毛（サンプル）を紫外線に当たらせて
どれくらいダメージを受けるかを調べた研究では
紫外線カット効果を確認することができました。
ただ、これは実際に製品を使うときとは全く違う環境なわけです。

日焼け止めを髪の毛にたっぷり塗ってそのまま放置する人はいないからです。

 

 

 

 

日焼け止め成分入りのヘア製品に頼るより、
長時間、紫外線に当たるときには
帽子をかぶって紫外線をカットしてください。
帽子をかぶるのが髪の毛を保護する最も効果的な方法です！

 

 

 

 

 

 

 

 

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